日本カナダ文学会公式ブログ

日本カナダ文学会の活動と紹介

NEWSLETTER 76

2021-09-30 | Newsletter

 

NEWSLETTER 76

THE CANADIAN LITERARY SOCIETY OF JAPAN

L'association japonaise de la literature canadienne

Fall, 2021

 

 

 

会長挨拶

 

日本カナダ文学会会長 佐藤 アヤ子

 

収束が見えないコロナ禍のなか、会員の皆様にはお元気にご活躍のことと存じます。NEWSLETTER 76をお届けします。

 

昨年来延期になっていた研究大会をお蔭様で無事終了し安堵しています。コロナ禍のためにリアルでの開催はできませんでしたが、室会員にご協力いただいたZOOM開催は思ったより盛況でした。コロナ禍以来、オンラインによる授業、会議が広がったせいかもしれないですね。なお、2021年度の日本カナダ文学会年次研究大会は、延期になった2020年度の第38回年次大会と本年2021年度の39回の年次大会を合わせた大会となりました(総会にて承認)。また、役員改選の年でもありました。新役員一同、日本カナダ文学会の一層の発展のために頑張ってまいります。

 

来年2022年、日本カナダ文学会は設立40周年を迎えます。設立当時のことを知る会員は、堤 稔子名誉会長お一人ですが、長い歴史を感じると同時に、日本カナダ文学会は、日本におけるカナダ文学研究の一層の発展に貢献したいと思います。40周年記念では、カナダ大使館にご協力をいただき、共同で記念イベントが開催できることを願っています。会員の皆様からも記念企画をご提案いただきたいと思います。なお、2022年の大会は、沢田 知香子会員のご協力で、学習院女子大学で開催予定です。

 

14世紀に大流行した極めて致死率の高いペストをはじめ、人類の歴史は感染症との闘いともいわれています。マーガレット・アトウッドさんはこう警鐘を鳴らします。「感染症は起こるとわかっているのに、私たちは過去から学ぶことをしていません。私たちは、このパンデミックはこれが最後であって二度と起こらないと思ってしまうのでしょう。しかし、同じことが繰り返されています。私たちは、今こそ学ぶ時ではないでしょうか」と。しかし、「ワクチンが開発されたこともあり、希望の光がみえている」とも。

 

会員の皆様の一層のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

日本カナダ文学会 第3839回年次研究大会を振り返って

 

副会長 室 淳子               

 

  本来であれば、勤務校での大会開催を行うことができればと願っていたのですが、昨年度に続き今年度も一堂に会する形での大会開催は見送られることになりました。必要に迫られたオンライン授業の成果といえるのかもしれませんが、ローテクの私もZOOMでの大会開催を何とか行うことができ、ひと安心いたしました。オンラインのメリットでもあるかと思いますが、遠方の会員の中には、お忙しい中でもご参加頂きやすかったかもしれませんし、ほんの少し前には難しいだろうと考えていたカナダからのオンラインのご参加もごく当たり前のように時差を乗り超えて実現することができ、何よりに思いました。終了後にプツンと切ってひとりの空間に戻る一抹の寂しさはどうしても残りましたが、画面上ではあっても、会員の皆様にお目にかかり、ご発表やご発言をお聞きすることができたのは、とても嬉しく貴重なひと時でした。

 午後からの大会のため、例年よりは数を減らしたプログラムではありましたが、ご研究発表もグラフィックノベルズをテーマとするシンポジウムも学ぶところが多く、ご発表者、ご発言者双方の詳細部分の確かな議論に感じ入りました。面白そうに思いながらも日本のマンガのように入り込むことのなかなかできなかったグラフィックノベルズでしたが、その読みにくさに共感もしながら、その背景や面白さも知ることもでき、あれこれと考えを巡らせてみる良いきっかけにさせて頂きました。改めてご論文を読ませて頂くのも楽しみにしております。

皆様、どうもありがとうございました。

 

第40回日本カナダ文学会年次研究大会のお知らせ

 

「第40回日本カナダ文学会年次研究大会」は、沢田 知香子会員のご協力で2022年6月18日(土)に学習院女子大学(東京)で開催されます。

日本カナダ文学会は2022年に創立40周年を迎えます。そこで、40周年を祝い、シンポジウムは座談会形式で〈カナダ文学の魅力を語る〉を計画しています。多くのパネリストの参加を希望します。

