隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「i-O(修理の歌)」のエピソードも~今年漏れた曲たちで漫遊記

2023年12月25日 18時40分07秒 | スピッツ

2023.12.24
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「12月も最終週、年末! 大変な方も、そうでもないという方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」
 ということで・・・。

 今回の特集は、【2023年 漏れた曲で漫遊記】です。
 年末恒例の「敗者復活的な企画」。
 今年の漫遊で、かけたかったけど、番組の流れに微妙に合わない・・・とか諸事情でオンエアできなかったが、「やっぱり聴いてほしかったな」というナンバーで漫遊します。


 セットリスト
 01 i-O(修理のうた)(スピッツ)
 02 ALICE(feat. 牛丸ありさ)(Age Factory)
 03 Violent Days(Return To Zero)
 04 Monaka(幾何学模様)
 05 Gloria(The Shadows Of Knight)
 06 WALL(EARTHSHAKER)
 07 The Jokes On Me(Power Of Dreams)
 08 せたがやたがやせ(爆風スランプ)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「i-O(修理の歌)」(2023年、17thアルバム『ひみつスタジオ』)。
 この曲は、映画『名探偵コナン~黒鉄の魚影』の主題歌のために作っていたメロディーの1つだった。
 今年の初めごろまで、「ああだ、こうだ」とメンバー、スタッフと話し合いとして、結局「『美しい鰭』でいこう」となったそうで、「最終段階までもう1つの候補曲」だった。
 「漏れた・・・」というより、アルバム1曲目という役割を担った曲・・・。
 (そうだったんだ。感慨深い。アルバムを聴くたびに、この曲のイントロと言葉と声と音に、いつも心を不安定に動かされる、あくまで個人的に本当に大事な曲になっている。映画の主題歌にならなくて・・・よかった)

 最初の曲は、「今年気になった3ピースバンド」、Age Factoryの「ALICE」(feat. 牛丸ありさ)(2023年1月、12thシングル)。
 先週の「今年気になった曲で漫遊記」(ココ)でかけたかった曲。
 Age Factoryは「以前から気になっていたバンド。やさぐれているようで、だけど繊細で、『あしたのジョー』みたいな雰囲気を勝手に抱いている」と。(おもしろい。草野くんらしいたとえ?)
 彼らが、yonigeの牛丸さんとコラボしていて、「甘じょっぱい味わいで、すごいいいなと思いました。甘いフレンチトーストにハムとチーズをサンドみたいな」。
 個人的に「甘じょっぱ系が大好きな」草野くん。

 次は、Return To Zero(RTG)の「Violent Days」(1998年、2ndアルバム『Lost』)。
「ボストンで漫遊記」(ココ)でかけたかった曲。
 RTGは、ボストンのメンバー、ボーカルのブラッド・デルプ、ギターのバリー・グドローが組んだバンド。
 ボストンは、「ギターのトム・ショルツさんのワンマンバンドというイメージが強い」が、彼がいなくても「ある程度ボストンっぽくなるんだな」と感心したそうだ。
 「ジェネリック・ボストンとしても聴けるし、ボーカルのブラッドさんの魅力が大きかったんだな」と改めて思った草野くん。
 (声が好き。なんだか心が休まる音)

 次は、幾何学模様の「Monaka」(2022年、5thアルバム『Kumoyo Island』)。
 今年5月に起こった能登半島の地震。そのときに震源地はどこらへんかな?とGoogle mapで見ていて、「ちょっと能登半島に夢中になってしまって」。
 そのときに「レコード屋さんとカフェを兼ねている、すごいステキなお店」をみつけてしまった。
 HPには店主オススメのレコード紹介などもあり、その中の一枚が、幾何学模様のアルバムだった。「偶然と偶然が重なって出会った」。
 このバンドは「独特のサイケ感がクセになる」。
 ココでかけようと思ったが、「リリースは2022年だった」。
 そして、草野くんが出会ったときにはすでに活動は休止。
 「この曲・・・、一度聴いたら頭の中グルグルしちゃうと思います」
 (「もっな~か なかなかの~ もっな~か なかなかの~♪」 海外での活動が主だったのかなあ。海外では、Kikagaku Moyo)
  KIKAGAKU MOYO 幾何学模様 FINAL SHOW - Yayoi, Iyayoi
 曲終わりで、珠洲市にあるこのお店、「いつかぜひ行ってみたいなと思います」。
 (ここかな?というお店、ありますね。)
 
 次の曲は、The Shadows Of Knightの「Gloria」(1965年、デビューシングル/オリジナルは、1960年、Them(Van Morrison)の2ndシングルのB面曲)。
これは、「60年代アメリカのガレージロックで漫遊記」(ココ)でかけたかった曲。
そのときかけた、The SeedsやThe 13th Floor Elevatorsに比べると、「ちょっとこぎれいなサウンドなので外してしまった」。
でも「これはこれでカッコいいです」。そして、「このアルバムのピンクのレコジャケがめちゃめちゃ好きで、(そのアナログ盤を)壁に飾ってました」。
  
 曲終わりで、サビの部分をちょこっと歌って(「g l o r i a」)、「グローリアさんのつづりを間違えることはないんですよね」って。


 メッセージコーナー。
 出張先のホテルでなかなか眠れないというリスナーさん。
 ツアーなどで外泊が多い草野くんに、「快眠の方法はありますか?」
 「個人的に効果がありそう・・・と思っているのはマイ湯たんぽを持参すること」。(おお、湯たんぽ!)

