■湿度99%?の仙台で
いろいろ夏のイベントはあるし、年々増えてきているけど、とにかく「楽しいイベントに」「出演者もお客さんも楽しめるイベントに」と理屈ぬきに目指してきた「ロックロックこんにちは」。仙台では第7回目だそうです。
私が参加したのは、Zepp仙台2日目の8月17日(画像はZepp仙台。JR仙台駅の東口脇にあります。ホントに便利)。
当日到着した仙台は地元の人が「湿度99%」というくらいのジメジメ度。12、3階くらいのビルの屋上が靄って見えるような、そんな夏の仙台市内でした。
整理番号二桁台のなかなかのチケットを地元イベンターのノースロード先行で手に入れていたのですが、スペースのあるところではじけたいな、ということで、ゆっくり入場。奥田民生、PUFFYの出演もあるせいか?、男度も高し、の印象。でも、いつも思うけれど、ライブ前の不可思議な気持ちの高揚はたまらない。なんでも始まる前の瞬間がステキだけれど、ライブってその中でも特別かな。
いつもながら、ロックロックのステージで流される映像ってスピード感もユーモアもあていいんだけど、今回はまたまた凝っていました。そして最初は予想どおり、われらが兄貴(笑)、奥田民生。
■ダラ~でもかっこいい民生兄貴
さすらいシリーズのようにアコギをもって、自分でリズムマシンを操作し、時々アルコール?を口にしながらの「ゆる~い」民生タイム。「ま、今夜はあとにスピッツが出るから。そこで盛り上がってもらって、ここでは…」なんてMCがあったけど、彼の支持率の高いこと、高いこと。別に引っ張っていくとか盛り上げるとかいう意図なんか見せないのに、歌とギターだけで私たちをすごい高みにまでつれていってくれる。時々思い出し笑いのような含みのある笑顔を見せつつ、力の入らない時間が続く。でもマジで歌がうまいし、張り上げる声がセクシーでかわいくて、いつも完全に魅了されてしまう。懐かしい歌、みんなが知っている歌を交えた1時間弱のライブでした。それにしても、この夏のイベント出演すごいよね。4日連荘というのもあり。人柄・ライブ魂は二重丸だしね、あちこちから声がかかるんだろうな。どうかお体に気をつけて。
■スピッツはロックだぜ!
そんなに待たされる感じもなくスピッツ登場。男女入り乱れた声がそれぞれにメンバーの名前を呼んで、いやがおうにも盛り上がってしまう。最初から熱い。セットリストはロフトのときとさほどかわらないけど、ブレイク後のアルバムタイトルの曲(わかっちゃうかなあ)が久しぶりに聴けて、「あれれ、こんなにかっこいい曲だっけ?」な感動でした。ファンには定番の「ロックな盛り上がれる曲」もちゃんと何曲かやってくれて、斜め後ろの男の子の声で「うえ~、かっこええ!!」はぜひぜひメンバーにきかせてあげたかったです(笑)。
マサムネがマイクの前でオチのないMCを続けているとき、バックで田村・テツヤコンビが並んで何やら話していたのを見た人いますか? マサムネはテツヤのジャ~ンというギターの音で「あれ、俺、次の曲まちがえてた」と慌てて小物(笑)を取りにいったんですが(曲名わかっちゃう?)、その前の二人の会話、きっと「あんれ、マサムネ、また曲順まちがってるよ。おしえる? どうする?」なんてゆる~い会話だったのではないかな。
演奏はロックで、メンバーの表情はすごく楽しそうで、こっちまでうれしくなってしまう、そんなライブでした。「今夜はみんな身内みたいなもんだし」というMCからもいつもとは違った空気感があったような。そしてボーカルの声、すごくのびやかでした。音響のせいもあるかもしれないけれど、新宿ロフトのときよりも出ていたかな。「俺らは一旦引っ込みますが、また…」と言い残して、まだ興奮でざわついている中、彼らは姿を消しました。
■奥田SP+PUFFY