午前の部の研究発表者を募ります。希望者は会長まで連絡ください。(ayasato@eco.meijigakuin.ac.jp

40周年記念の出版『カナダ文学を旅する』も計画しています。

 

 

3839回研究大会概要

  

<研究発表>Research Presentations

 

1> 「円熟の小説」を超えて:マーガレット・ローレンスの『石の天使』における老い

Challenging the “Fiction of Ripening”: Ageing in Margaret Laurence’s The Stone Angel

                                                      (原田 寛子会員) 

 

 若者の成長小説であるビルドゥングスロマンに対し、中年や老年世代の主人公を前向きに捉える小説ジャンル、ライフングスロマンのひとつとして、『石の天使』における「老い」を考察した。現在の物語と過去の記憶が交互に語られる物語の構造には、若さと老いの境界線を曖昧にさせる効果があること、主人公ヘイガーのライフングスロマンには伝統的な女性の役割へのアンチテーゼが読み取れることを論じ、ヘイガーの長い人生が示す老いには、座りのよい結末や成熟につながる老いの概念を超える要素があると結論付けた。

質疑応答では、母親の存在、老いの描写のリアリティ、ヘイガーとブラムの関係など様々な質問や意見をいただき多くの気づきにつながった。とりわけ、母親の不在は、ヘイガーの人生において大きな影響があったと思われる。小説の冒頭で語られる石の天使像はヘイガーの命と引き換えに亡くなった母親の思い出として建てられた像であり、石造りということと目の部分が彫られていないという理由で二重に盲目だと語られる。これは人との関わりにおいて真実が見えないヘイガー自身の盲目性を示し、それを生じさせたひとつとして母親の不在があると言えるだろう。小説の終わりで、女性同士のつながりを回復し、母親らしさも表現することになるヘイガーの変化は、老いの成長を示すひとつの要素である。

今回は、個人的には初めてのオンライン学会での発表であった。質疑応答では皆さんの表情が画面越しにはっきりと見えるものの、部屋ではひとりで話していたため、参加者との距離が近いような遠いような不思議な感じがした。オンライン学会は物理的な条件に捉われず開催できる利点もあるが、実際に会って伝え合うことで得られる充実感にはかなわないと実感した。来年は実際に同じ空間を共有して、より充実した時間を過ごせることを願っている。

 

 

 

 

 シンポジウム Symposium

 

カナダのグラフィックノベル《Canadian Graphic Novels

司会 松田 寿一副会長

 

<発表1> 

クロックワーク・エンジェルズ・シリーズにみるメディア・ミックス:音楽ノベル+グラフィック

Transmedia Franchising: Clockwork Angels Series   

 

 (荒木 陽子会員)

  

 日本カナダ文学会では、以前白井 澄子会員がマルチーヌ・リーヴィットの『カルヴィン』を取り扱われた際、その下敷きにあるビル・ワッターソンのかわいらしいカートゥーンを取り扱っていたことが思い出される。しかし、それ以後、映画以外の表象方法で「視覚に訴える」発表はあまりなかったように思われる。本報告はそのような状況で執り行われた「グラフィック・ノベル」に関する実験的シンポジウムの1件目として執り行われた。学会は感染症対策のためZOOM開催を余儀なくされたが、図像をシェアするにあたり、奇しくもそれはグラフィック・ノベル・フレンドリーな発表方法であることがわかった。

 筆者は主としてラッシュのドラマー、ニール・パートがSF作家ケビン・アンダーソンと共同執筆した小説『クロックワーク・エンジェルズ』(2012)と、そこから派生し、アーティストのニック・ロブルズを加えて出版された同名のグラフィック・ノベル(2014-15)を取り上げた。そして小説に先駆けて発表された同名のラッシュの音楽アルバムの歌詞やCDブックレットにあらわれた断片的なコンセプトが、小説版ではより明確なナラティブを、そしてグラフィック・ノベル版では視覚的実態を得ていく過程を確認した。グラフィック・ノベル版は、小説化の段階で加えられた恋愛物語、ヒューマンドラマとしての側面は単純化し、音楽アルバムに登場した歌詞やイメージをビジュアルに組みながら物語を「少年向け冒険漫画」として再構成している。ただ、発表を終えた今となっては、このグラフィック・ノベルは、中高年の中産階級白人男性が多いラッシュ・ファンのコレクター精神に訴えた商品のように思われる。

