花・星・色・手作り・音楽、、私の大好きなもの そして日々のこと

神戸垂水フラワーアレンジメント教室「華々彩々」のレッスン作品紹介 趣味の洋裁や音楽、日々の子育てなど

色とお花で!お父さんありがとう

2015-06-15 22:56:46 | レッスン
一週間早い父の日キッズレッスンをしました。

今回お父さんを喜ばせるには何がいいかなと調べてみました。
お母さんは女性だから、いろいろとほしいものや好きなものあるんですよね。
でもお父さんは子供からプレゼント、というとメッセージカードや言葉が一番うれしいというデータが多く
これは「ハート」で勝負だな、と思いました。

そこで今回は参加希望のお子さんにお父さんのイメージの色やものを教えていただいて
それに合わせてお花などご用意させていただきました。もちろん、そのカラーからは、
お子さんがお父さんに抱くイメージ、深層心理がわかりますので、コメントメッセージもプレゼントさせていただきました。

パパはブルーと白が似合う!ダイヤモンドのイメージといったMちゃん。


大輪のガーベラとたっぷりのデルフィニウムの青でこぼれるようなお花をアレンジしてくれました。
ドラセナの葉といい、夜空のようですね。

スパンコールやピック、モールなどで、キラキラ感をだし、ダイヤモンドのイメージを演出しています。
お母さんと二人で相談しながら、お父さんのために生けておられる姿、とても素敵でした。
下のお子さんは小さく、今回参加されたおねえちゃんと一緒にゆったり過ごす時間がすくないので、
とても贅沢な時間です、と一本一本のお花を大切にさされて、幸せな気持ちが伝わってきてうれしかったです。


幼稚園時代はいつも大胆な生け方をして独創的だったH君、今回はなんと均一的な形で、短く切りそろえて、
コンパクトに生ける傾向が顕著でした。
小学生になって、自制をすることが増えて、まわりを気にしているのかな?と感じられたのでお尋ねしたら、
お母さんが思い当たるところがあるとお話してくださいました。

幼稚園時代、自由にのびのびと表現していたのと比べて、今は言いたいこと上手に伝えるのが難しい状況にあるらしく、、
相手をみながら自分を抑えたり、足踏みしている状態ですが、この状況をのりこえて、
状況に応じて自分を自由に表現できる段階に成長できるとさらに楽しいアレンジをしてくれることと思い、
成長を楽しみにまちたい気分になりました。
でもグリーンをつなげてアーチにしたところに、モールとスパンコールで作った流れ星がセンス良く心憎いです。


お父さんのイメージはオレンジとブルーだそうで、楽しげな雰囲気と真面目な雰囲気と両方の面を感じているようです。
いつも本を読んでくれるお父さんにありがとう、と伝えたく、お花は本を開いたみたいな感じにふわっといけるといいね、
とアドバイスしました。
真面目と楽しさって、もしかして本を読んでくれるイメージの色なのかな、と思いました。
読み聞かせって、物語に忠実に読む誠実さと盛り上げながら読む楽しさと両方必要ですよね。

こだわって後ろにセットしたのは、手作りのメッセージカードです。


今回は準備の時間が十分でなく、日程調整も難しく、お知らせが遅くなり参加できなかったみなさんには申し訳なかったのですが、
集まったメンバーでお花を楽しみ、心と心を結びつけるお手伝いができたことはとても幸せでした。

お父さんが感動してくださった、という感想をいただきました。
可愛いこどもと大切な奥さんが自分のことを思ってお花をいけてくれた、と思って喜んでくださっていると考えると、
とてもロマンチックで、うれしいです。

これからも家族にしあわせな時間がたくさんあふれますように。

くつろぎのナチュラルプリザ

2015-06-15 22:25:34 | レッスン
いつも生花レッスンに来てくださっているSさん。
今日、はじめてのプリザ作品に挑戦されました。

毎回丁寧で少しずつ吟味しながら仕上げてくださる方で、しっかりと時間をかけて素敵なお花を生けられます。
早くて勢いよくさっと格好よく生けるのもありですが、
丁寧に生けられたお花は、その息遣いが感じられて、くつろげる感じがします。
今日の作品もまさしくそんなかんじ!



中央のプリザローズ、グリーンって普通落ち着いた印象ですが、なんだかとても存在感あると思いませんか?
これは二輪のバラの花びらをばらし、一輪のバラに貼り直しして、お花を大きく見せる作業をしていただいたものです。


まずは、練習用のローズで開花の練習をしていただきました。
一度目は何がどうなっているのか、どうしたらどんな風に見えるのか、考えてもすきっとわからず作業していることが多いですが、
二度目で本番のローズを開花された時には、よく考え、理解されながら丁寧に作業されました。
バラの花びらがとてもきれいに仕上がっていますよね。
「時間がかかってしまって。。」とおっしゃっていましたが、
せっかく長く飾る作品なので、かけるべき時間をかけて納得いくアレンジ、が正解です。
開花もグルーガンの使い方も次第に慣れてきます。だから心配しないでくださいね。

グリーンはスペースを表します。白は広がりです。
人込みをさけて、ゆったりとしたい、それで心が解放されてまた自由にうごくことのできる、
そんな心模様を感じました。ゆったりといけられたその空気もアレンジに表現されているように思います。

