日本・フランス・アメリカ 3つの国をくらべてみたら

アメリカでの生活を中心に、6年半暮らしたフランスや母国日本との違いに触れながら、気の向くままに書いていきます。

初スキー

2013-01-05 23:55:21 | 行楽
ダンナの会社の同僚と、その家族らでスキーに行ってきた。Villard-Corrençonという家から車で2時間ほどのスキー場へは
路面に雪が残っていることがあまりなく、夏タイヤでも行くことができる。

上の娘は去年までにだいぶ滑ることができるようになっていたものの、今シーズン初のスキーとあって、始めはおっかな
びっくりの様子で、それでもほとんど休憩もせず、下の娘の世話に追われているダンナと私を置いて、さっさと一緒に
来た人たちとどこかへ行ってしまった。

下の娘は、昨シーズンが初スキーで、今年もダンナか私の足の間に立たせて、両脇または腕を持っての滑走。バランス感覚は
上の娘より良く、ほとんど一人で滑っているようなものなのだが、なにせ根性と言うものが全くない。ちょっとでも恐いと
感じると大騒ぎするので参ってしまう。それでも、終盤には坂とも言えないほどのなだらかな坂を一人で滑れるように
なって、ちょっと感動!

スキー場は雲海の上で青空が広がっていた↓




半分以上は休憩していたんじゃないかと言う下の娘も、他の人たちと思う存分スキーを楽しんだ上の娘も、スキーが
終わった頃にはすっかり疲れ切って、帰りの車では爆睡だった。


ところで、私は山形蔵王のおひざ元で育ったため、子供のころからスキーをして育った。小学校の体育の授業も冬は
スキーと決まっていたし、毎年一度はスキー教室と言うのがあって、保護者の有志からスキーの先生を募って
皆で蔵王に行って滑っていた。

こんな環境で育ったので、よほど大きくなるまで、世の中には私と同年代でスキーができない人が居ると言うのが
信じられなかった。私のスキーの腕前は、自転車で言うなら「ママチャリに乗れる」くらいのもので、特別なことは何も
できないし、ただただ山を滑り降りてくることができるだけなのだが、世の中のほとんどの人がママチャリに乗れるように
スキーも滑れると信じていたのだ。

関東で社会人になって、私はすでにスノーボードに転向して何年も経っていたが、初スノボに挑戦すると言う人と一緒に
ゲレンデに行き、立ち上がることもおぼつかず、四苦八苦している姿を見て初めて、スキーやスノーボードが自転車とは
違うと言う事に気づいた。確かに日本中どこでも雪が降るわけでもないし、関東地方に住む人にとっては「今日は天気が
良いからスキーに行こう!」などと気まぐれに足を運べるところでもない。

私の見識が浅かったということもあるけれど、地元を出るまでは気づかないこともあるのだなぁ、と思う出来事だった。



最新の画像もっと見る