隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

赤レンガの奇跡~スピッツ横浜サンセット劇場版、観ました!

2015年04月01日 20時39分21秒 | スピッツ

2015.3.31(火)
横浜サンセット2013 劇場版
at 新宿バルト9


 ようやく見ることができた。
 ココに自分で書いたレポはあえて読まずに見てきたんだけど、結構覚えていない・・・。
 オープニングが「恋のうた」で、本編最後が「海を観に行こう」だったのは確かに記憶になるのだけれど、アンコール最後が「夢追い虫」だったなんて(笑)。
 よくここでも、「スピッツの好きな曲を5つあげよ、と言われたら本当に困るけれど、でも『夢追い虫』は絶対に候補だな。メロディー、歌詞、アレンジすべてが骨太で妖しくて・・・」なんて語っているのに。
 ホント、私の記憶なんてあてにならない。
 昨日、大画面であのイントロが流れてきて、心が震えてしまった。あのイントロ、重量感があって、でもそれゆえのはかなさがあって、4人のプレイがかっこよくて。

 メモ程度だけど、気がついたことを。

●崎ちゃんの笑顔、本当に楽しそう。メンバーの背中を愛おしそうに見ている感じ。
 ときどき、何を見ているのかはわからないけれど、こぼれるような笑顔を送っている。
 マサムネ君がMCに行く場面で忘れていたとき、ジェスチャーで「ここ、しゃべるとこだよ」な感じで教えていたっけ。
 「あっ!」ってボーカルが慌ててマイクに近づいていたけど。
 四方から演奏姿が見られて、感動。「渚」はもちろんだけれど、2本の腕、2本の足が別々の生き物のように動くようすにしばし見とれた。

●田村君、相変わらずに暴れん坊ぶりは健在だったけど、映画ではベースの音がすごくよく聴こえて、おなかのあたりにズンズンきた。
 うねるように歌うベースを堪能。
 そういえば、たくさん歌っていたっけ。お客さんを見ながらうれしそうに。
 全身バネって感じは、40代になっても変わんないな。

●「月に帰る」は、本番でも感動したけれど映画でも十分伝わった。
 ギターソロの力強さ、サイケな感じ。
 ちょっと口を曲げてギターを弾くテツヤの表情も間近に見ることができた。
 「ハチミツ」での歌詞飛ばしの直後、早々にやっちまったな的な苦笑いを浮かべていたっけ。
 「ときどき見せる笑顔がいい」です。

●「やっちまった顔」も、「マサムネは老眼だから」のテツヤ君の指摘にちょっと「ポカン」とした表情も、大画面に映りました。
 メンバーの中で、このボーカルはいちばん表情を変えないんだってこともわかったかな。飄々・・・と。
 だから、「徐々に・・・徐々に・・・だよ」とかが光るのか?(笑)
 初期の頃の楽曲を歌うときは、私の勝手な思い込みかもしれないけれど、声も表情も「ちょっと若返る」。そんな気もしました。
 声の安定度はハンパない。

 
 (細かいことでも、近くで見るとこうなのね~というところがそこかしこにあったなあ。メンバー間のアイコンタクトとか。
 最近、ホントに前の席で見てないもんなあ(笑)。
 昔は悲しいくらいスカスカだったのに・・・と独り言)

 
 そして、最後の花火ももう一度観られて感動。
 野外で行われたスピッツ主催イベントでは、最後はいつも見事な花火ですね。

 http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/e4f0cbae470b5633fe6abc0c97be003e

 http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/f64c05824142c25c3a3765a51bcbd3ab

 http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/7ea06c56bedfba6314b836a5839710f5

 と花火三連発!

 そして、エンドロールはこの曲で、ということで、私たち観客の心に寄り添うかのような「エンドロールには早すぎる」でした。
 
 パンフもとてもステキで、メンバー、スタッフのそれぞれの思いが飾らぬ言葉でつづられていて、このイベント、そしてこの映画版への大勢の人たちのバックアップが一ファンの私たちにも流れてくるよう。
 ステージデザイン図やフリッカーデザイン画の説明もうれしい。
 ピックを投げているときのボーカルの笑顔からは、無事にライブをやり終えた充実感が伝わってきますね。


 さてさて、新宿バルトも梅田も、上映が1週間延びたようです。
 私は夜の最終回に行ったのですが、ふだんのライブよりもずっと男子率が高くて驚きました。
 
 それはもちろん生ライブがいちばんいいに決まっているんだけれど、でも大画面からの圧倒的な迫力は違う意味で心を揺さぶられる。
 そういうものを味わう機会を与えてもらったのかもしれない。
 
 そうそう、画面に映ったお客さんたちの表情・・・。み~んな笑顔なのにびっくり。スピッツのライブって、あんな笑顔を生み出しちゃうんだ。
 ステージから眺める海や夜空や街の灯りも、現実の景色ではないようだった。
 スピッツの楽曲があって、メンバーの演奏があって・・・、それだけでも十分なのに、このライブでは周囲のシチュエーションも加わって、不思議な空間が生まれてしまったのですね。
 結成26年目・・・と言っていたけれど、淀むことなく、瑞々しく、今でもちゃんと成長しているような・・・、そんな「ベテラン」バンドのライブ。
 それが2013年、夏の終わりの一夜だったということです。

 昨日は、当日のいろいろなことを思い出しながら、電車に揺られて帰ってきました。もう1年半も前のこと・・・なんだなあ。


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