隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

天邪鬼で選曲しなかった曲もある?~ロック大陸でオンエアされてない重要バンドの楽曲で

2022年08月30日 20時53分38秒 | スピッツ

2022.08.28
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 8月も5週目! もう9月だ・・・。
 草野「心に余裕がある方も、意外にギリギリな方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」

 今回のテーマは、ロック大陸でまだオンエアしてない重要バンドで漫遊記
 スタートして5年! でもまだオンエアしていないロック史上重要なバンドがまだまだあるそうです。
 「え、あの曲、まだかかってないの?」的なナンバーを選んで・・・。


 オンエア曲
 01 オパビニア(スピッツ)
 02 Smells Like Teen Spirit(Nirvana)
 03 Long Train Runnin'(The Doobie Brothers)
 04 Generals and Majors(XTC)
 05 Enter Sandman(Metallica)
 06 Love Is The Drug(Roxy Music)
 07 only shallow(My Bloody Valentine)
 08 ハネムーンへ(吉田拓郎)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「オパビニア」(2013年、14thアルバム『小さな生き物』)。 
 ここでは、基本的に草野氏の気に入っているスピッツ曲を選んでいたらしい。(特にそういうことは考えずに聴いていた私です。え、そうなの?)
 だから、「ずっとかかることのないスピッツ曲」もあるんだって!!
 そこで今日は、「気に入っているのにかけていなかった」というこの曲を選んだそうです。
 (私も好きだから、かけてくれてうれしいけど・・・。そうか、そういうコーナーだったのね。)

 最初の曲は、Nirvanaの「Smells Like Teen Spirit」(1991年、2ndアルバム『Nevermind』)。
 Nirvanaは、「1991年、遅れて来たアメリカの真のパンクムーブメントと言われているグランジシーンの代表的なバンド」
Nirvana - Lithium (Official Music Video)
 (そうか、まだだったんだ・・・。名前は何度も出ていたのにね。)
 草野くん自身も「かけてなかったのが不思議なくらい。グランジ系のバンドは結構かけているけど、いつもの天邪鬼で、代表的なバンドは避けたり・・・ね」と。
 実は草野くんは、Nirvanaが大ブレイクする前から輸入盤で聴いていたそうだ。
 そして、第一印象は、「それまでのアメリカのオルタナ系バンド、ソニック・ユースやピクシーズに比べて、メタルっぽいな」。
 なので草野くんの中では、同時代のバンドでいえば、アリス・イン・チェインズやサウンド・ガーデンのように「メタルの要素が入ったオルタナのバンド」という位置づけだった、「見た目も、ロン毛だったしね」。
 そして、この曲は、「ビデオクリップがメチャメチャ、カッコよかったね」。
 (こちらです)
Nirvana - Smells Like Teen Spirit (Official Music Video)
 当時彼自身は暇だったのに、来日公演は「あんなに売れると思わなかったから、迷って行かなかったんだよね。行っときゃよかったな」。
 Nirvanaは売れすぎてカリスマに祭り上げられてしまったのが「悲劇につながった」とも言われている。
 草野「カッコいいじいさんになったカートさんも見てみたかったなと思いますけどね」
 (本当に、そう思います)

 次は、The Doobie Brothersの「Long Train Runnin'」(1973年、3rdアルバム『The Captain and Me』)。
 The Doobie Brothersは、「イーグルスと並んで、ウェストコーストロックの重要バンド」。
 このバンドの曲との最初の出会いは、「映画の中で流れている曲」。
 検索して調べたら、1974年のアメリカ映画『ハリーとトント』という、ネコとおじいさんのロードムービーだったそうだ(主演の役者がアカデミー賞最優秀男優賞を受賞している)。
 映画の中では彼らではなくコピーバンドが演奏していたらしいが、「すごいカッコよくて、いい曲だな」と思った。
 そのときの曲が、この「Long Train Runnin'」で、今回家で聴いていたら「余談だけど、イントロが(先ほどの)Nirvanaの『Smells Like Teen Spirit』に似ていた」そうだ。
The Doobie Brothers - Long Train Running (official video)


