日本・フランス・アメリカ 3つの国をくらべてみたら

アメリカでの生活を中心に、6年半暮らしたフランスや母国日本との違いに触れながら、気の向くままに書いていきます。

農場巡り

2012-04-29 22:10:18 | 観光
フランスでは毎年国を挙げて、4月の最後の週末に“農場巡り(de Ferme en Ferme)”というイベントをやっており、
今年は昨日、今日がその日だった。
私たちもダンナの会社の人からその話を聞き、この日を楽しみにしており、今日は家族そろって、馬牧場、ダチョウ牧場、豚牧場を
見に行ってきた。

馬牧場では体高が100cm位のポニーに乗馬することができ、下の娘は大はしゃぎ


下の娘は、石橋を叩いても渡らないほど慎重な性格で、こんな小さな馬にも去年の初めまでは乗ることができなかった。上の娘は
1歳くらいからすでに、普通の馬に乗せて曳き馬をしたりしていたのだが、性格の違いは大きい。ところが、何を思ったか去年の
夏くらいから突然、馬に乗りたいと言い出し、今日も自分から馬に乗りたいと言っていた。これも成長の証なのだろう。

次に行ったダチョウ牧場では、沢山のダチョウを見たり、ダチョウについての説明を聞いたりした。ここのダチョウは食用に育て
られており、18ヶ月で殺されてしまう。そのころには120Kgほどの体重になっているそうだが、その内「肉」として食べられる部分は
わずかに30Kgほどだそうだ。ダチョウの肉はコレステロールが少ないなど、とてもヘルシーだそうで、アスリートなどが試合前の
体重調整の時などにダチョウの肉を食べたりするらしい

その他の部分は、皮は財布などの工芸品に加工されたり、羽はファッション用品の材料として使われたりするらしいが、
何の役にも立たず、捨てられてしまう部分も多いそう。また、ここでは予約すればダチョウの卵も買えるそう。今日は中身入りの卵は
売られていなかったが、お土産としてきれいに中身を取り出した卵の殻が17ユーロ(約1,800円)で売られており、私たちも初めての
“農場巡り”の記念に一つ購入した。

子供の顔とあまり大きさの変わらないダチョウの卵↓


ダチョウたち↓


最後の豚牧場は、道のりの途中で下の娘が寝てしまい、上の娘とダンナだけが見に行ったが、そのほかにも、八木牧場、エスカルゴ
養殖場、ラベンダー畑、ガチョウ牧場、ワインセラー、サボテン畑など、足を延ばせは色々な農場を見学することができる。
1993年に私たちの住んでいるDrôme(ドローム)県の北部で始まったこのイベントは2000年にはフランス全土に広がり、昨年は
600もの農場が、この“農場巡り”に参加したらしい。

いかにも農業大国らしいこのイベント。参加している農場には沢山の親子連れなどが詰めかけ、農産物への理解や、後継者育成に
一役買っている様子だった。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yunaママ♪)
2012-05-02 18:42:16
ステキなイベント

しかしフランスって楽しいイベント多いんだね
ダチョウの卵大きいいい記念だね
返信する
yunaママ♪さんへ (kanaemon)
2012-05-03 06:51:43
ダチョウの卵は、殻の厚さが1mm近くあって、とても硬かったよ!と言っても落としたら割れるのだろうけど・・・
表面がつるつるしているので、落とさないようにしなくては
返信する