翁の徒然なる日々

日々是自遊

阪神・淡路大震災から28年そして神戸・・・

2023-01-17 11:30:00 | 日々の徒然
あの日から28年
 今から28年前のあの日1995年1月17日は、確か連休明けの火曜日でした。奇しくも今年と同じです。ただ、成人式はまだ1月15日でした。今日も鎮魂の火が灯ることでしょう。

 あの日早朝、何時も通り5時半頃に起きて、洗面所にいた5時46分頃、何となく揺れを感じました。えっ地震?とテレビをつけると、関西地方で大きな地震があったと速報が出ました。外はまだ暗かったので、よくわかりませんでしたが、マグニチュードは7.3と聞いてこれは大変だと直感しました。

 そうです神戸市を中心に内陸型の巨大地震が起こり、地震に伴う災害で「阪神・淡路大震災」と名付けられました。テレビ画面には今まで見たこともない、信じられない光景が次々と映し出されました。

 横倒しになった高速道路、押し潰されたビル、倒れ道路を塞ぐビルや建物。穏やかだった日常は一瞬のうちに崩れ去りました。都市型の内陸型地震でしたので、津波こそ起きませんでしたが、多くの大切な人との突然の悲しい別れがありました。



 当時、神戸を本拠地としていたプロ野球の球団「オリックス・ブルーウェーブ」は、左肩袖に「がんばろうKOBE」の文字を入れ、日本シリーズで「ヤクルトスワローズ」と戦いました、残念ながら優勝こそ逃しましたが、その中にはあのイチロー選手もいました。そして翌年日本一になりました。

 そう言えば、男はつらいよシリーズの『男はつらいよ寅次郎紅の花』で、寅さんが復興した神戸の被災地を励ましに訪れるシーンもありました。

 「苦労したんだなあぁ。本当に皆さんご苦労様でした」と労う寅さん。そして被災地の人として登場したパン屋の店主夫婦を演じたのは夫婦漫才の宮川大輔・花子さんでした。その通り被災者の皆様本当にご苦労様でした。

暗闇の中に
 その後すぐに九州へ旅行に行く機会があり、夜行の飛行機の窓から見た神戸付近と思われる辺りには、灯りがなく、そこにはただ暗闇が広がっていました。今でも忘れられない悲しい光景です。

 翁が知識として知っているのは大正期の「関東大震災」ですが、実体験として28年前にこの「阪神・淡路大震災」が加わり、そしてその16年後に3.11の「東日本大震災」がさらに加わりました。もちろん、熊本、北海道、新潟などで大きな揺れを伴う地震が発生しました。でも、今は「大震災」と言えば3.11の大震災になりました。でも、1.17は忘れたことはありません。

 何しろ地震列島の日本ですから、今も折りに触れ地震の備えを伝えるニュースがあります。もうこれ以上大震災のページが増えないことを祈っています。
 
 災害は「忘れた頃にやってくる」と言われていますが、「忘れなくても」やってきます。備えあれば憂いなし、、、。

 ただ、今年の冬は例年以上に暖かい冬です、何となくですが、気味が悪いです。何も起こらないといいのですが・・・


 Have a nice day !!
 

注記:カバー画像は大震災と何ら関係ございません、地元の川沿いの夕日です。