隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

一緒にゲーセンに行った自慢話も~JUDY AND MARYで漫遊記!

2023年02月21日 19時21分26秒 | スピッツ

2023.02.19
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 2月も4週目!
 「運転中の方、お仕事中の方、暇こいている方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」で始まります。

 そして、今日のテーマは、【JUDY AND MARYで漫遊記】
 90年代、日本のメジャーなロックを代表するバンド。
 スピッツは、JUDY AND MARYのギター、TAKUYAくんと前から知り合いだったこと、デビューが近かった、ということもあって、「個人的にも思い出のあるバンド」。
 そんなジュディマリの曲を「草野の独断で」セレクトしてくれるそうです。


オンエア曲
01 雪風(スピッツ)
02 DAYDREAM(JUDY AND MARY)
03 RADIO(JUDY AND MARY)
04 自転車(JUDY AND MARY)
05 Over Drive(JUDY AND MARY)
06 KYOTO(JUDY AND MARY)
07 ミュージック ファイター(JUDY AND MARY)
08 始まる、もしくは そこで終わる(b-flower)
09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「雪風」(2015年、配信による40thシングル/2016年、15thアルバム『醒めない』/テレビ『不便な便利屋』のエンディングテーマ)。
 ジュディマリといえばボーカルのYUKIちゃんということで、「安直に『雪風』を選びました」と。
 YUKI → 雪(笑)(たしかに安直かも・・・)
 草野くんは『不便な便利屋』の聖地、赤平の「AKABIRAベース」(ココ)を訪れたそうで、「その思い出がすでに懐かしい・・・」と。

 最初の曲は、「JUDY AND MARYの初期のあのナンバーから」、「DAYDREAM」(1994年、1stアルバム『J.A.M.』/シングルカットされて3rdシングル)。
 (今でも彼らの楽曲はよく聴いているので「懐かしい」という感覚はないけれど、でも、やっぱりいいなあ)
 テレビCMでこの曲をよく聴いていたころ、草野くんはまだ、「このバンドがあのTAKUYAのいるバンドだとは知らなかった」。
 バンドブーム終焉の中でのバンドブームチックな曲調は、「むしろ攻めているな」と感じたそうだ。
 「これ、ちょっと売れないんじゃない?」という感想を抱いた草野くんですが、周りのとくに女性の中で「このバンド、かわいい!」と盛り上がっていて、「ま、オレのセンスがなかった、ということ」。
 TAKUYAさんがこれ以前に所属していたスカンクというバンドは、アマチュア時代、スピッツとも何度も対バンをしたことがある。
ジュディマリのリズム隊のお二人(ベースの恩田さん、ドラムの五十嵐公太さん)とは面識はなかったが、有名なメタルのバンドの元メンバー、ということで、「スピッツ内ではすごく盛り上がった」。
 恩田さんは、PRESENCE、JACKS’N’JOKERの元メンバーで、公太さんは十二単のメンバーで、「どちらもジャパメタ界隈では超有名なバンド。スピッツ4人ともそういうのをかじっていた時期があるんで」。
 メタル出身のパワフルなリズム隊に、パンクやニューウェーブの影響の強いTAKUYAのテレキャスターの切れ味鋭い音が絡む、というのが「バンドサウンドとしては新鮮でカッコよかった。まさにバンドの化学反応、chemistryという感じで」。
 そこに「キュートだけど、実は軽くないYUKIちゃんのボーカルが乗っかれば、まあ、みんな聴くよね」。
 そして、当時は「恩田さんの作る歌謡ロック的なキャッチーなメロディーもヒットの大きな要因だったのでは」。
[PV] DAYDREAM (3rd single) (1994)

 次の曲は、「RADIO」(1994年、4thシングル「Hello! Orange Sunshine」と両A面/2ndアルバム『ORANGE SUNSHINE』)。
 ジュディマリのライブに﨑ちゃんが飛び入りでこの曲のセッションでドラムを叩き、「それをスピッツメンバー全員で見に行った」。
 ライブ後の打ち上げにも参加して、「そこでGLAYのTAKUROくんとJIROくんと初めて話した記憶がある。ビジュアル系で怖い人なのかと思ったら、普通にいい人だった」。
 (キュ~ンで、すでにやられてしまう)
 曲終わりで、「この曲、のちにスピッツでカバーして﨑ちゃんが歌った記憶があるんだよね~」
 メンバーに確認しても、「すごい昔なんで」記憶が曖昧とか。「リスナーの中にそのライブに行った人がいたりしてね」と。