 次の曲は、XTCの「Generals and Majors」(1980年、4thアルバム『Black Sea』)。
 XTCは、パンク、ニューウェーブのシーンから出てきて、「80年代に独自のバンドサウンドを構築した、イギリスの重要バンド」。
 スピッツ結成当時、「バンドマン界隈で人気が高かったバンド」。
 影響を受けているバンドもいて、「当時よく対バンしていたスカンクも、ちょっとXTCの風味を感じるバンドだったな」。「ひねくれた、ちょっと屈折したポップなロック」
 草野くんもアルバムは数枚持っているが、「正直、当時はあんまりはまらなくて、よくできてるけど、スキがない、ポップなんだけどおセンチな要素がなくて、聞き流している」感じだった。あくまで個人的な印象だけど、「ジェリーフィッシュのようにきっちりしすぎなのかな」と。
 ウィキペディアでは、影響を受けた日本のミュージシャンとして「スピッツ」の名前もあがっているが、「オレは正直あまり影響を受けていない」けど、当時テツヤくんは結構聴いていたかも、ということだ。
 曲紹介で、「子象の行進を思わせるリズム」。

 次は、Metallicaの「Enter Sandman」(1991年、5thアルバム『Metallica』)。
 これも「かけてなかったのかー」ということで、Nirvanaと同様、「代表的なバンドを避けている天邪鬼」が原因か。「(アメリカのヘビメタバンド)アンスラックスは2回かかっているもんね」と。
 (ホントだ、2回! ココココ。どちらも田村くんが関係している)
 高校生のころの草野くんの認識では、Metallicaは「スラッシュメタルの一バンド」。
 その後、「One」の有名なビデオクリップで、反戦映画の『ジョニーは戦場に行った』の映像をそのまま使用していて、「それがかなり衝撃的だった」。
 (1973年の映画『ジョニーは戦場へ行った』は、若いころ観て、エンドロールで立ち上がれなかった映画の一つ。これほど残酷で深い反戦映画はない)
Metallica: One (Official Music Video)
 その後メンバーが髪を切ったあたりから、「どっしりしたビートのバンドになって、メチャメチャ売れたよね」。
 草野くん曰く、あくまで個人の感想と言いつつ、「ライバルのアンスラックスやスレイヤーと比べて、かっこよすぎるという印象かなあ。XTCのようにスキがない?」
 今日の「Enter Sandman」の有名なリフを弾いて、「この曲はよく聴いたな」と。
 (お腹にズンズン、気持ちいい~)


 メッセージコーナー。
 ミュージカルの業界で、フリーランスで裏方さんとして仕事をしているリスナーさんから。
 「この仕事に就く前はミュージカルって嘘っぽい、と否定的なイメージを持っていたけれど、今はミュージカルにも様々なジャンルがあること、自分の知らなかった面が多々あることを知ったそうだ。

 ロックミュージカルの魅力を初めて知って、舞台裏で楽しくてしかたがなかった、とも。
 ぜひぜひ、「ロックミュージカルの曲」特集を組んでほしい!
 草野くんもかつてはあまり興味がなかったが、「おっさんになってから劇団四季のミュージカルを見て感動した」。
 ロックミュージカルといえば、この番組でもよくかけている『ジーザス・クライスト・スーパースター』や『ヘアー』『レント』など。
 「ミュージカル仕立て」ということであれば、「ミートローフさんの曲はミュージカルっぽくて盛り上がりますね」。
 (今知ったのですが、ミートローフさん、今年初めに亡くなっていました。)
 ただ、ミュージカルの曲は長いものが多いようなので、「フェードアウトして感想を述べる」というような形になるかもしれないけれど、「ロックミュージカルの特集はなかなかいいアイデアなので、貴重なご意見ありがとうございます」。
 (そのうち、特集で聴くことができるかも)


