隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

折り紙とジョギング

2018年06月10日 16時21分33秒 | 日記

2018.6.10(日)



 梅雨入りしたと思ったら、台風が発生したようで、その影響があるかもという空模様。
 ああ、六月か・・・。がんばろう。


★ 折り紙とジョギング
 昨日遊びに来てくれた女性が最近凝っているのが折り紙とジョギングとか。
 どちらもここ半年の間にはまって(そういえば、アウトドアのイメージも皆無だったし、ジョギング???という印象だ)。
 シューズもウエアもそろえて(形から入るもの大事なところ)、最近では週に二日くらいで、一日10キロペースとか。すごいじゃないか! パートナーさんが、車も好きだけど、普段は仕事の行き帰り駅と自宅間を必ず走る人なので(スポーツ心臓の持ち主)、その影響もあるかな。
 さっそくかつて通っていた丹沢湖マラソンを紹介しておいた。「出てみたい!」って。

 その彼女が同時に折り紙にはまって、目の前でちゃっちゃっと作ってくれたのが、これ! 彼女の6歳の活発お嬢さんも、折り目とか私なんかよりずっときれいに。さすが。

 

 

 「万華鏡といちご」「てまりと祝い鶴と・・・なんとか鶴」(笑)
 シロウト作品で、撮影もシロウトなんで・・・悪しからず。
 でも介護の現場で、彼女の折り紙に興味を持った入居者の認知症の男性の気持ちがかなり落ち着いたとかで、「単なる趣味が思いがけない効果」と言っていた。


★ 母があきらめたこと
 わが母は、お世話になっているスタッフの人を食事に誘いたいけれど連れてはいけないから、お金を包んで渡してくれ、と、ここ何回か、そのことばかりが話題にのぼっていた。
 自分はしっかりしているし、スタッフは誰もがほかの入居者よりも自分に優しいし何でも優先してやってくれる、とときどき自慢げに言う。昔から、ごちそうしたり何かプレゼントするのが好きで、自分の選んだ食事や品物は誰もが喜ぶと思い込んでいるところがある人だ。
 そこがどうも苦手だった娘は、それでも今、母が自由にならない暮らしの中で、そういう自負を拠り所に前向きに暮らしているであろうことを否定はできない。
 だけど、家族からのスタッフへの差し入れも受け取ってはくれない施設で、お金なんて問題外だ(それはどこでもそうだと思うけど)。
 それでも、母が「私のお金をどう使おうと勝手だ」などとそういう思いを抱かないように、納得してあきらめてくれるように話さなくてはならない。
 いろいろ考えて、ま、あたりさわりのない言い方で説明しようと気負っていたところ、母は便秘気味の状態に興味がすべて移ってしまったようで、今は毎日の便のことと、そしてときどき次の外出で何を食べるか、新しく入所された人のことで、食事ご招待の話はすっかりどこかへ飛んで行った。
 
 ホッとしたのも事実だけれど、複雑な思いもある。
 「ここであんたがたびたび来てなんでもやってくれて、みんながよくしてくれて、私は幸せだ」と言うけれど、どこでどんなことを諦めたんだろうと考えることがある。
 骨折して寝たきりのような状態が半年続いたなかで、元気なころの自分のことがぼんやりと霞の奥に揺れているだけになって、だからこそ「今の状態」を受け入れられるようになったのは、母には幸いだったんだろうか。

 これから、仕事をちょっと切り上げて、母のところに行ってこよう。
 ああ、そろそろ雨が強くなりそうだ。 



★ 袴田さん
 https://www.asahi.com/articles/ASL687RXTL65UTPB00L.html?iref=pc_ss_date

 私に何を語れるだろう。
 それを考えるために、この記事をここに貼っておこうと思う。


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