ユメの途中

基本的には日記サイト、ネタがない時には気になった物事についてザックリと私見を述べてみる

宗教について。

2005-05-11 22:54:36 | Weblog
昨日からのネタをやや引きずりながら、もう一個ネタを行ってみます。

昨日は街角トークでしたが、今回は玄関トーク。
確か高校生の頃だったか?どこの宗教だったかは忘れましたが、多分「エ○バの○人」とかだったと思います。
確か、二人組みの男女です。
その人達が、何かイラストを印刷した紙を持ってやってくるんですわ。
で、その絵にはライオンやシマウマ、その他色んな動物と人間がニコニコしながら仲良く暮らしている図が描かれてるんですね。
その絵を見てどう思うか?と聞いてくるわけです。

その絵を見ても、違和感しか感じなかった約10年前の俺。
でも、何が変か上手く表現できずに、「え?あぁ・・・まあいいんじゃないですか?」的な答えを返したと思う。
それを聞いた二人は「そうでしょう、私たちはこういう争いの無い平和な、皆が幸せになる世界を作るために活動しているんです」的な事を(笑)
その時は、まあ適当に聞き流してお引き取り願いました。

しかし、その時感じた違和感は、ずっと拭えませんでした。
ま、すぐに何がおかしいか気付きましたが。
要は、ありえないわけですよね、捕食者であるライオンをはじめとする肉食動物と、その獲物であるシマウマなんかが一緒に仲良く暮らすなんてね。
腹一杯の時はそれでもいいかもしれませんが、腹が空くと絶対に襲うはずです。
人間が餌を与えればいいって?
その餌はどこから用意するんだ?肉食動物は植物は消化できんぜ。
肉を得るには、やはり命を奪われる者が存在する訳ですよ。

まあ、そんな事は置いといても、「争い無く皆が平和に満たされる」この言葉は異様に胡散臭いですよね。
満たされる、という事は何か満たされない事があるわけで、欲求がある限り満たされる事は無いと思います。
では、その欲求を無くせばいいのでは?
・・・有り得ませんね。欲求が無ければ、不満に感じることは無いかもしれませんが、満足する事も無い訳ですから。
そもそも生きていく上で、何の欲求もないというのは生きていないのと同じではないか?

こんな事に引っ張り出してくるのはどうかと思いますが、何日か前に、アメリカだかで、10年間植物状態だった消防士が奇跡的に意識を取り戻し、通常の生活に復帰できるのでは?みたいなニュースがありましたが、まさにそれがいい例だと思います。
その人は、状況を周囲の人に伝えられて、「10年も経っているのか、3ヶ月くらいかと思った」みたいな事を言ったといいます。
我々が10年生きている間に、彼は3ヶ月しか生きていないと言うのです。
非常に語弊のある言い方ですが、10年といえば3600日はあるのに、その内の90日しか生きていなかったということです。
確かに、肉体としては生きていたでしょう、しかし、意思のある人間として生きていたかというと、申し訳ないですが、NOというしかないと思います。

極論してしまえば、人間は欲求があるからこそ生きている実感を得られるわけで、それの無い人間は存在意義を確立出来ない、ただの生きた肉だと思うわけです。

何だか自分でもこんな事言ってしまっていいのか?と思いますが、何か思い付いた事をフィルタリングせずに書いていくとこういう結論になりました。

この意見には、様々な異論、反論があるかと思いますが、こんな考え方の奴もいる、という事です。
不快感を覚えられた方には申し訳ありませんでした。
スルーして下さい。