 次は、Roxy Musicの「Love Is The Drug」(1975年、5thアルバム『Siren』)。
 Roxy Musicは、デヴィッド・ボウイ、マーク・ボランとともに、「70年代のグラムロックシーンを代表するカリスマロックシンガー、ブライアン・フェリー率いるバンド」。
Roxy Music - Ladytron (Old Grey Whistle Test, 1972)
 この「Love Is The Drug」を聴くと、「のちのJapan、デュラン・デュラン、ブラーなどに直につながってる感じがする」。
 草野くん自身は高校生のころから、「デヴィッド・ボウイさんやマーク・ボランさんは好きですごく聴いていたんだけど、ブライアン・フェリーさんは若作りなおっさんみたいな見た目が、なんかひどいこと言ってますけど・・・、苦手で、ちゃんと聴いたのは大人になってから」。
 巷では「ダンディーでステキ」と言われていたけれど・・・。
 そして、「メチャメチャ好きな音楽のタイプではなかったけれど、80年代のポップス、ロックの礎になっているな、と感動しましたね、先取りしているような感じ」。
 1stアルバム『Roxy Music』と5thアルバム『Siren』は好きだけれど、「最高傑作と言われるアルバム『Avalon』は、いかにも80年代的サウンドという感じで、いまだに苦手で好きになれない」と。
 曲終わりで、「さっきの『若作りのおっさん』って、スピッツの草野、お前が言うかってそんな感じだったかな、と曲を聴きながら反省しましたが」(笑)
 (ブライアン・フェリー=「若作りのおっさん」発言にはいろいろ思うところ、反省するところ、多々あったようで・・・、別のところでフォローしています)

 最後は、My Bloody Valentineの「only shallow」(1991年、2ndアルバム『Loveless』)。
 My Bloody Valentineは、シューゲイザーを代表するバンドで、「とっても好きなバンドなのでいつかかけたいと思いながら、ここまできてしまった」(話にはよく出ていたけれど)。
 シューゲイザーを代表するバンドと言えば、「ライドか、このマイブラかな」。
 My Bloody Valentineは、「スピッツがデビューするちょっと前にはまって、よく聴いてました」。
 いちばんよく聴いていたのは、「Soon」という曲だけど、「この曲は長いうえに打ち込み」。「only shallow」はその次によく聴いた曲だそうです。
 (そして、こちらが「Soon」)
My Bloody Valentine - Soon (Official Music Video)


 特集の最後に。
 今回の選曲をしたあとで、「あのバンドもあったな」といろいろ思い出されたそうで。
 バウハウス、ニュー・オーダー、ソニック・ユース、ニューヨーク・ドールズ、アリス・クーパーなどなど。
 草野「バウハウスとアリス・クーパーさんは、特集を組んでもいいかな。デレク・アンド・ザ・ドミノスの『Layla』はかけたかったけど、ちょっと長かったね」
 (デレク・アンド・ザ・ドミノスなんで、果てしなく懐かしい名前に、いろいろ蘇ってしまったぞ)
 (こんなふうにいろんなバンドやミュージシャン名を出しながら企画を考えているときの声、すごく楽しそうだし、意欲的。鼻が膨らんでる感じ? 早口だし)


 そして、今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、吉田拓郎の「ハネムーンへ」(1980年、10thアルバム『Shangri-La』)。
 (イントロは、「Na・de・Na・deボーイ」??)
 前回の「レゲエ風味」特集のときに、「あ、これもあったな」と思いついた曲だとか。
 引退宣言後に出演した『LOVE LOVE あいしてる』を見て、「なんかいいな」と感じていた。
 拓郎さんを囲んでいた若いミュージシャンやタレントを見ながら、「ああいう愛すべき兄貴がいる、というのがいいな・・・。オレも子分になりたいな」と。
 「性格的に子分向き。率先して『コーラ買ってきま~す』みたいな」って、相変わらずだなあ。
 (「いいなあ」って言うから、おお、とうとう、拓郎のポジションに憧れたか、って思ったのに)
 (拓郎については、広島フォーク村の『古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう』の噂を風の便りにきいて、で、75年くらいまでアルバム・シングルを聴きまくっていたころを遠く懐かしく思い出す。)


 来週は、「お待たせしました、オールリクエスト」、【好きなベーシストで漫遊記】。
 邦楽のほうが多かったけれど、洋邦混ぜ混ぜで、「イカしたベースプレイを楽しんでいただきたい」ということです。
 楽しみだー!

 そして、「草野さん、デザインがお気に入りのサンダルほど靴ずれします」
 (うーん、とりあえず、どんな靴でもスニーカーでも、最初は必ず靴ずれするからなあ、ワタシ・・・。すみません、どうでもいいワタシの事情でした


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