隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

フルーツなバンド名で漫遊します。

2022年07月25日 19時54分37秒 | スピッツ

2022.07.24
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 7月第5週。
 「ロックに関係ない、どうでもいい話」から・・・。
 街を歩いてふと疑問に感じたことを調べずにはいられないことがよくある草野くん。(フムフム。)
 先日も、民芸品のお店で竹で編んだざるとかかごを見ていたとき(年齢的に、民芸品を見ていると和むようになったらしい)、「ヨーロッパなど竹が育たないところでは、昔は何をつかってざるやかごを作っていたんだろう?」と。
 それで、海外の民芸品を取り扱うお店のサイトを見ていたら、「柳の枝、白樺の樹皮」などを使って、ざるやかごを作っていたらしい。「なるほど~」。
 見た目は「昔ばあちゃんちにあったざるやかご」と同じだが、「素材が違う!」
 「ま、ほとんどの人には必要のない知識かもしれない」けれど、いつかヨーロッパの民芸品のお店を訪れたときに素材が柳の枝、白樺の樹皮のざるやかごを見て、「ああ、そういえばスピッツの人がそんなこと言ってたな」と思い出してください、と。
 (こういうところが、豊かに生きる、豊かに暮らす、ということなのかも、と改めて。)

 今回のテーマは、フルーツなバンド名で漫遊記
 夏を迎えて、スイカ、桃、メロン、梨などのフルーツが旬を迎えているなか、火照った体をクールダウンする効果もある、ということで、「無理やりですが、フルーツなバンド名」で特集です。


 オンエア曲
 01 桃(スピッツ)
 02 Elevator(Grapefruit)
 03 Psychic Magic(G.I.Orenge)
 04 Since Yesterday(Strawberry Switchblade)
 05 All That You’ve Got(The Pineapple Thief)
 06 Tonight(The Raspberries)
 07 Mariposa(Peach Tree Rascals)
 08 インフェルノ(Mrs. GREEN APPLE)
 09 生まれかわるように(柿原朱美)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「」(2007年、12thアルバム『さざなみCD』)。
 バンド名は「イヌ由来だけれど、フルーツ名の曲もいくつかあり」、その中から。
 (そうか、「ラズベリー」とか「チェリー」とか。バンド名では、「ミカンズ」がありましたけど)

 最初の曲は、Grapefruitの「Elevator」(1968年、2ndシングル/今日は、2016年のリマスター盤より)。
 Grapefruitは、あのApple Recordから60年代にデビューしたバンド。
 プロモーションビデオは、ポール・マッカートニー氏がディレクションしたそうだ。
 バンド名はジョン・レノンが・・・。「とすると、バンド名のGrapefruitにも何か意味があるのかな?」。
 調べてみると、オノヨーコさんのアート作品(詩集?)のタイトル由来らしい。
 ハーモニーが美しく、「音楽的にはビートルズよりビーチボーイズやレフト・バンクに近い?」
THE LEFT BANKE- WALK AWAY RENEE- PERFORMED @ DROM.mov
 (これは、レフト・バンク。これは2011年のライブ映像? 60年代の短命バンドという認識だったけど、今でも活動しているのかな?)

 次は、G.I.Orengeの「Psychic Magic」(1985年、2ndシングル/1985年、デビューアルバム『Psychic Magic』)。
 草野くんが高校生のころ、ラジオやテレビでよく曲が流れたバンド。
 「日本で盛り上げて、それから世界へ」という売り出し方のバンド。(当時、よくあったそうです)
 音楽的にはデュラン・デュラン、見た目はカジャグーグーのような、ニューロマンティックの路線。
 草野くん自身はリアルタイムでは「あんまり興味がなかったが、懐かしさ補正からか、最近聴くと、キャッチーだし、盛り上がってしまった。わくわくするというか、気持ちが十代に戻ります」と。


 メッセージコーナー。
 ロク漫でもオンラジでも「流暢に話しているのに、なぜテレビは苦手なの?」。
 テレビでもっとスピッツが見たい!とおっしゃるリスナーさん、「以前にテレビで何かイヤな思いをしたのですか?」。
 「ラジオも決して得意ではない」と言う草野くん。「でもカメラが前にあると緊張するんだよね」
 「自分の姿、見た目、特に動きがあまり好きではない」ので、それを撮られていると思うと、「緊張するし憂鬱になってくる。体に力が入ってこわばっちゃう感じかなあ」。
 でも、演奏したり歌ったりしていると、少しは紛れるとか。
 見た目が好きではないということから、「KISSみたいにしっかりメイクすればいいかも。自分じゃない人になりきってカメラの前に立てば・・・いけるのかもしれない」。
 (面倒な性格ですな・・・。外見が(外見も?)好き!というファンもいるのにね)
 「慣れれば大丈夫なのかな。一生なおらないのかな?」(って、もうテレビに出始めてから30年近くたっているし、結論は出ていますね)
 草野「だから、スピッツがテレビに出ることは、あまり期待しないでください」(苦笑)


 次の曲は、「女性デュオのユニット名」、Strawberry Switchbladeで「Since Yesterday ふたりのイエスタデイ」(1984年、デビューシングル)。
 Strawberry Switchbladeは草野くんが十代のころにヒット曲を飛ばしていた。
 「派手なメイクと水玉模様のドレス」が草野くんのイメージ。「80年代のイギリス!っていう感じ」。
Strawberry Switchblade -- Since Yesterday