長時間お疲れ様でした。

清楚なユリにルビーファーを添えて

2015-06-08 22:45:30 | レッスン
先日の芍薬レッスンに続き、、、

今回も季節のお花満載のレッスンです。

立派なオリエンタルリリーが手に入りました!
そして、この白いユリにブルー系のお花を合わせてさわやかに、、と思っていましたが、
どうしても使いたいお花があり、

じゃじゃーん、今日はスモークツリー(けむりの木)のルビーファーをあわせました。
ふわふわがかわいい煙の木。
去年使ったのはナチュラル色。来年は赤が使いたいな、、と思っていました。



赤のふわふわ素敵でしょ。
赤のバラはサムライ、赤みがかったカーネーションとあわせてほんのり赤を添えました。
上から撮影してしまったので、本物の良さが伝わりにくく残念ですが、
奥行きがあり、とても立体的でした。

主役のユリはまだ少し開花しはじめたところですが、これからどんどん咲くのが楽しみですね。



こちらはスモークツリーが正面からは見えにくいですが、背後にふんわりと控えていて心憎い生け方です。
葉のグリーンとユリの白、バラの赤がくっきりとコントラストをなしていて、格好いいですね。
でもカーネーションとスモークツリー、が優しい雰囲気を漂わせていてなんとも素敵☆


こちらのアレンジは、ピッチャーを花瓶に代用されています。
この形、安定感があって、使いやすいかも!と今日思いました。
見事な三角形、トライアンギュラーに入りました!!
最後にバラの位置を少し手直しをさせて頂きましたが、あとは一言のアドバイスで、どんどん上手にアレンジされました。

花瓶のアレンジははじめてのみなさんでしたが、
「普段、自分で生けると、すぽんとまっすぐさすだけで、なんだか格好よくならなかったけれど
いろいろなコツを学んで、今度から花瓶生け楽しくできそうです。」と喜んでいただけました。
ご自宅でも挑戦してみてくださいね。

まだ一年未満のみなさんですが、もうお花を挿すコツというか、勘が育ってきていて、
自分でどうしたらうまくいけられるかな?とお花と対話されるようになった姿を拝見し、うれしくなりました。

今日は大輪のユリと格闘!?と最初は思われたかもしれませんが、
みなさんあっさりと生けてしまわれて、レッスンは早めに終了、かごバッグの打ち合わせで盛り上がりました。
カラフルなアーティフィシャルフラワーを手に、あれこれコーディネートし、楽しい時間を過ごさせていただきました。

来月、初アート作品、がんばりましょう!


芍薬とアンスのモダンアレンジ

2015-06-07 21:41:57 | レッスン
今日は季節のお花、芍薬を使ったアレンジをご紹介します。

芍薬と言えばエレガントなたたずまいの女性的なお花。
ピンクの濃淡であわせて優しい雰囲気にアレンジすることも多いですが、今回は
白くてきれいなアンスリウム「スノーウィー」と合わせて、モダンな作風にチャレンジしていただきました。


さて、これはどんな花器にいけているでしょうか?
うむ??

提案した私もふと忘れてしまいそうになるくらい、上手にアレンジされていますが、
実はお皿の上に、花瓶をのせて二段アレンジできるようセットしてあります。

アレンジのデザインにあわせて花器をかえておけいこされる教室も多いなかで、
こちらでは長く通われても、花器はシンプルなものを活用していろいろな作品に挑戦していただくようにしています。

無駄を省く=今手持ちのものの特徴をつかんで上手に生かすことにつながります。
今はやりの、「服を買うなら、捨て○○○」とか、おしゃれな人は洋服をたくさんもたない、とかいう
シンプルスタイルと共通しているかもしれません。
たくさんの素材の中から好きなものを選ぶ楽しさ、ワクワク感もありですが、
あるもので工夫していくなかで生まれる新しさは、また格別の味わいです。


流れる葉物が素敵です。
すらっとしているけれど、お花が舞っているような躍動感があります。


こちらは下のお皿の部分が広かったので、下部に安定感のあるアレンジ、上はゆったりと広がるアレンジで
上下のメリハリが面白いですが、上下の雰囲気をうまく葉物でつないでありますね。


こちらはなんとなく生けておられる間に、上部がクレッセントのラインにきれいに整ってきて、
普段のアレンジの基礎が身についておられるのだな、、とうれしく思った作品です。
下部は少し変化を持たせて、全体は三日月型のクレッセントにせず、
ふんわりとした安定感ある形に整えられて
上手に仕上げてくださいました。

何事も基本が大切、っていいますけれど、
基本デザインをしっかりと学習してくださった皆さんが、こんなにフリーデザインで自由に表現してくださるのは、
基本デザインのベースができているからなのだな、と改めて感じました。
同じ花材を用意しても産地や時期で色も違いますし、同じ産地で同じ日にとれてもお花のお顔が微妙に違います。
お花と生ける人との出会いも一期一会で、それぞれの方がいろいろな表現をされて、
お花と人の素敵な出会いの場なんだなと思います。

ピンクは女性ホルモンを活性化するカラー、
芍薬は漢方で女性によく使われる生薬です。
しばしゆっくり眺めて、エネルギーをチャージしてくださいね。