 本報告はカナダからマイナス12時間の時差を越えてお伝えした。真夜中にはじまった学会だったが終わるころにはすっかり夜が明けていた。

 

 

<発表2> 

Kris Bertin and Alexander ForbesThe Case of the Missing Menにおけるジャンルとスタイル

Genre and Style in Kris Bertin and Alexander Forbes’ The Case of the Missing Men

 

                    (クリストファー・J. アームストロング会員)

 

     Like many North American teens, I was an avid comic book reader and a fan of the Hardy Boys books published by the Stratemeyer Syndicate. My Saturday morning TV viewing included re-runs of the teen detective animated series Scooby-Doo. In the 1980s and 90s, I was aware of something new happening in graphic narrative: Friends were recommending Batman: The Dark Knight, Maus, and Cerberus(by Canadian Dave Sim). Despite the prodding, I took little interest in reading these new “graphic novels.” So I was grateful for the chance to look at graphic narrative and present on Bertin and Forbes’ teen detective novel The Case of the Missing Men for the symposium on Canadian Graphic Novels. Although the presentation made a very humble beginning in terms of theory and research, it has given me some tools to teach comics and graphic narrative in my classes.

     There was a special mixture of nostalgia and fascination in doing the research for The Case of the Missing Men because of my childhood interest in comics and teen detective stories in print and on TV. That background pre-disposed me to accept the basic premise of The Graphic Novel: An Introduction (2015) by Baetens and Frey. Baetens and Frey adopt an open definition of the graphic novel, emphasizing its status not only as a genre but also as a medium. In their reading, the graphic novel is a flexible story-telling form that “is part of other, more-encompassing cultural fields and practices.” Looking at The Case of the Missing Men alongside its reception makes it clear to me how the graphic novel provides an incredibly broad canvas of reference for creators and readers. My presentation focused on questions of definition alongside the generic, historical background, pointing out that Bertin and Forbes adopt a very specific parodic target—the Stratemeyer Syndicate’s revised editions of the 1960s and 70s Nancy Drew books—to examine small town life in 1990s Nova Scotia. As for content, I addressed realism and fantasy in the story, but I could not deal with theme in detail. I am grateful for references to other Atlantic Canadian works in the teen detective genre as well as comments on the elements of horror in the novel.

 

 

<発表3 

アトウッドのグラフィックノベル—― The Handmaid’s Tale  Angel Catbird

Atwood’s Graphic Novels: The Handmaid’s Tale and Angel Catbird

 

                                          (伊藤 節会員)

 

 アトウッドが初のグラフィックノベルAngel Catbirdを出した時は76歳。大作家がこの年でなぜ漫画なのだろうか?本発表ではアトウッドとマンガとの関係、およびAngel Catbird という作品解釈の考察を試みた。作家としての彼女の原点は漫画であり、漫画を読みふけった多感な少女時代である1940~50年代はスーパーヒーローが活躍するアメリカンコミックス全盛期だった。現実世界と空想世界がつながる漫画はまさに2つの世界のインターフェイス(接点)だとアトウッドは述べている。『侍女の物語』のようなSF的想像力にこだわり続けるアトウッドにとって、それは非常に重要な表現媒体なのだ。加えて、イメージと言葉を組み合わせて物語を伝える「絵画的物語形式」(pictorial fiction)は、話の内容や意味を直接読者の心に浸透させる力がある。カナダの女性アーティスト、ルネー・ノールトを選んで制作を任せたグラフィック版『侍女の物語』も、その視覚化によって子供から大人まで幅広い読者への浸透力の強度を増した。

