こだわりおやじの独り言

東洋医学とオステオパシーが通じる事柄は、貴方の健康への道しるべです
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五十肩と膝関節

2022年08月28日 | 診療日記

年に1~2回右肩関節の痛みで肩が挙がらなくなり来院している男性から「立ち上がる時に両膝に力が入らずにフラつく」との電話が入るが、立ち上がりには膝関節を伸展させる動作になり、この時には主に大腿四頭筋の働きが良くないのではと推測する。

来院しての検査では膝蓋骨の動きが悪く、右膝は内側方向へ、左膝は外側方向への可動制限がある事が解り、大腿四頭筋のストレッチを行う事にする。

次に膝関節自体の可動性を検査すると、両膝関節ともに屈曲・伸展と内旋・外旋に制限があるので、各制限の解除と左右の膝関節包への潤滑液の補充を行い、施術後に膝の屈伸と歩行をしてもらうと、不調感は解消している。

次にいつもの右肩関節は、また挙上が困難になっていて、特に棘上筋の収縮と肩甲下筋の収縮が顕著であるので、それぞれの筋のストレッチを行った後で手技の肩関節スペンサー7技法を行い可動域拡大をさせる。

右肩の挙上は改善されるが、肩甲下筋の動きにやや難点があり、上腕二頭筋の長・短の近位部に痛みが出現したので、疼痛部に円皮鍼を添付して次週の来店を促して本日は終了となる。


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