Dear Wonder Full World

つれづれなるままに駄日記(w

このBlogはプロローグにすぎない・・・
とか言ってみるw

あなたの行く先に茜と山査子がありますように

2006年02月26日 11時04分59秒 | レビュー
「最も恐るべき化け物とは何か わかるかねインテグラ」

「・・・・・・ヴァンパイア」

「そうだ、その通りだよ。我らが宿敵吸血鬼だよ、インテグラ。
 では何故、吸血鬼はそれほどまでに恐ろしい?
 吸血鬼は弱点だらけだ。

 にんにくを嫌い、十字架を嫌い、聖餅や聖水は身を焼く。
 川・海・湖畔、流れる堀を渡れず、太陽に目をそむけ、聖書に耳をそむけ、
 ほとんどの吸血鬼は夜しか動けず、安息のねぐらは唯一ツ、暗く小さな棺だけ。
 
 それでも吸血鬼は無敵の怪物(モンスター)と呼ばれる。
 インテグラ、何故だか分かるかな。」

「・・・・・・・狼やコウモリを操る事?」

「それは決定的ではない」

「他人の血を吸い、いくらでも仲間と下僕を増やす?」

「それは確かに恐るべき事だ。だが、無敵かとはちょっと違う。
 もっともっと単純な事だ。」

「……………力が強い?」

「そうだ。吸血鬼はとっても力持ちなんだよ、インテグラ。

 反射神経、集中力、第六感、
 身体能力、特殊能力、耐久力、吸血能力、変身能力、不死性 etcetc

 しかし最も恐るべきは、その純粋な暴力………「力」だ。
 人間達を軽々とぼろ雑巾の様に引きちぎる。
 そして、性質の悪い事に、吸血鬼達はその力を自覚している。
 単一能としてでなく、彼らの理知(ロジック)を持って力を行使する「暴君」だ。
 吸血鬼との近接戦闘は死を意味する。

 いいかねインテグラ。
 吸血鬼とは知性ある血を吸う「鬼」なのだ。
 これを最悪といわず何をいうのか。


ご存知の方も多いと思います『HELLSING』4巻の冒頭シーンです

題名では気づかなかったあなたも、もうお分かりですね?

今回のレビューはこれだ!!

吸血殲鬼ヴェドゴニア

正直に白状しますおいら妖怪とか魔物とか大好きですwww
なかでも吸血鬼ってお気に入りの部類ですww

で、プレイした感想ですが

良く出来てる

そりゃ古いゲームだから
音声ないしCG拙いしたまにバグッって止まったりするけど

最初良くわからなかったものが段々とわかってくるし
そこかしこにある違和感への小さな説得もする
そして何より戦闘シーンのスピード感が良い

戦闘システムを使ったほうの戦闘はもちろん
(この戦闘システムもわかりやすくてよかった)
描写だけで終わる戦闘シーンも良かった

ただ惜しむらくはBGM
薄気味悪さをだすのはばっちりだったけど
折角の戦闘シーンが『迫力』の薄いものに…
(後おまけにミュージックギャラリーつけて欲しかった)

何気に気にいったのが
『武器の名前』
数は少ないですが
無骨なナイフに『サド伯爵の愉悦』とか
斧と散弾銃が一緒になった武器に『挽肉屋(ミンチメーカー)』
とか名付けるセンスに脱帽
かっこよすぎwww


総評:80点
メインヒロイン4人なんで一日でキャラコンできるかと
全体的に画面が暗いのは『吸血鬼』が題材だからしょうがないとして
戦闘シーン、割かしグロイです
そのグロさを小気味よく描写してあるせいで
なんかゾワゾワきます
『ニトロ』好きはもちろん『熱い』話がすきな方にもお勧め


追記:
モーラがね~…いい・・・
三者三様の性格の違う吸血鬼もイイ
っていうか
ギーラッハかっけぇ