隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

70年代!「聴いていてしっくりくるサウンド」~TYKで漫遊記!

2022年11月09日 14時16分04秒 | スピッツ

2022.11.06
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO


 11月も第2週へ。「早いですね~」
 さてさて、最近よく使われる、「こだわり」という言葉。
 「シェフ、こだわりのカレー」
 「がんこ親父がとことんこだわったラーメン」
 などなど。
 ただし、「こだわる」はもともと、ネガティブな意味で使われていた。
 辞書でも、「小さなことを必要以上に気にすること」。
 アルバムリリース時に、「今回のレコーディングでこだわったことは?」なんて「テンプレな質問」を受けたとき、「これからは“こだわって”答えていきたいね」。


今週は、【TYK・70年代前半UK隠れた名曲で漫遊記】
 この番組、当初の草野くんにとっては、「70年代のロックナンバーを淡々と流す」というイメージだったとか。
 で、「当初(T)やりたかった(Y)感じ(K)」の1時間だそうです。
 草野くんが独断で選んだ、「70年代前半のUKロックの隠れた名曲」特集です。
 (今までの「TYK特集」の3回分は、ココの最後に紹介していますので。)


 オンエア曲
 01 田舎の生活(スピッツ)

 02 The Spring Of '69(Blackfoot Sue)
 03 Drowning Man(Greenslade)
 04 Big Jim Salter(Stone the Crows)
 05 HOLD ME BACK(Patto)
 06 See My Baby Jive(Wizzard)
 07 おでこに生えたビワの性格が悪い(家の裏でマンボウが死んでるP)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「田舎の生活」(1992年、ミニアルバム『オーロラになれなかった人のために』/2006年、テレビアニメ『ハチミツとクローバー 2』最終回の挿入歌)。
 30年以上前に、岐阜県の付知川の河原を訪れた際に浮かんだ曲。
 付知町は中津川市と合併して、今はもうないそうです。
 あの辺りは栗のお菓子も多くあり、最近も中津川の栗きんとんを食べたそうで・・・。
 (なんて美しく、もの悲しい曲なのだろう。目の中に広がる風景に心が震えます。若いころの草野くんの想像の中では、こんな景色が流れていたのだろうか。)
 (付知川は、「田舎の生活」をまだ知らない頃、キャンプしたことあり。河原のキャンプは事故さえなければ最高だ)

 最初の曲は、Blackfoot Sueの「The Spring Of '69」(1973年、1stアルバム『Nothing To Hide』)。
 1970年、双子のファーマーきょうだいを中心に結成されたバーミンガムのバンド。
 (哀愁も感じられるサウンド、ギターソロ)
 サウンドはその後のヘビーメタルにも通じ、「ちょっと早すぎたバンドだったのかも」。
 当時は、グラムロックとして扱われることが多かった、とか。
 いまいちビッグになれなかったバンドって、「サウンドがショボいことが多いが、このバンドはなんでメジャーにならなかったのかと思うくらい、サウンドがいい」。

 次は、「ギターレスのバンド」、Greensladeの「Drowning Man」(1973年、1stアルバム『Greenslade』/今回は2018年リマスター盤で)。
 「個人的には、ギターレスのバンドには物足りなさを感じてしまう」草野くん。
 でもこのバンドは、「オルガンとエレピがいい音を出していて、物足りなさは全然感じない。かなり美メロな曲。初期のイエスなんかにも通じる音で、スネアドラムのポコポコした音もとっても気持ちいい」
 ジャケットは、「当時のイエスと一緒で、同じイラストレーター、ロジャー・ディーンさんが手がけていて、ファンタジー風味で、大好物」と。
  


 メッセージコーナー。
 リスナーさんの衝撃の光景!
 20年前のこと、停車した赤いポルシェから白い毛皮、赤いハイヒールの女性がトイプードルを抱えて降りてきて(「めっちゃ、素材写真!」)、その光景に「洗礼を受けたような衝撃」(笑)。
 「イヌって抱えられるんだ~」(笑)
 草野くんも、ポルシェから、短パンにローファーのダンディーな男がおりてきたのを目撃して、「おお、かっこいいなあ」と思って見ていたら、「某有名な歌手」だった、と。
 「誰だか言いたいけど、言えない・・・。いろんな歌手で思い浮かべてこの話を聞いていただけたら」と。
 (いろんな人、思い浮かぶけど)
 草野「ポルシェってやっぱカッコいいね。乗ったことないけど」

 (ないんだ~)


 次の曲は、Stone the Crowsの「Big Jim Salter」(1971年3rdアルバム『Teenage Licks』)。

 「イギリスのジャニス・ジョプリン」と言われた、「マギー・ベルさんのバンド」。
 「ジャニスさんより、ハードロック味のあるシャウトかな。むしろソウルシンガーに近い感じかもしれないね。歌唱のタイプはティナ・ターナーさんに近い気もします」
 ギターのリフを弾いてくれて、「80年代のメタルのリフを先取りしている」と。
 ギタリストはWings(ポール・マッカートニー)で活躍したジミー・マカロック。
 (曲終わりで、彼の加入前だったそうで、ギターはレスリー・ハーヴェイ。彼はライブ中に感電死とか?)
 (小気味いい感じのサウンドですね)


