世の中には「名言」っていうものがあります
それはスポーツ選手が言ったものや
どっかのシンガーが言ったものや
はたまた学校の教師のものかもしれない
でもそれには著作権って無いんだよね
だって「言葉」だもん
それが「言葉」として機能してるうちはきっと著作権なんて発生しないんだ
でも「名言集」とかみたいに
「言葉」じゃなくて「文章」になるとそこにそれは発生しちゃうんだと思う
不思議やね
昨日バイト先で面白い本を見つけた
明橋大二・著
『輝ける子』
副題はちょっと長くて
「100mを10秒で走れと言われてもさ、いっくら努力しても走れない奴っているじゃん」
いい言葉だと思う
でもこの言葉をおいらが最初に見たのは
ヒロトのセリフだった
「100メートルを10秒で走れといわれてもさ、 いっくら努力しても走れない奴っているじゃん。 それをさせようとするから、勉強すんのいやんなっちゃうんだよな。」(ドブネズミの詩:絶版)
だから最初見たときは
あぁ~ヒロトだぁ~こんなの書く奴じゃないのに・・・
とかちょっと落胆してたんですが
中身見たら全くの別人
ざっと流して読んでみてもどこにも「ヒロト」の名前は無い
単に見落としかもしれないけど
とりあえず表紙と裏表紙には絶対載ってなかった
誰が最初に言い出したかなんて知らない
もしかしたらもっと別の誰かの言葉かもしれない
でも、なんだかすごく嫌な気分になった