今夜の中3理科は天体の仕上げ。
宇宙に興味が湧くような面白い話を色々してみた。
自分でも調べたくなるほど興味を持ってくれたら嬉しいな。
開陽舎のこの授業がきっかけで、将来その道のプロになっていたらなお嬉しい。(笑)
天体と言えば、11年ほど前もこのブログの記事にしている。
今夜の授業をきっかけに、再アップしてみる。
以下、再アップ。
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先日に金星や太陽のことをブログに書いて、
http://blog.goo.ne.jp/kaiyosha/e/93dac539c99ede32270dfc609ba2dfe8
天体は 「オモロー!」 と主張しましたが、
調子こいて今夜はその続きです。
月や金星をあれほどに照らす太陽の光はものすごく強く、それだけ太陽は大きいものです。
直径でいえば地球の109倍もあるとてつもない大きさですが、この太陽も広い宇宙のなかではそれほど大きな星とは言えません。
夜空に見えている恒星でもっとも明るいもののグループを1等星といいますが、実はそのほとんどが太陽より大きい星だと推定されています。
冬の夜空に輝くおおいぬ座のシリウスという星は直径が太陽の2.1倍、こいぬ座のプロキオンは1.8倍、こと座のベガは太陽の3倍もあるのです。
更にもっと大きな星もあり、
夏に南の空に赤く輝くさそり座のアンタレスという星は直径が太陽の230倍、
冬の夜空のオリオン座の赤い星ベテルギウスは、なんと太陽の400倍以上もあると言われています。
もし太陽の位置にベテルギウスをもってきたら、地球もその中に軽くのみこまれてしまうでしょう。そのくらい大きいのです。
ただベテルギウスは地球から640光年も遠く離れているので、太陽に比べあれだけ小さくしか見えないのです。
(1光年とは、秒速30万kmの光が1年間に進む距離。)
ということは、現在私たちが目にしているベテルギウスの光は640年前に放たれた光であり、
今から640年前というと室町時代なんですよね。
そう、
足利義満です!
金閣です!
勘合貿易です!
不思議ですねぇ~
オリオン座左上の赤い星がベテルギウスです。
では現在観測されている恒星の中では何が一番大きいのか?
それは・・・・・
おおいぬ座VY星。(もっと大きいのもあるようですが、不確実。)
太陽が点です。
直径はナント!太陽の2000倍!!
という説もあるようです。
ちなみに、
おおいぬ座VY星はこれだけ大きくても地球から5,000光年も離れているので、肉眼で見ることはできません。
VY星の光が地球に届くには5,000年かかるということ。
もし望遠鏡で見えたとして、その光は5,000年前のもの。
そう、縄文時代。
縄文土器です!
たて穴住居です!
三内丸山遺跡です!
不思議ですねぇ~
さらに、
VY星は寿命も尽きかけているので膨張と収縮を繰り返しており、2,000年後には大爆発を起こしてブラックホールになると考えられています。
でも、
その大爆発の光を確認できるのも、さらに5,000年後なんですよね。(笑)
一瞬にして光が届く狭い空間しか知らない私たちにとっては、まあ、なんとも奇妙な時間の流れなわけです。
いや~、
天体っておもしろいですね!
いやいや、それは変態!
皆さまも天体に目覚めてみてはいかが?
おっつ・・・・
変態に目覚めてはいけませんっ
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ここまでが再アップ。
昔のこのブログ、結構はっちゃけていたのね。(笑)