 JUDY AND MARYとの思い出話
 JUDY AND MARYは、スピッツより早い時期にすでに人気バンドになっていた。
 1993年ごろ、「TAKUYAのはからいもあってだと思うけれど、雑誌の企画で対談しました。ジュディマリからはTAKUYAとYUKIちゃん。スピッツからはテツヤとオレ。何話したか全然覚えてないけど。何話したのかなあ」。
 探せば家に雑誌があるはずだけど、探しきれなかったそうで。
 (正確には、『GB』1995年5月号ですよ。ライブの話、YUKIちゃんはTAKUYAくんオススメでスピッツ聴き始めて、今では大ファン!とも。テツヤくんはMステのジュディマリ出演のときのビデオを何回も繰り返して見てた、とか。それから、YUKIちゃんは﨑ちゃんから「その声でワンツアーもつの?」と心配?されたとか。すごく楽しそうな対談です)
  


 次は、「自転車」(1995年、6thシングル「小さな頃から』との両A面)。
 (そういえば、『GB』での対談で、草野くんは、ジュディマリの「小さな頃から」が好きだと言っていました)
[PV] 小さな頃から (6th single) (1995)
 「自転車」は、「ハーモニーがとても気持ちいい曲」。YUKIちゃんにどうやってるの?と尋ねたら、「メンバー全員で頑張って録った」と言っていたそうで、「すごいな」と思った、と。
 (なんとも、ちょっとひっかかるリズムと、印象的な高まりのメロディー。ウキウキしてくるなあ。)


 そして思い出話を。
 渋谷公会堂でのライブにYUKIちゃんが来て、打ち上げのあとにゲーセンに行った、と。田村くん、YUKIちゃん、スタッフの4人で言って、「レースのゲームで盛り上がった」と。
 「今思うと、ジュディマリのYUKIちゃんとゲーセンに行ったって、自慢できるんじゃない? 思い出話というか、自慢話?」と。(うれしそうで、微笑ましい)
 (『GB』では、両バンドが同日に札幌でライブがあった夜、ゲームセンターにいたスピッツをジュディマリの二人が訪ねてきて、一緒にレーシングゲームをやったと、楽しそうに語らっています)


 次は、「ジュディマリの大ヒット曲」、「Over Drive」(1995年、7thシングル/1995年、3rdアルバム『MIRACLE DIVING』)。
 PVでメンバーが来ていた白いオーバーオール、「周りで流行っていた記憶がありますね」。
[PV] Over Drive (7th single) (1995)
 (昨年のスピッツ ファンクラブツアー ゴースカでは、「Over Drive」がライブ前に流れて、フェイドアウトしてメンバーが登場したときの盛り上がりが印象的でした。)

 次は、「KYOTO」(1995年、3rdアルバム『MIRACLE DIVING』/2000年、ベストアルバム『FRESH』)。
 シングルはfade outするが、今日はフル間奏バージョンの『FRESH』から。
 これはシングルではないけれど、「好きな曲なので」。
 (そうか~、シングルではないんですね。よく耳にした思い出があるので、シングルカットされているのかと勘違いしていた)
 ZO-3でサビの部分を歌って、「サビが着地しない感じで終わる。そこがすごくツボで、当時、TAKUYA、すごいいいメロディーつくるなあと思いましたね」と。
 いい曲だし、気持ちいいアレンジなので、「よく車で聴いていました」。
 (ロックバンドが京都か~、いいなあ、と思いました。その1年後くらいに友人の結婚式で京都に行ったとき、新幹線の中で「KYOTO」、聴いたなあ。「春の夢~♪」のところ。)

 最後の曲は、「ミュージック ファイター」(1998年、15thシングル)。
 90年代後半は「お互いに忙しくなって、顔を合わせることもなくなっていった」けれど、「CDはずっと聴いていた」。
 コンポーザーが恩田さんからTAKUYAくんが中心になって、「バンドの雰囲気も徐々に変わっていった」。
 この曲は、「いい意味で、ヘンな曲だなあ、ぶっ飛んでんなあと思いました。これは絶対、スピッツにはつくれん曲や~ん、ってね」。
 「ここから新たな展開で・・・と楽しみにしていたけれど・・・」と。

