ビバ!バリアフリー探検

介護者が小さな事から大きなものまで様々なバリアフリーを探検していく旅です。

それでも懸命に

2018-06-19 17:07:38 | Weblog
ドラマ「ブラックペアン」を見ているが回が進む度にツッコミも増(笑)

父が難病&癌を患っていたのと
過去の仕事で病院や研究所へ医術論文の取り寄せ依頼をしたり受けたりしていたのもあり脚色された部分で『リアルはこうじゃないけど?』とひっかかっていた。

新薬治療で治験コーディネーターから
家族として説明を受けたことはあるがそれきり1回しか会ってないしその病院でも頻繁に見かけなかったし
あんな媚びる女性でもなかった←そこ違う。

医術論文については本来は医師の記録であり後学の治療法の進化には
必然アイテムであること(発表する可能性がある患者へは承諾書が渡される→読んだ身からするとそこをピックアップしてほしいが)を最終回前の
今ごろになって言うんかい…汗
前半あんなにインパクトファクターを
連呼するから論文=権力争いアイテム
のイメージがついちゃったお。

冗談は置いといて医術論文は一般人でも読めるので一度は目を通したほうが
いいと思う。
自分や家族が病気になったときの
『参考書』となり医師からの難しい説明も何となく理解できるので。

もう過去の話であるが論文をみて
父の治療法を担当医と相談したときに
『ダ・ヴィンチ(手術ロボット)』について聞いた。
*注:ブラックペアンでは別の呼称。
当時は取り入れたばかりで病院側の
技術も100パーとは断言できないこと
リスクがある父をそのロボットで手術をするのはできなかった。
ちなみに当時は保険適用外。

タラレバで当時が今の状況になって手術ができたとしても父のリスクのほうが大きく、手術後長く生きられたかは
正直わからない。

話は逸れたが高階先生の先進的医療&論文に拘るのも渡海先生の医師の腕による治療主義も2人の考えの先は
同じなので両者が認めあうのは素晴らしい、素晴らしいことであるが
おっさんドラマの影響か
高階先生(小泉孝太郎)の外見のせいも
あるが「ヒロイン」で主役の渡海先生(二ノ)に惹かれてしまう感に
見えなくないな(;^_^A
と思っていたら手術室で佐伯教授への
愛を叫ぶ黒崎教授に
次回の予告で床ドンする渡海。
しかも相手は高階じゃなくて佐伯😲😲
な、なんなんだこれは😓


やはりおっさんドラマをパクってないか…?
いや私はその点をこのドラマに
求めてないから!!
→他のドラマも視聴率狙いで真似してるがそれはそれで違うぞ。

原作はいいので視聴率は無視して
普通に医療ドラマをちゃんとやって
くださぁぁい。















プロジェクト江戸

2018-06-10 20:20:31 | Weblog
ある日、古本屋のチェーン店へ足を運ぶと販売したときにビジネス書として紹介されたがタイトルが歴史なので
何となく覚えていたらその店でお値段以上的な価格になっていたので購入。
その後ニュースをふとみたら
何とその本が正月にドラマ化!
あまりのタイミングすぎで怖っっ。

『家康、江戸を建てる』門井慶喜著

あらかじめ歴史小説ではあるが
文系ではなく理系色が強いので
本格的な歴史大好きなら少々
肩くらしをくらうかもしれない。
しかしド田舎→都会への展望や
自分が関わりのある、行ったことがある町、知っている町もいくつか登場し
長編ではなくそれぞれの短編になって繋がっているから肩が凝らずに
面白い(^o^)
ジャンルにするとビジネス書であるが
直木賞候補にもなったとか。

時は豊臣秀吉が小田原城攻めの際に
徳川家康に国替えとして関東を
もらい江戸に向かうところから始まる。
それまでの江戸は未開発地で設備も文化も本当に何も無いところであった。
歴史の舞台になったこともなく
当時の都(京都・大坂)の人からすると
「家康はん、なしてそんな辺鄙なとこを開発するんやろ?」と思われただろう。

タラレバになるがこれが家康でなく
前田利家だったら?伊達政宗だったら?石田三成だったら?
彼らは江戸開発プロジェクトを完成できただろうか。おそらくできまい。
開発する意義及び信念、天下取りへの野望、市井の技術者への信頼。
このどれ一つ欠けずに実行できるのが
当時の実力者のうちでは
ヤッス…じゃなくて家康1人だったのだ。
ちなみにトップ権力者の秀吉は
権力者になる前だったらできたかもしれない。開発も実際にやっていた(一夜城や大坂城、大坂の活性化)
しかし権力者になった途端、東日本を開発するより「敵」「服従させる対象」としか見なかったのが
家康との分かれ道だったのではないかとこの本を読んで思った。

勿論、彼が実際に整備した訳ではない。無名の、歴史に名を載らない人達(実は彼らこそが主人公)が家康の構想に自らの技術で完成させる…
ハッそれは下町ロケット・陸王・プロジェクトXじゃん!
と思ったらドラマ化するのはNHK。
さすが抜かりはない(笑)

