ショッピング

フランスに来てからリビングがタイルになり、カーペットを敷き、座卓を置いて、主に娘たちが遊ぶために使っていたのだが、
皆がくつろいで過ごせる空間にしようと、ソファを購入することにした。引越したばかりのころ一度、ソファの購入を考えて
リサイクルショップなどを回ったのだが、あまり気に入ったものも見つからず購入しないままに夏を迎えると、タイルの床の
冷えも気にならなくなり、そのままになっていたのだ。

ところが最近、クリスマス間近という事もあってか頻繁に家具屋の広告が入り、値段も、私たちがリサイクルショップで
見ていたものより安かったので、一度見に行ってみようという事になった。

私も子供のころ、母に「買い物に行こう」と言われると、嫌だなぁ、めんどくさいなぁ、と思っていたのだが、我が家の娘たちも
買い物嫌い。「ソファを見に行こう」と言ったら案の定、「えー、やだぁ。おうちで待ってるぅ」。「まぁまぁ、ソファが
あったら皆でのんびり座れるよ」と半ば無理やり車に乗せ、家具屋へ。

久しぶりに行った家具屋は「今日はソファを見つけるぞ！」という目的があったせいか、大人になっても買い物嫌いな私にも
楽しかった。何故かはわからないが娘たちも、あっちのソファ、こっちの肘掛椅子と巡りあるき、おおはしゃぎ。今日は
Montelimarのショッピングセンターに初めて来たのだが、近くに3軒の家具屋と1軒のインテリアショップがあったので、
それらを梯子して、気に入ったソファを見つけて購入。納品は明後日の月曜日にという事になった。この頃には、娘たちは
くたくた。

近くにおもちゃ屋もあったので、娘たちに「サンタさんに頼むクリスマスプレゼントを見に行こうか」、というと、下の娘は
「疲れたけど頑張る！」とやる気を見せたものの、上の娘はおもちゃ屋の駐車場に居るにも関わらず、先ほどインテリア
ショップで見つけた訳の分からない飾りに決めたから車から降りたくないと言う。「この店はおもちゃ屋だから、おもちゃしか
置いてないよ。沢山あるから見た方がいいんじゃない？」と言っても行きたくないと言うのでしばらく車に居たのだが、
何とか説得して店内へ。

しかしやはり6歳の子供、一歩店内に入って溢れるほどのおもちゃに囲まれると、途端に目を輝かせて元気が蘇った。
下の娘は、何度選ばせてもぬいぐるみを選ぶのだが、今まで見た中で一番気に入ったと言うイルカのぬいぐるみを頼むことに
した。上の娘は、見るものどれも欲しくなり、プレゼント候補が10個近くになった頃、女の子用のおもちゃのパソコンを
見つけ「これに決めた！！」。

帰りの車の中で上の娘は、「○○（自分の事）、ママの言う事聞いておもちゃ屋に行って良かったよ！だって、あんなに
素敵なプレゼントが見つかったんだもん！サンタさん早く来ないかなぁ」と、子供の単純さ全開で喜んでいた。