 そして、活動休止期間を経て、2001年にアルバム『WARP』をリリースするが、解散。
 その後、YUKIちゃんのソロアルバム(2002年、『PRISMIC』の「愛に生きて」。スピッツが演奏していて、ああ、スピッツだ~ってわかります。)に参加したり、「最近は久々にTAKUYAがスピッツのライブを見に来てくれたり」とか、「ゆるいつながりは、あるんですけどね」。
 今日、ひさびさに曲を並べて聴いて、「今聴いても全然古い感じがしないのは、改めてすごいなと思いました」。
 (本当に。生き生きと景色が浮かんできて、こんな私でも心がちょっとアクティブになれる)

 特集の最後に。
 ここでも「思い出話」か?
 昔、スピッツが某大御所カメラマンに撮影してもらったときのこと。
 そのカメラマンの撮影は普通、フィルムの1ロールであっさり終わってしまうと言われていてが、それでもジュディマリはフォトジェニックなバンドだから3ロール使ったという話をきいていた。
 スピッツはどうなのかな~? やっぱり1ロールで終わっちゃうのかな、と思っていたら、「なんと2ロール使ってくださいました」。
 「あれ、メチャメチャうれしかったんですよね。すごい思い出! ジュディマリよりは少ないけど、ほかのバンドよりは多いっていう(笑)。大したことじゃないんですけど、すごいいい思い出になってる・・・」(笑)
 (大勢のファンの中には、今でも再結成を望んでいる人も多いんだろうな。YUKIちゃんはますますアクティブにソロ活動しているし、もうあの頃のジュディマリは不可能なんだろうな、と思いつつ、ずっと音源は聴いていくだろうと思っています。2015年の夏のフェスで再結成したレベッカのライブを見たけれど、あのときのファンたちのようすを思い出す。感想はそれぞれなんだろうな。ココ
 (久々に今回の草野くんは、いつもとちょっと違う感じで、楽しそうでしたよね~。自慢話とか・・・(笑))



 今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、b-flowerの「始まる、もしくは そこで終わる」(1993年、3rdアルバム『『World's End Laundry〜メルカトルのための11行詩〜』)。
 (イントロは、「冷たい頬」)
 若いときは、「ジュディマリだけではなく、いろんなアーティストと対談していた」という草野くん。
 (そのころの、若くて無防備で、今よりたぶん本音に近いことをしゃべっていた?危なげな発言も懐かしい。ブレイク前の発言はとくにおもしろかったな)
 b-flowerの八野英史さん、フィッシュマンズの佐藤伸治さんとの「ひなぎく対談」(3人なんで、本来なら「鼎談」となるんだろうね、と)。
 1994年の『ROCKIN'ON JAPAN』(私のもっている雑誌には「第1回」と書いてあるけど、第2回もあったのかな? 記憶にない)
 「八野くんはズバズバものを言う人で、すごいな、おもしろいな」と思っていた、と。
 b-flowerは、「イギリスのネオアコっぽいサウンドで、言い方はアレですけど、彼の曲者っぽさがにじみ出てて、すごいロックだなと思いますね」。
 この曲も「不思議なメロディー展開で、中毒性があって、何度も聴いてしまう。ほんとに曲者だと思います」。
 (当時、本当によく聴いていたb-flower。)
 (震災後のココで八野さんの文章を読み、大人になってもちゃんと「曲者」で、鋭くて、核心をついて心に届く言葉を発する能力の高さに感じ入った記憶がある。優しさも伴って。今さらあの頃のことを持ち出すのもどうかと思ったけれど、スピッツ、そして草野マサムネというアーティストについて、「草食動物のバンドのファン」に向けて書いてくれた秀逸なメッセージをときどき思い出すことがある。)


 来週は、「虫のロックバンドで漫遊記」。
 これまで、動物の名前のバンド(ココ)、フルーツの名前のバンド(コチラ)など特集してきたが、とうとう「虫」!
 虫の名前のバンド、「あのビートルズを筆頭に、洋楽も邦楽も結構多い」そうで。「個人的に虫が好きっていうのもありますが・・・」


 そして、「草野さん、この間の大寒波、大変でした」



 今日は本当に寒かったな。
 外を歩いていて、風の通り道のような坂道で、しばし冷たい風が通り過ぎるのを待っていた。
 こんな日には、心に浮かんで消える人がいる。どこかがちょっと温かくなって、いつも助けてもらえる。
 まだどこかで会えたらいいなあ。


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