 メッセージコーナー。
 「ホールケーキを一人で全部食べたい!」という夢はかなわぬまま「もう食べきれないだろうな」と夢をあきらめつつあるリスナーさん。
 (わかる! 10年以上前?に小さめのホールケーキを買って、全部食べようかとチャレンジしたけれど、途中で気持ち悪くなって、4分の1は次の日に回した思い出あり。これがあやふやで、全部食べ切ったという記憶もなくはない。話をおもしろくしようと試みて、いろんなこと言っちゃったからなあ。不明・・・)
 「そういう食べ物についての思いはありますか? 例えば、2倍の濃さのカルピスを飲みたい!とか、うまい棒を全種類買いそろえたい!とか?」
 草野くんは、「カルピスに関しては、もとから薄めが好き」。
 草野くんは三人兄弟で、スナック菓子は分け合って食べていたから、一人暮らしを始めて最初のころ、「某スナック菓子を毎日1袋全部食べていた」。
 ところがそのうちに見るのも嫌になって、それ以来何十年も食べていない、「今でも売っている有名はスナック菓子なんですけど」って。
 (そんなもんかも。)
 結論としては、「もっと食べたいな、というところで終わらせておくことが、それを長く愛するためには必要なことかもしれない」と。
 (なんにでも言えることですね~。なかなか難しいことだけど)
 全国の気になるラーメン屋さんはチェックしているところもあるので、「一回食べてみたいな、という夢はありますね」。


 次は、Pattoの「HOLD ME BACK」(1970年、1stアルバム『Patto』)。

 このバンドの母体だった、60年代のバンド、Timeboxから入ったそうです。
 学生のころに新宿レコードで購入した、UKサイケのオムニバスに入っていて、「これがなかなかよくて、Timebox、その後どうなったのかな?といろいろ調べてみたら、70年代にはPattoという名前になって活動していた」。
 古いUKロックが好きな人にはそれほどマニアックではなく、意外と知られているバンドかもしれない。「曲によって、プログレ風味だったりジャズ風味だったりして、おもしろいバンド。今日のこの曲はハードロックで、シンプルで、とてもカッコいいです」と。
 (ちょっと粗削りだったり、チャーミングだったり。60年代をうまく引きずっている)
Patto - San Antone (1971)

 最後の曲は、「ELOの初期メンバーだったロイ・ウッドさんのバンド」、Wizzardの「See My Baby Jive」(1973年、大ヒットシングル/今日は、2006年の1stアルバム『Wizzard』リマスター盤のボーナストラックより)。
 草野くんにとっては、ロイ・ウッドさんと言えば、「チープ・トリップの『California Man』という曲のオリジナルをつくった人」。
 チープ・トリックに夢中だった中学生のころ、「California Man」のクレジットを見て、最初はストーンズの「ロン・ウッド」と勘違いしたそうだ。
 ロイ・ウッドさんは、「すごい才能の持ち主なのに、もうちょっと知名度高くてもいいミュージシャンの代表」みたいな方だ、と。
 このバンドでは、ロイさんは奇抜な魔術師のコスチュームだったそうで、バンド自体は当時はグラムロックにカテゴライズされていた。
 「曲はメチャメチャポップ。クリスマスソングみたい。あ、そうだ、マライア・キャリーのあの曲に似ている」と。
 (「All I Want for Christmas Is You」ですね。たしかに・・・)


 特集の最後に。

 草野「やっぱりね、70年代のロックサウンドは、聴いててしっくりくるなと思いましたね。とくに70年代前半のイギリスものね、これです!」
 「若いころは、そういうレコードがなかなか手に入らなかったり、買いたくてもプレミアがついたりしていたけど、今は配信やサブスクである程度聴けちゃうんで、ありがたいです」と。
 でも、配信とかだと、契約などの関係で急に聴くことができなくなってしまうこともあるので、「本当に好きな曲は音源をもっていたい」とも。


 今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、家の裏でマンボウが死んでるPの「おでこに生えたビワの性格が悪い」(2012年、1stアルバム『My Colorful Cunfuse』)。
 (イントロは、大好きな「ホタル」)
 「家の裏でマンボウが死んでるP」は、いわゆるボーカロイドプロデューサーの有名なユニット。
 草野くんはこの方たちの音楽を聴いて、「ナウな音楽を聴いている」気になっていたけれど、「あれからもう10年たつのかよ」と月日のたつはやさにちょっとビビッて、また聴いてみたくなったとか。
 10年前の曲だけれど、「今聴いてもクオリティーが高く、9mm parabellum bullet風のサウンドと、独特の言語感覚で書かれている歌詞がすごいです。これを無機質なボカロに歌わせていることで、かえって切なさで感情を揺さぶられる、不思議な世界ですね」。
 泣ける曲もあるけれど、今日は「笑えてシュールな曲を」と。
 (そうか、10年前なのね。つい最近のような。彼らの歌詞にはまって、歌詞検索でみんな読んだ記憶あり。詩集が出たら買いたい、とか思ったりしたっけ)
 
 家の裏でマンボウが死んでるPさんが・・・。
  https://twitter.com/takahashi_manbo/status/1589270401901031424
  https://twitter.com/takahashi_manbo/status/1589270492082761729
  https://twitter.com/takahashi_manbo/status/1590154513209774082


 そして、来週は、「ギブソンSG使いで漫遊記」。
 ストラト(ココ)、レスポール(ココ)、グレッチ(コチラ)に続いて、「ギターの機種しばり」第四弾!
 最近、草野くんもレコーディングやライブで「ちょこちょこ使っているSG」、とくにロックの世界では人気のあるギター。そのSG使いのギタリスト特集です。


 「草野さん、どこのリップクリーム使ってますか?」



 鉄道大好き!な知り合いが、二日間の北海道!

 いつもは列車と駅の画像ばかり送ってくるけれど、さすがに風景写真が多いな。
 今ごろは、来春から、段階的に一部廃線が決まっている留萌本線に乗っているはず。
 学生のころ、留萌本線は何度も乗ったし、車で旅した10年間にも駅に立ち寄ったなあ。
 北海道! 思い出がたっぷり。
 来年は行きたいなあ・・・。


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