そして、いよいよセッションの始まり。最初「奥田SP]という文字を見たとき「奥田スペシャル」とおもったんだけど、SPは「Spitz」という意味だったのね。
1,2曲目は奥田民生のシングル曲。どちらも好きな曲なのでうれしかったが、とくに2曲目は10年くらい前の懐かしい曲。いろいろ思い出して感傷的になってしまった。民生さんのシンプルな歌詞は時によって心地よい心のある部分を刺激してくれる。改めてメロディーもいいなあと感じました。民生・マサムネがそれぞれにメインボーカルをとり、ちょっと緊張気味にハモるマサムネの声のよさも再確認。
「あらかじめテープをもらったんだけど、スピッツの演奏聴いて、おお、なかなかいい曲じゃないか、と思ったけど、俺が歌うと普通の歌だ」なんて。
次のスピッツの曲は「スピッツの原キー」で民生が頑張ってくれました。「これってスピッツの曲の中で高いほう?」「中くらい」なんてMCもありつつ。「俺の中ではラウドネスの次にキーが高いバンド」って。ラウドネスで笑っちゃいましたけど。でも原キーで張り上げて歌う民生ボーカルの「○も×××はず」(あらら)はとても新鮮で刺激的でした。テツヤ氏がすごくうれしそうにギターを弾いていましたね。
「マチャムネ~」のかけ声に、民生「マチャムネ~はないね」、マ「そういうプレイはしたことないですから」の流れに、「キミはノーマルかよ」とつい突っ込んでしまったワタシですが(笑)、みなさんはいかがでしたか。高揚すると、少々おしゃべりになる人なんだと判明。メンバーもちょっとずっこけながら笑っていました。
そしていよいよゲストのPUFFY登場。PUFFYの新曲と、スピッツにゆかりのある?曲をセッション。それにしてもPUFFYは華やかでかわいい。ステージが見事に華やぎました。「かわいい~」の声もあちこちであがっていたし。アメリカ進出で、つい最近も北米ツアーをしていたはずの彼女たち。体は小さいけどパフォーマンスは迫力ありました。
PUFFYの新曲はかなりアップテンポで、バックで演奏している奥田SP、かっこよかったです。腰を落としてアコギをガシガシと早弾きするマサムネを、自分もベースをかき鳴らしながらうれしそうに笑ってみている田村君がほほえましかったな。
そして、もうスピッツのボーカル、メッチャ舞い上がっていましたねぇ。田村君が「ゆるい合コンみたい」と的確なツッコミをしてたけど、「お久しぶりです。ご立派になられて」にはおかしいくらいに頭真っ白な感じで、焦っている様子はほほえましく笑えました。芸能人としての自覚は数段上の(笑)PUFFYが、客席にお尻を向けて自分たちに対応しているホストに気を使っていたのが、ちょっと笑えましたが。グダグダになっていたホスト、「どう見えるかわかんないけど、すごく楽しいですから」と言ってたっけ。もう、見るからに楽しそうでしたよ。ホスト、がんばれ!!
そしてラスト曲。民生兄貴が「なんでこれをコピーするんだ、大丈夫なのか」と笑っていましたが、いえいえ、客席大喜びの楽曲、「○ッ○だぜ!」(もうばれても許して)。コブシを振り上げるパフォーマンスで盛り上がるみんな。この曲で盛り上がらないわけないですよね、という感じでした。
■終わらないで~、と言いたい気分
アンコールはあっさりと、彼ららしく(笑)1曲のみ。それでも崎ちゃんのまわりにテツヤ・タムラが寄って、すっごく楽しそうに演奏しているのが見えて、こっちも幸せな気分になりました。
例によって、ピックや崎ちゃんはスティックを投げて去っていきましたが、それを見て男の子たちが「おー、おー!!」と反応していました。初スピッツだったのでしょうね。それもうれしい。
楽しい時間は、いつもあっという間に過ぎていきます。この夜もそんな感じでした。
彼ら自身がこうやって楽しく「スピッツと遊んでいる」限り、きっとこのバンドは大丈夫…、そんなことを思いながら、Zepp仙台をあとにしました。サンキュ!
