★さくらさくらさくらさくらてのひらに 信之
桜の花が持つ柔らさを全て平仮名で記し、破調とも思われながらきっちり17文字の定形に納め、そして僅かに「てのひらに」で止め、自己の立つ位置を示し、無限とも思われる落花にただ無心にひたる事によってその美、その自然の驚愕とも思える営みを余すこと無く詠い切っている。花鳥風月の美と風情を詠う時、有心は無心につながると言う事であろうか?(桑本栄太郎)
○今日の俳句
我が身より影出て動く春燈に/柳原美知子
作者の句には、やさしくて、芯のある母の姿を見ることが出来るが、家庭と職場を離れての秀句に作者内面の充実を知って嬉しい。(高橋信之)
◇生活する花たち「すもも・椿・すずらん水仙」(横浜日吉本町)
桜の花が持つ柔らさを全て平仮名で記し、破調とも思われながらきっちり17文字の定形に納め、そして僅かに「てのひらに」で止め、自己の立つ位置を示し、無限とも思われる落花にただ無心にひたる事によってその美、その自然の驚愕とも思える営みを余すこと無く詠い切っている。花鳥風月の美と風情を詠う時、有心は無心につながると言う事であろうか?(桑本栄太郎)
○今日の俳句
我が身より影出て動く春燈に/柳原美知子
作者の句には、やさしくて、芯のある母の姿を見ることが出来るが、家庭と職場を離れての秀句に作者内面の充実を知って嬉しい。(高橋信之)
◇生活する花たち「すもも・椿・すずらん水仙」(横浜日吉本町)
に取り上げていただき、ありがとうございました。句集「島の春」を作っていただいた当時を懐かしく思い出します。