檜舞台

日本舞踊の世界を覗いてみませんか?

初めての後見 神戸文化会館

2017-12-16 17:27:35 | 趣味
  初めての後見デビュー

 曲名は「花山(かざん)の男舞」

 衣装は頭の先から足のつま先まで黒づくめの出で立ち
 
 「花山の男舞」この曲は八世藤間勘十郎さんの作詞作曲振付

 宗家藤間流独特の舞踊である

 補佐役である後見の仕事を書き留めておこう

 Ⅰ.立方から中啓もらう

   太刀の腰の紐ほどいて太刀を立方にもたせる

   二重に着た着物の中のたもとを両方内側にだす

 2.太刀をもらう

   石帯ほどく

   長絹をひらりと脱がす

 3.烏帽子を脱がして、用意した烏帽子を立ち方にもたせる

 4.二重に着た着物の帯より上を脱がせる

   上半身、中に着ていた着物がみえる

   両袂を帯締めに挟む

   振り鼓をもたせる

 5.中啓を立方に持たせて、振り鼓受け取る

   4日程師匠の稽古場に通った

   失敗は許されない

 後見によっても舞台の成功、不成功をきめる

 なんとかスムーズにこなすことが出来た

 充実した一日でありました