Dear Wonder Full World

つれづれなるままに駄日記(w

このBlogはプロローグにすぎない・・・
とか言ってみるw

絶望には無謀で対抗するしかない

2012年05月07日 23時21分50秒 | レビュー

久々のレビューは
これまたもの凄い古いゲームです

『いつか降る雪』です

知らないのも無理はない
04年発売な上メーカーは2作品しか出してないとこだし

ただ『鬱ゲー』と呼ばれるものの中にはちょくちょく登場する名前なので
気にはなってたんだ。

で内容。

暗いです。

山奥のあるサナトリウムに配属された主人公医師が
そこの入院患者の少女たちといちゃいちゃ
って書けば救われますが

入院患者の少女達は全員不治の病にかかっています。
そしてみんな死に近いです。
物語上『サナトリウム』といわれていますが
イメージは『ホスピス』です。

正直内容は面白かったといえる。
割と良作なんじゃないかと。
ただまぁ、なんだ。
古いゲームだからって言うか、たぶん予算がそんなになかったからなのか

システムが雑です

セーブ箇所が10個と少ないのはまぁいいんです。もともとそんなに多用するたちじゃないし。
何がきついってキャラクター選択画面。
院内のどこかにいるキャラクターを探して出会うんですが・・・
基本ノーヒントです
移動回数制限はないので出会うまで続けられるんですが・・・
そもそもこの出会いに『会話のみ』と『エロアリ』の2種があるんですよ
やってみないとその内容はわからない。もう単純にトライ&エラーの繰り返し。

ここに来て、セーブがメニュー選択じゃなく、
日が変わる毎に一回のみ固定ってのが地味に効いてくる。
同じところを何度も通過する。
にもかかわらずスキップに既読・未読の区別がないので
うっかりスキップ使うと新イベントもスルーされて内容わかりません
あげくバックログもないので本気でめんどくさいです
一人クリアした時点で心が折れた。


ストーリー的には好きな部類です。
安易なハッピーエンドよりかっこいい死に様のほうが好きなので特に。
攻略可能人数は4人で、それぞれに『カオス』『ピュア』のEDがあるんですが・・・
有名な『まことカオスエンド』はどこにも救いがなくて素敵だった。
『まことピュアエンド』の方も良かった。あぁいうの好き。
・・・勘違いするなよ?『バッド』と『ハッピー』じゃねぇぞ?
人によってはどっちも『カオス』と感じるだろうがオレはあれで救われてると思う

シナリオはというと
粗が目立ちます。
・・・というより、たぶんこのダメシステムのせいでいくつかイベントすっ飛ばしたりしてたのでしょう
話が飛んだりありもしなかった伏線回収したりと大騒ぎですww
もう少し肉や血、体液なんかの描写がしっかりしてればもっと面白かったと思う
エロ的にも鬱的にも。


総評:お勧めはしないけど面白い
このシステムさえちゃんとしてればもっと普通に評価できたと思う。
本気でめんどくさいんだ。コレ。
もしやるっていうなら、システム側のスキップには触れずにCtrlを使うことをお勧めする
それでも選択によってイベントすっ飛んだりするけど。
正直このEDはどれも好きな感じだから、もったいないっていう気持ちが一番大きい。



追記:
ユーフォリアもコンプってました。
陵辱型鬱ゲーとかでちょっと話題になってた奴
まずやってわかったのは、コレが残虐過ぎるとか騒いでた奴は
フライングシャインすらまともにやったことないんだろうなぁってこと。
要は騒ぐほどじゃない。
つっても、『地獄のような残虐さ』ときいてタッチーを覚悟してたからかもしれんがww

前半部はスカ要素多めで、後半 物語が始まるとリョナ要素が増える
攻略難易度は低めなのでさくさく進むしそこそこ楽しめる
個人的には前半部だけで終わりでよかったかなぁって感じ
壊れてる感じの合歓が好きだったので特に。

ちなみに
散々ぬるいって言ったけど『なんだよじゃぁちょっとやってみっか』
って軽い気持ちでプレイすると開始10分で泣きを見る
あの東カリン嬢の迫真の演技をどう捕らえるかでこのゲームの良し悪しが決まると思う
あの演技と、においたつようなしつこい描写に引いちゃったら、そこで引き返すのがいい
無理して覗く必要がある世界じゃない。
でもどうしてもやるんだ!!
って言うなら、後半から本腰入れるといい。
ハーレム(?)ルート以外は普通にやれると思う。
勢いのある描写がうまい人なので、途中だれたりするところもあるけど、素直に楽しめると思う



コンコン

2012年05月05日 22時11分36秒 | 脳内劇場

♂「ん・・・」

♀「失礼したします」

♂「あぁ使い走りをさせてすまんな」

♀「いえ、それも私の仕事ですから」

♂「この匂いは・・・茶葉か?」

♀「はい。紅茶の葉が切れそうなのを思い出しまして、ついでに」

♂「そうか。そっちは手紙か?」

♀「あ、はい」

♂「・・・?お前宛のようだが?」

♀「はい、出先で年若い男性から頂きました」

♂「・・・恋文か?」

♀「求婚めいたこともおっしゃっていたので、おそらくは」

♂「・・・・・・」

♀「・・・・・・」

♂「・・・お前は、私のメイドだ」

♀「はい」

♂「私が死ぬまで、お前は私のメイドだ」

♀「はい」

♂「そして私はお前より早く死ぬ気はない」

♀「存じております」

♂「・・・」

♀「・・・」

♂「・・・私は、試されたのか?」

♀「滅相もございません」

♂「その割にはいたづらが成功したときの顔をしているぞ?」

♀「そうでしょうか?」

♂「・・・ふん。新しい茶葉を買ったんだったな」

♀「はい、お入れしますか?」

♂「頼む」

♀「かしこまりました」

♂「あぁおい、この手紙・・・」

♀「そちらの方にはすでにきっぱりと断りを入れてあります」

♂「・・・楽しそうだな?」

♀「そうでしょうか?」

♂「・・・紅茶を頼む」

♀「かしこまりました」




茶目っけだしたメイドさんという話
身分格差で結婚は出来ないけど主従として添い遂げることは出来る
そんな二人の静かなるいちゃつき。

俺の脳内で唯一こいつらだけ関係がはっきりしてるカップルだったりするwww