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切ない思いで猫をリリース

2021年06月10日 16時43分15秒 | ペット(犬・猫その他)


とある公共施設の敷地内のオス猫。猫ボランティア仲間が9年ほど前にTNRして、
その後別の猫ボラがエサやりしながら見守り続けている。2月から右頬が膨らんできて、
抗生剤投与しても効果なく、ついに捕獲して動物病院を受診。
診断は嚢胞という袋に水が溜まっており、手術で袋を切除しない限り水を抜いてもまた溜まるだろう、
とのこと。おそらく良性のものだろう、とも言われた。痛みも違和感もなく食欲もあるから
日常生活に支障はなさそうだ。

推定9歳と高齢ではあるが、外猫の割にはよく人馴れしており、外見も愛らしい。
せっかく捕獲できたのだから、保護して里親募集出来れば、と私は願った。
しかし、他の猫ボラ仲間はリリースを主張。ならば、だめ押しにウィルスチェックと血液検査をして
考えてもらうことにした。

結果はエイズキャリアで、さらに腎不全初期。
高齢でも健康体なら里親募集も見込みあるが、これでは保護したらそのまま言い出しっぺの私が
引き取ることになる可能性が高い。
うちは飼い猫3匹と里親募集の保護猫2匹がいて、すでにキャパオーバーだ。
これから先、体の不調が大きくなるにつれて外の暑さ寒さがこたえるだろうな…
愛溢れる獣医師の先生は、「だからこそ家猫になれば長生きできるかも」と言って下さったが…
不妊手術してすぐに、またはもう少し前に保護できたら、このこの子の運命は変わっていただろうが…
10年くらい前にはまだ外猫がたくさんいて、猫ボラ活動は外猫を増やさないためのTNRが中心だった。
子猫が生まれるケースも多く、子猫は保護、母猫その他の成猫は不妊手術後リリースが一般的だった。
この猫がTNRされたのもそういうまだそういう時期だった。
お世話している猫ボラがこの子の現状を知った上で責任持ってお世話さるというのが頼りだ。
切なさを抱えながら、この子のリリースに立ち会った。



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