檜舞台

日本舞踊の世界を覗いてみませんか?

長唄 南蛮哀慕 (ながうた なんばんあいぼ)

2012-01-29 16:05:57 | 趣味
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この踊りは昭和2年作曲されたもので舞踊のなかでは、新しいものだ

当時としては、なかなかハイカラな珍しい踊り

ラベイカ(バイオリンの前身)、スタメン(羊毛と麻の混紡の布)、ランケン(ラシャ)、さんどめ(木綿の縞)イルマン、バテレン(司祭 神父)と珍しい歌詞がでてくる

サンタマリヤと十字をきる振りやビードロでお酒を飲むシーンなんか、異国の郷愁を漂わせている

この踊りもなかなかいいかもしれない(立方によっては?)

立方(たちかた)=舞踊家のことです

地方(じかた)=演奏者のことです

こういう、埋もれた踊りもアップしていきたい

常磐津 三つ面子守(みつめんこもり)

2012-01-24 14:17:41 | 趣味
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今日は三つ面子守について説明します

文政12年(1829)江戸河原崎座初演

(鹿島踊り)(子守)(女伊達)(石橋)の四変化のひとつ

子守がお面のついた笹の枝で子供をあやしながら出て、その面に因んだおかめ・恵比須・ひょっとこの三つの面をかぶり替えながら踊り分けるユーモアと、子守の哀愁を見せる踊りである

こういうユーモラスな踊りはなかなか難しい

おかめが右の頬の肉と左の頬の肉を手で取って団子にして放り投げる振りや恵比須がおかめをからかう場面やひょっとこが屁をはなして扇で仰ぐ振り、また右と左の鼻の穴から長ーい鼻毛をぬいて、それを結んで鉢巻にする振りなど見ていてなかなか面白い

こどものころ習ってはいるが、多分中途挫折していただろう

あまり記憶にのこっていない







長唄 「しずのおだまき」

2012-01-19 10:35:50 | 趣味
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解説 

明治四十一年初演
船弁慶の後日談といった形の曲で、静御前が鎌倉八幡宮で法楽舞を舞ったくだりを取り扱ったものです。静かは磯の禅司の娘で、もと京の白拍子でありましたが義経が頼朝に疎まれて逃亡するや吉野まで従い、寺僧に捕らわれて鎌倉に送られたその道行から頼朝の所望により舞をまうくだりがこの曲です

この舞踊は、最初の謡いだしが素晴らしい

「吉野山、峰の白雪踏み分けて、峰の白雪踏み分けて、入りにし人ぞ恋しきに」

この謡いだしが大好きです

一度踊ってみたい踊りです

昨日NHKのテレビ番組「歴史秘話ヒストリア」をみてこれが「吾妻鏡」からとった詩だということが分かった

本当に振りの少ない踊りです

振りが少ないので初心者は踊りにくいと思います

しっとりと、情感こめて踊りきったなら素晴らしい踊りですね




本年初めてのブログ

2012-01-14 18:32:51 | 趣味
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年末年始とばたばたしていてパソコンに向かったのは今年初めて

やはり日本舞踊の事を書きますね

今年習った舞踊は清元「花筐」(はながたみ)

これは十八歳の時に藤間勘吉郎先生と踊った想い出の曲

今踊ってみて益々いい曲だなと感慨深い

今の師匠は「はながたみ」一つとってみても「相舞」(二人で踊る)「扇獅子」(扇獅子を持って踊る)[扇」(扇を持って踊る)と三とうり知っておられます

ハードに437曲の古典舞踊を入れられています

先生が稽古着で踊っているのがいちばん多いですね、その次に役者さん、お弟子さんのもあります

まだまだハードにはいりきれない大昔のビデオなんかもでてきますね

半端じゃないんです

あっぱれというしかないですね

金の草鞋をはいて日本中歩きまわっても、これほど古典舞踊の数を知っておられる師匠はおそらくお目にかかれないと思うのです

私はすごくラッキィー

今日はこの辺にしてお休みなさい