俳句日記/高橋信之

高橋信之(愛媛大学名誉教授・俳句雑誌「花冠」創刊者)

十五夜ネット句会投句作品

2010-09-22 13:45:33 | 今日の俳句
★西へ傾く月のあしたが満月よ
月夜が明るい。西の空の月を見ながら、明日の中秋を思う。空気の澄んだ秋の夜の風情が醸し出されています。(高橋秀之)
ふと目覚めて、夜更けの空の明るさ。微かな虫の声と傾く大きな月。「あしたが満月よ」に清清しく大らかな秋を感じます。 (宮地祐子)

★樹の影の愁思の吾を入れて濃き
秋の日差しの強い時は、日当たりと日陰の対比が強く感じられる事がある。この景は木陰を物思いに耽りながら歩かれたものであろうか?秋の深まりゆく光景の中で、ふと感じる愁思の一瞬を捉えられた。(桑本栄太郎)

★天高ければもろもろの影深し


○十五夜ネット句会(月例ネット句会)入賞発表
http://blog.goo.ne.jp/kakan15/
○1997年11月7日に開設した<ネット句会>が今年で13年となる。長く続いたものだと思う。「細く長く」であった。
http://suien.ne.jp/0003/dk/

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