 遺伝子結合でハイブリッドになった男と動物たちが全体主義国家樹立を目論むネズミと戦うAngel Catbirdという物語も、人間の未来への多様で複雑なヒントを含んでおり、空想漫画でしか表現できないものとなっている。アメリカンヒーローへのオマージュとされる漫画であるが、内実はそれに批判的眼差しを向けるメタフィクション性(メタコミックス性)を豊かに備えていることを分析。さらにここに埋め込まれている2つのサブプロットを読み解きながら、悪者ネズミ(ミュロイド博士)とスーパーヒーローであるAngel Catbirdとは驚くべきことに鏡像関係にあるという問題を提示した。松田先生の配慮の行き届いた司会で展開されたこのシンポジウムにおいて、グラフィックノヴェルとはまだまだ掘り下げなければない期待の分野であることを他の先生方の興味深い発表を伺いながら痛感したことであった。

 

<秋号に寄せて>Special Article

 

                                          (山本 かおり会員)

 

モントリオールカナダ日本

 

 2010年8月、趣味のフランス語研修に、フランス本国以外でといえばカナダ、フランス語圏のモントリオールだろうと滞在してみた。街中で練習を試みるも、親切なカナダ人はこちらの拙いフランス語を聞くと即座に英語に切り替えてしまうので研修の場としてはあまりお勧めはできない。サイクリングで街を巡った際に、街はずれから振り返ると石造りの古風な建物の奥に未来的なビルという不可思議な風景が広がっていた。

 その際の写真を見ていると、カナダってこんな映画を撮るんだ―意外に前衛的―と思った『Cube』(1997年、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督)を思い出した。

 職業年齢もバラバラな6人の男女が、ある日目覚めたら立方体に閉じ込められていて、何とかして脱出しようとするが、実は残酷な罠が仕掛けられていて次々に命を落としていくというスリラー。リーダーシップを発揮していた警官が生き残るために牙をむき、足手まといでしかないと思われた障害者の青年が難解な因数分解を解いて全員の窮地を救ったりするのだが、今のコロナ禍の世界からすると予言的な作品だった。

 ウイルスの蔓延した世界にはまさにcubeのごとく出口がない。強者弱者の基準は実にあいまいだ。

 老人は確かに肉体的には弱いけれど、日本において社会的に「弱者」だろうか。

 生まれた時から借金を背負わされ人生で一番エネルギーに満ちて貴重なこの二年近く「弱い人の命を守るために我慢しなさい」と言われ大学にも通えず、友達もできない若者たちは「強い」のか。自粛しようにも「うち」に居場所のない人たちは。出ていかねば仕事にならない人たちは。

 弱者保護と言いつつ、本当に弱いものは叫ぶ声を持たない。そもそもワクチンを打てる国にいる我々は「弱い」のか。

 映画では罠をクリアしてcubeから光の中に出ていけたのは何があったか理解しているのか定かでない「弱者」の青年だけという結末が用意されていた。コロナ禍の世界の出口には何が待っているのか。このタイミングで今秋日本版『Cube』が公開されるらしい。 

 

会員による新刊書紹介

〇マーシャル・マクルーハン 著 『マクルーハン発言集―メディア論の想像力』 ステファニー・マクルーハン / デイヴィッド・ステインズ 編、宮澤 淳一 訳

 

3839 日本カナダ文学会 2021年度総会議事録

 

日時: 2021年6月19日(土)14:00-14:30

場所: ZOOMにて開催

会員総数59名中 19名出席 委任18名 合計37名(総会成立)

 

 

報告事項

1.選挙結果

              2021年6月10日(木) 開票

選挙管理委員:沢田 知香子(委員長)、笹岡 修、佐藤 アヤ子

2021年6月12日(土)の役員会にて新役員を相談

新役員については、以下、審議事項1に掲載

2.紀要報告

              『カナダ文学研究』第28号の刊行

4.会計報告(2019年度・2020年度)

以下の別表の通り

5.入会・退会者

              <新入会員>

風早 悟史(山陽小野田市立山口東京理科大学)

風早 由佳(岡山県立大学)
林 千恵子(京都工芸繊維大学)

<退会>

伊藤 美智子      貝山 武久          久野 幸子

加藤 大貴          福間 恵             吉原 豊司

岡裏 浩美           

 

 