一日、仙台でゆっくりできました。私にとっては忘れられない、友人の母親のお墓参りもできたし、秋保温泉(仙台からバスで40分くらい)の篝火の湯で日帰り入浴も楽しめました。友人といろんな話もできたし。
帰りは高速バスで爆睡。早朝の新宿に着いたとき、ああ、終わってしまったんだとちょっと寂しくなったけれど、また来年もこうやって二人で来られたらいいな、と思ったら、少しチカラが湧いてきて、その日の仕事もまあまあな感じでした。
だらだらなレポ?につきあってくださって、ありがとう。
いろいろ夏のイベントはあるし、年々増えてきているけど、とにかく「楽しいイベントに」「出演者もお客さんも楽しめるイベントに」と理屈ぬきに目指してきた「ロックロックこんにちは」。仙台では第7回目だそうです。
私が参加したのは、Zepp仙台2日目の8月17日(画像はZepp仙台。JR仙台駅の東口脇にあります。ホントに便利)。
当日到着した仙台は地元の人が「湿度99%」というくらいのジメジメ度。12、3階くらいのビルの屋上が靄って見えるような、そんな夏の仙台市内でした。
整理番号二桁台のなかなかのチケットを地元イベンターのノースロード先行で手に入れていたのですが、スペースのあるところではじけたいな、ということで、ゆっくり入場。奥田民生、PUFFYの出演もあるせいか?、男度も高し、の印象。でも、いつも思うけれど、ライブ前の不可思議な気持ちの高揚はたまらない。なんでも始まる前の瞬間がステキだけれど、ライブってその中でも特別かな。
いつもながら、ロックロックのステージで流される映像ってスピード感もユーモアもあていいんだけど、今回はまたまた凝っていました。そして最初は予想どおり、われらが兄貴(笑)、奥田民生。
■ダラ~でもかっこいい民生兄貴
さすらいシリーズのようにアコギをもって、自分でリズムマシンを操作し、時々アルコール?を口にしながらの「ゆる~い」民生タイム。「ま、今夜はあとにスピッツが出るから。そこで盛り上がってもらって、ここでは…」なんてMCがあったけど、彼の支持率の高いこと、高いこと。別に引っ張っていくとか盛り上げるとかいう意図なんか見せないのに、歌とギターだけで私たちをすごい高みにまでつれていってくれる。時々思い出し笑いのような含みのある笑顔を見せつつ、力の入らない時間が続く。でもマジで歌がうまいし、張り上げる声がセクシーでかわいくて、いつも完全に魅了されてしまう。懐かしい歌、みんなが知っている歌を交えた1時間弱のライブでした。それにしても、この夏のイベント出演すごいよね。4日連荘というのもあり。人柄・ライブ魂は二重丸だしね、あちこちから声がかかるんだろうな。どうかお体に気をつけて。
■スピッツはロックだぜ!
そんなに待たされる感じもなくスピッツ登場。男女入り乱れた声がそれぞれにメンバーの名前を呼んで、いやがおうにも盛り上がってしまう。最初から熱い。セットリストはロフトのときとさほどかわらないけど、ブレイク後のアルバムタイトルの曲(わかっちゃうかなあ)が久しぶりに聴けて、「あれれ、こんなにかっこいい曲だっけ?」な感動でした。ファンには定番の「ロックな盛り上がれる曲」もちゃんと何曲かやってくれて、斜め後ろの男の子の声で「うえ~、かっこええ!!」はぜひぜひメンバーにきかせてあげたかったです(笑)。
マサムネがマイクの前でオチのないMCを続けているとき、バックで田村・テツヤコンビが並んで何やら話していたのを見た人いますか? マサムネはテツヤのジャ~ンというギターの音で「あれ、俺、次の曲まちがえてた」と慌てて小物(笑)を取りにいったんですが(曲名わかっちゃう?)、その前の二人の会話、きっと「あんれ、マサムネ、また曲順まちがってるよ。おしえる? どうする?」なんてゆる~い会話だったのではないかな。
演奏はロックで、メンバーの表情はすごく楽しそうで、こっちまでうれしくなってしまう、そんなライブでした。「今夜はみんな身内みたいなもんだし」というMCからもいつもとは違った空気感があったような。そしてボーカルの声、すごくのびやかでした。音響のせいもあるかもしれないけれど、新宿ロフトのときよりも出ていたかな。「俺らは一旦引っ込みますが、また…」と言い残して、まだ興奮でざわついている中、彼らは姿を消しました。
■奥田SP+PUFFY