 「(その方は)オレよりちょっと若いけど、それでもアラフィフなんで、眠りが浅くなってきた・・・というのは似たような感じかなあ、オレもそうだし」と。
 若いころは「どこでも寝れたんですよ」。車中泊とか友達の家のフローリングの上にとか・・・。「熟睡できてた」。
 ツアー中は、自宅で使っている枕を「スタッフに運んでもらったり、ホテルに郵送したり」。
 最近流行っている快眠グッズ、「まるでコタツソックス(レッグウォーマーらしい)」は、足首が温まってお気に入りらしい。
 そして、基本的には、ホテルではテレビは見ないでラジオを聴いている。「見たい番組が録画しておいて帰ってから見る」。そして、できるだけパソコンやスマホを見ないようにする。
 「そんなとこかなあ。お風呂もいいって言うしね」

 (こういうのをきいていると、本当に丁寧に暮らしている人なんだなと思う。90年代だったと思うけど、雑誌でファンに自分のスニーカーをプレゼントする?という企画で、彼から編集部に届いたスニーカーは、防臭剤の入った箱に丁寧に入っていた、というエピソードを思い出します)
 (う~ん、全然若くないし、しばらく時間は必要だけど、たいていどこでも眠れちゃうのは、一種の才能か??)


 そして次は、EARTHSHAKERの「WALL」(1983年、デビューアルバム『EARTHSHAKER』)。
 「アースシェイカー特集」(ココ)でかけたかった曲。
 この曲は、草野くんが高校時代、「人生で最初に組んだバンドで演奏した。最初にコピーした数曲の中の1曲だったはずと思う」。
 超ハイトーンで歌ってくれました。「歌ってて気持ちいい曲なんですよね」
 この曲は「珍しく、ベースの甲斐さんの作曲。スピッツでカバーしても違和感ないかもしんないね」
 「すごいハイテンポで激しいんだけど、あまりゴリゴリのメタル感がないキャッチーな曲です」
  (ぜひぜひ、カバーしてください! 気持ちいいなあ)

 次は、Power Of Dreamsの「The Jokes On Me」(1990年、デビューアルバム『Immigrants, Emigrants & Me』)
 「アイルランドの凄い人たち」特集(ココ)でかけられなかった曲。
 「90年代前半に日本でもちょっと話題になった」バンド。
 同じポリドールだったので「メンバー全員CDをもらって、スピッツと音楽性が近いかなあ、ということで、みんなしっかり聴いていました」。
 来日公演が渋谷のクワトロであって、メンバー全員で。
 「遠いヨーロッパに国から来た人たちなのに、なんか野暮ったくて愛嬌のある若者、という感じで、地元の友達のバンドみたいな・・・。妙に親近感を感じたのを覚えています」と。
 今回の特集で久しぶりに聴いたら、「バンドサウンドなんで、意外と古さを感じさせない」と。
 (古さではなく、どこか懐かしさを感じる)
  POWER OF DREAMS - (I Wish I Could) See You

 
 特集の最後に。
 先週今週と「2023年を振り返る内容」になったが、「来年も考えて、楽しく漫遊していきたいと思っています」。
 これからも「ロック音楽のコンシェルジュ的な番組を目指していきますので、よろしくお願いします」
 (こちらこそ、末永く!)


 そして今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、爆風スランプの「せたがやたがやせ」(1985年、2ndアルバム『しあわせ』)。
 (イントロは、「オバケのロックバンド」)
 これも、「東京ローカルの地名タイトル曲で漫遊記」(ココ)のときに漏れた楽曲。
 九州の地元の爆風スランプファンの友人が教えてくれた曲。
 九州で高校生だった彼には、東京の世田谷がどういうエリアか、田舎なのか都会なのかのイメージもなかった。
 上京後、わかったのは、世田谷って案外広くて、ひと言では言い表せない場所だいうこと。
 戦後に急速に発展して、二子玉川のような市街地もあるし、高級住宅街もあるし、畑や竹林の残されたのどかなところもある。
 世田谷には音楽スタジオも多いので、「スピッツの音源のアルバムのかなりのパーセンテージは世田谷で録音されている」と。
 (幼いころは、見渡す限りレンゲ畑みたいなところもあったなあ)


 来週の特集は、「紅白バンド合戦で漫遊記」です。
 TFMの時間帯だと「番組始まって以来の大晦日。紅白歌合戦の裏番組でのオンエア」ということで、この企画だそうです。
 赤いバンド名と白いバンド名を集めて・・・という内容。
 (名前に「赤」や「白」(RedやWhite?)がつくバンド、ということかな。いくつかは思いつくけど・・・)


 「草野さん、最近、背泳ぎのコツをつかみました!」




             Merry Christmas to All !
          できれば、少しだけ穏やかな夜を!

          


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