■個人情報保護法と震災対策セミナーに参加してきました。

マンション管理組合向けの個人情報保護法と震災対策セミナーに参加してきました。昨日、講習を受けた高層住宅管理協会のマンション管理向けセミナーの要点と当管理組合の問題点、対応案は以下の通りです。

■マンション管理組合の個人情報保護法（本年４月施行）


①管理組合の新役員の氏名・部屋番号の掲示版への案内掲示→理事の事前同意が必要（理事会議議事録に同意の記録を残すこと）

②理事会の様子を撮影した写真をＨＰや掲示すること→事前同意が必要

③入居者名簿→もちろん保護の対象です。ただし当マンションの住民データは未整備です。電話番号等の情報を管理組合(管理会社)に提出されない場合、その方には緊急時の連絡対応ができないことをご承知ください。

★一番の問題は、マンション居住者名簿の整備です。マンションは消防法により、居住者名簿を備える義務があり、また、震災対策として居住者の安否確認その他、居住者家族全員の氏名と緊急連絡先等の情報が管理組合として必要性も感じます。しかしながら個人情報保護法が中途半端にしか理解されていないため、他の法令等との整合性が取れていない現状です。


■マンション管理組合の震災対策

●管理組合としての備えと実施対策案

1.区分所有者・居住者名簿の整備→区分所有者名簿はあるが居住者(同居家族)は把握していない。・・・対応の検討要
　
2.設計図・竣工図の保管・・・整備保管済み、構造図がありませんでしたが入手しました。

3.防災体制の充実・・・未整備です。防災訓練の実施が望まれます。家具転倒防止策の実施勧奨、居住者への防災広報の充実

4.管理組合としての備蓄品・・・スコップ、バール、メガフォン、簡易トイレ等を購入準備する必要があります。
　
5.復旧資金の充実・・・地震保険の見直し(共用部は加入済み、専用部地震保険加入勧奨する)、耐震診断(耐震工事の実施検討)
　
★なかなか課題が大きいため、思うようには進みません。理事会にて継続的に検討します。皆さんのご意見をお聞きし、できるところから具体的に進めたいと考えます。