そして、いよいよセッションの始まり。最初「奥田SP]という文字を見たとき「奥田スペシャル」とおもったんだけど、SPは「Spitz」という意味だったのね。
1,2曲目は奥田民生のシングル曲。どちらも好きな曲なのでうれしかったが、とくに2曲目は10年くらい前の懐かしい曲。いろいろ思い出して感傷的になってしまった。民生さんのシンプルな歌詞は時によって心地よい心のある部分を刺激してくれる。改めてメロディーもいいなあと感じました。民生・マサムネがそれぞれにメインボーカルをとり、ちょっと緊張気味にハモるマサムネの声のよさも再確認。
「あらかじめテープをもらったんだけど、スピッツの演奏聴いて、おお、なかなかいい曲じゃないか、と思ったけど、俺が歌うと普通の歌だ」なんて。
次のスピッツの曲は「スピッツの原キー」で民生が頑張ってくれました。「これってスピッツの曲の中で高いほう?」「中くらい」なんてMCもありつつ。「俺の中ではラウドネスの次にキーが高いバンド」って。ラウドネスで笑っちゃいましたけど。でも原キーで張り上げて歌う民生ボーカルの「○も×××はず」(あらら)はとても新鮮で刺激的でした。テツヤ氏がすごくうれしそうにギターを弾いていましたね。
「マチャムネ~」のかけ声に、民生「マチャムネ~はないね」、マ「そういうプレイはしたことないですから」の流れに、「キミはノーマルかよ」とつい突っ込んでしまったワタシですが(笑)、みなさんはいかがでしたか。高揚すると、少々おしゃべりになる人なんだと判明。メンバーもちょっとずっこけながら笑っていました。
そしていよいよゲストのPUFFY登場。PUFFYの新曲と、スピッツにゆかりのある?曲をセッション。それにしてもPUFFYは華やかでかわいい。ステージが見事に華やぎました。「かわいい~」の声もあちこちであがっていたし。アメリカ進出で、つい最近も北米ツアーをしていたはずの彼女たち。体は小さいけどパフォーマンスは迫力ありました。
PUFFYの新曲はかなりアップテンポで、バックで演奏している奥田SP、かっこよかったです。腰を落としてアコギをガシガシと早弾きするマサムネを、自分もベースをかき鳴らしながらうれしそうに笑ってみている田村君がほほえましかったな。
そして、もうスピッツのボーカル、メッチャ舞い上がっていましたねぇ。田村君が「ゆるい合コンみたい」と的確なツッコミをしてたけど、「お久しぶりです。ご立派になられて」にはおかしいくらいに頭真っ白な感じで、焦っている様子はほほえましく笑えました。芸能人としての自覚は数段上の(笑)PUFFYが、客席にお尻を向けて自分たちに対応しているホストに気を使っていたのが、ちょっと笑えましたが。グダグダになっていたホスト、「どう見えるかわかんないけど、すごく楽しいですから」と言ってたっけ。もう、見るからに楽しそうでしたよ。ホスト、がんばれ!!
そしてラスト曲。民生兄貴が「なんでこれをコピーするんだ、大丈夫なのか」と笑っていましたが、いえいえ、客席大喜びの楽曲、「○ッ○だぜ!」(もうばれても許して)。コブシを振り上げるパフォーマンスで盛り上がるみんな。この曲で盛り上がらないわけないですよね、という感じでした。
■終わらないで~、と言いたい気分
アンコールはあっさりと、彼ららしく(笑)1曲のみ。それでも崎ちゃんのまわりにテツヤ・タムラが寄って、すっごく楽しそうに演奏しているのが見えて、こっちも幸せな気分になりました。
例によって、ピックや崎ちゃんはスティックを投げて去っていきましたが、それを見て男の子たちが「おー、おー!!」と反応していました。初スピッツだったのでしょうね。それもうれしい。
楽しい時間は、いつもあっという間に過ぎていきます。この夜もそんな感じでした。
彼ら自身がこうやって楽しく「スピッツと遊んでいる」限り、きっとこのバンドは大丈夫…、そんなことを思いながら、Zepp仙台をあとにしました。サンキュ!
一日、仙台でゆっくりできました。私にとっては忘れられない、友人の母親のお墓参りもできたし、秋保温泉(仙台からバスで40分くらい)の篝火の湯で日帰り入浴も楽しめました。友人といろんな話もできたし。
帰りは高速バスで爆睡。早朝の新宿に着いたとき、ああ、終わってしまったんだとちょっと寂しくなったけれど、また来年もこうやって二人で来られたらいいな、と思ったら、少しチカラが湧いてきて、その日の仕事もまあまあな感じでした。
だらだらなレポ?につきあってくださって、ありがとう。