 これらのドレスや雑貨などを「文化屋雑貨店」という、今はもうない店で売っていたな、と草野くんの個人的な思い出。
 (渋谷のファイヤー通りから原宿界隈をぶらぶらしていた人なら、きっと誰でも知っている店)
福岡にもあったそうで、「サブカル寄りのものを安く売っていた。人と違うものを持ちたい、と思う十代にはありがたい店だった」。

 次は、「イギリスのバンド」、The Pineapple Thiefの「All That You’ve Got」(2018年、12thアルバム『Dissolution』)。
 The Pineapple Thiefは「パイナップル泥棒」、某映画のワンシーンが由来らしい。
 このバンド独特の世界をもっていて、「ロックなんだけど、波の穏やかな海を眺めているような、でも穏やかな中に激しさが隠れているような」、そんな「不思議な音楽」。
The Pineapple Thief - In Exile (from Your Wilderness)


 メッセージコーナー。
 1999年から2000年にかけてスコットランドにホームステイしていたリスナーさんから。
 慣れないスコットランド訛りの英語にも悩まされて背中に湿疹ができたりしたそうだけど、「スピッツのアルバムを持って行ったので、どうにか乗り越えられました」。
 草野「留学とかホームステイって憧れていたけど、怖くてできなかったね~。今でも海外で暮らしてみたいという願望はあるんですが」
 スコットランドでの経験を綴ってくれたリスナーさんに「スコットランドでのホームステイのお話は初めてきけたかもしれない。貴重なお話をありがとうございました」。


 次は、「70年代のアメリカのギターロックバンド」、The Raspberriesの「Tonight」(1973年、3rdアルバム『Side 3』)。
 ココで紹介していますね。特集のタイトルは「独断でセレクト! このバンド、スピッツっぽくね?な洋楽で漫遊記」。
 「先輩なんで、スピッツがThe Raspberriesっぽくない?って何度か言われたことがある」バンド。
 「スピッツのお手本バンド。音楽的にはチープ・トリックと近いかもしれない」と。
 草野くんは高校生のころにアルバムを買って聴きこんでいたので、「そういう意味では影響を受けているかもしれない」と。
 そして、エリック・カルメンが在籍していたことでも有名なバンド。
The Raspberries - Go All the Way
 (アイドル的な目線でとらえていたけれど、多くのミュージシャンに影響を与えたバンドなんだな。)

 次の曲は、「一昨年デビューしたばかりの旬なバンド」、Peach Tree Rascalsの「Mariposa」(2019年、9thシングル)。
 この特集のために、peachがついたバンドはないかな、と探していて、サブスクで見つけたバンド。
 カリフォルニア出身で、メキシコ、フィリピン、パレスチナからの移民二世で構成されたバンド。
 「ジャンルはよくわかんないけど、すごくポップだし、聴いていると楽しくなってきます」と。
 TikTokやYouTubeでの再生回数がものすごい!
 (以下は、『Let U GO』のMVです)
Peach Tree Rascals- Let U Go (Official Music Video)

 最後は、「日本のバンドもいってみましょう!」、Mrs. GREEN APPLEで「インフェルノ」(2019年、3rd配信シングル)。
 最近の日本のバンド名は、髭ダンとかヤバTとか、「え、なんで?」というのが多いけど、「このバンドも、なんでミセス?と思ったけど、深い意味はないのかな」。
 このバンドの曲の中でも「激しめの曲」ということで。
 アニメ『炎炎の消防隊』のオープニング主題歌。
 草野くんはこのアニメを見ていたそうで、「燃えさかる炎に立ち向かう消防士の姿にすごく合っていた」。


 特集の最後に。
 フルーツ名のバンドと言えば、「レモンヘッズも好きなバンドだし、PEARSというパンクロックバンドもいい感じだし、オレンジレンジもいたなあ。メロンというバンドもあったなあ、とか、あとからいろいろ思い出しました」と。
 また特集を組めるかも・・・と。


 そして、今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、柿原朱美さんの「生まれかわるように」(1992年、5thシングル)。
 (イントロは、「青春生き残りゲーム」。いつかライブでやってほしいなあ。ココの﨑ちゃんがゲストのときもこれだったかな)
 このコーナーも「フルーツつながり」で、「柿」です!
 柿原さんは今井美樹さんの曲の作曲などでも有名なシンガーソングライター。
 草野くんは、90年代に彼女のラジオ番組に「呼んでいただいて。すごくステキな方で。ステキなお姉さん? ぶっちゃけ、当時ドンピシャで好みのタイプだったんで、対面すると直視できなかったという記憶があります。若かったな」(おおっ!)
 最近はアメリカにお住まいで、AKの名義でさらにデジタルなダンスミュージックを作っている。
 この曲は、「夕方にまどろんでいるような、ふわふわした気分になります」。
 誰もいないハート / AK Akemi Kakihara (柿原朱美) Official Music Video
 (好きな曲はたくさんあるけれど、これは1993年かな。さばさばした語り口もステキな方です。)


 来週は、【60年代の日本のロックバンドで漫遊記】。
 ココで70年代の日本のロックを取り上げたが、「さらにさかのぼって」。
 60年代は、日本はまだ歌謡曲の時代だが、ビートルズの来日前後からじわじわとロックの影響を受けて、「いわゆるGSで一気に加速する感じ」。
 「日本のロックサウンドの黎明期」をご案内!

 「草野さん、網戸にクワガタがとまっていました」

 そして、「好きなベーシスト」で、リクエストを募集!
 楽曲やサウンドだけではなく、ルックスとかプレイが好き!という理由でもOKだそうです。


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