審議事項

  • 役員選挙結果

以下の会員が選出されました。

佐藤 アヤ子、室 淳子、松田 寿一、荒木 陽子、大塚 由美子、アームストロング, クリストファー J.、赤松 佳子、沢田 知香子、戸田 由紀子

「日本カナダ文学会役員選出規定」第2条により、理事会が必要とし、増員する役員

カレン, ビバリー

  

  次期役職、及び各種委員

  顧問:堤 稔子(名誉会長)

              会長:佐藤 アヤ子

              副会長:松田 寿一、室 淳子

              会計監査:赤松 佳子

              会計:室 淳子

              紀要編集:

委員長:荒木 陽子、副委員長:大塚 由美子

委員:原田 寛子、佐々木 菜緒、カレン, ビバリー

              ニューズレター編集:

委員長:沢田 知香子

委員:戸田 由紀子、山本 かおり

              ホームページ担当:

                委員長:戸田 由紀子

                委員:岸野 英美

              渉外担当:

佐藤 アヤ子、アームストロング, クリストファー・J

 

2.カナダ文学会創立40周年(2022年)記念行事について

              カナダ作家招聘・対談(大使館)、出版等計画中

 

3.来年度の開催校候補

              学習院女子大学

 

4.来年度大会シンポジウムテーマ

              「カナダ文学の魅力を語る」(座談会形式で多くのパネリストが語ります。)

  (午前の研究発表を含み発表者を募ります。希望者は佐藤 アヤ子会長までお知らせください。)

   ayasato@eco.meijigakuin.ac.jp

 

5.紀要募集

              『カナダ文学研究』第29号の投稿募集

              申し込み:7月末  原稿〆切:10月15日(金)

 

6.Newsletter

              秋号(9月末)、春号(3月末)を予定

 

7.新会員のリクルート

          新会員を積極的に呼びかけていきたい。

 

事務局からのお知らせ

 

<学会費のご案内>

2021年度の学会費のお済みでない方は、下記の口座までお納めください。なお、2020年度以前の学会費がお済みでない方は合わせてお振込み頂けましたら幸いです。振込手数料につきましては、恐れ入りますがご負担ください。

 

振込先:

郵便振替口座: 00990-9-183161 日本カナダ文学会

銀行口座: 三菱UFJ銀行 茨木西支店(087) 普通4517257

          日本カナダ文学会代表 室 淳子

正会員    7,000円         

学生会員  3,000円

 

編集後記

 

ニューズレター委員に加わりました山本 かおりです。6月には皆さまに画面越しではありますがお目にかかって興味深いご発表を拝聴でき、カナダ文学会っていいなあと再認識しました。微力ながらニューズレター編集作業の一助になるよう努めます。(Y)   

今年度から正式にニューズレター委員となりました戸田 由紀子です。どうぞよろしくお願いいたします。今回のニューズレターに掲載された素敵なモントリオールの写真を拝見し、また自由に世界中を行き来できるようになった際はぜひ再びモントリオールを訪れてみたいと思いました。それまでは読書を通して旅をしようと思います。(T)

 6月の大会はZOOM開催となりましたが、興味深いご発表に質疑応答が盛り上がり、日本カナダ文学会のいつも和気あいあいとした空気を感じられる貴重な時間となりました。今回、ニューズレター委員メンバーが新しくなり、フレッシュなスタートの景気づけ(?)に、ご一緒させていただくことになった山本 かおり委員に秋号への寄稿をお願いしました。ステキなカナダの風景写真が添えられた、話題の映画についての記事を皆さまにも楽しんで読んでいただけると思います。(S)

 

NEWSLETTER THE CANADIAN

LITERARY SOCIETY OF JAPAN 76

発行者   日本カナダ文学会

代 表   佐藤 アヤ子

編 集   沢田 知香子 戸田 由紀子 山本 かおり

事務局   名古屋外国語大学 現代国際学部 

室 淳子(副会長)研究室

〒470-0197 愛知県日進市岩崎町竹ノ山57

TEL: 0561(75)2671

EMAIL: muro@nufs.ac.jp

http://www.canadianlit.jp/

会長連絡先

EMAIL: ayasato@eco.meijigakuin.ac.jp

学会ホームページ: https://blog.goo.ne.jp/

kanadabungakukai84burogudayo


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