戦国三傑のなかでイケメン武将の
石田三成、真田幸村を敵にまわしたせいか一番人気のない(特に女性)
家康だが後世を考えると総合的能力が
秀でているのは彼だと思う。
→ヘタレな部分もかなりあるが。
西軍ファンのみなさますみません。
こう言う自分の父母は西軍側の
出身地です…(;^_^A

ドラマ化のニュースをみたら家康役は
市村正親さん。
家康役は意外と初との事😵
原作のイメージとはかけ離れてはいない。
共演者のおっさん部長こと吉田鋼太郎が家康を演じても違和感はないが
それは次の時代劇に期待。
他のキャストもいいな…おや、このタイミングで牧くん(林遣都)とまた
共演。やはり部長ははるたんじゃなくて本命は牧くんだったのか(笑)
まぁ2人とも役者なのでまた別の人物に
なれるから安心して観れるので
正月ドラマ化にも期待。






















セかパか交流戦

2018-06-05 22:46:59 | Weblog
おっさんずラブ最終回症候群により
睡眠不足であったが(それは自分が悪い)そのような状態でセパ交流戦
西武vs阪神を観戦。
家族の割合は半分、阪神ファンである。私もセリーグなら阪神ではあるが
それ以上に愛は西武ライオンズが
勝る。そう阪神ファンの家族に母を託し一塁側へ向かうのを見てから私は三塁側へ入る。そうぶれないさ✌

交流戦ならではなのか黄色ユニの阪神ファンが多いこと多いこと。
警備員もいつもの倍
席に座ると隣の女性(50代?)は西武ファンではあるが更に隣の男性(50代?)はバリバリの阪神ファン。まぁこれもあるある。
(一応出入口の注意事項で表記されているけどね)

熱くなるのが阪神ファンの良いところではあるが、酒が進むと大声でこっちのチームをヤジる、阪神にも大声でヤジる。応援以外で大声で野次ったり選手やゲームのことで大声でうんちくを語る人は野球経験者ではなく俄かのタイプで日頃の憂さ晴らしに来ている。
野球をしていた人はそのようなことをせずじっくり野球を見たり適度に応援をする。

なぜなら野球経験者は野次られたり、暴言を吐かれたり、パワハラを受ける辛さや悔しさ忍耐を知っているから。
私も野球ではなくソフトボール経験者なのでその人達とは比べものにはならないが自分も辛かった記憶がある。

その辛さを知らずにわめいて野球に対して敬意を知らない野郎の顔面あたりにボールが当たればいいのにと
願っていたら阪神のホームランボールが目の前を横切ってINしたので
びっくりした。
知人も似たようなのがいるので
余計に不快を覚え、連れの女性も黙らせろよ!こっちがホーム側なんだからと思って観察していたら女性は独身、男性は既婚のようで職場仲間と思いきやそうではなくやけにイチャついてる。これはもしや、、、

おっさんずラブ?←違っ。♀♂だし。

寝不足のせいかおかしくなっている笑

じゃなくてリアル文春砲一般人verか。
そういえば私の目線の先には
その文春砲の打撃をくらった某選手が
。。。


まぁ別にりーふであろうがなかろうが私の知ったこっちゃないがとにかくこのやかましいおっさんを何とかしてくれればよい。が、カップルで来る女性はやかましい男性を止めさせられないのもあるある。(知人もそうだ)

こういうときは正攻法でホームのチームに勝って黙らせる。
頼むよ頼むよ、辻ちゃん!!
願いが通じたのかその日は大勝利。
今日も感動をありがとう。私の目にはイケメンに見えるよぉ。

これで西武球場時代を含めて応援無敗記録が更新された。反対側の母は
病気アフター後の野球観戦に初負けがついてしまった。
帰る際に一塁側の出入口を出たところで母を待っていると出てくる阪神ファンがこちらを見るので「ん?」と
思ったら

あかん、西武ユニ着用のままやん。
これは何かの罰ゲームか(笑)
自ら虎の集団に飛び込む命知らずの獅子をやってしもうたw

とりあえず野球観戦とは選手やチームを貶めるのではなく応援すること、良いプレーには敵味方関係なく
認めること、周りの人を不快にさせないこと
これが真に野球が好きな人達なんだけれどもね。

P.S 阪神藤浪君はやはり足が長くスターのオーラを持ちキレのある投球だった。しかし復帰後もあってか疲れが見えてきたときに交替させない首脳陣に
三塁側から怒りの視線を放っていた。
うまく伸びれば大谷・ダルビッシュ級のレベルになるのに首脳陣は彼を潰す気か💢

再度P.S 西武の秋山といえばホームラン後バク転をした前ホークス監督と
答えがちだが今はうなぎイヌと呼ばれる秋山翔吾。彼はただ者ではないぞ。







君に会えてよかった。

2018-06-05 20:44:39 | Weblog
またいつものおっさんずラブの話です(笑)
毎週真剣に観ていたドラマが最終回を迎えました。
観ているのは自分だけかと思いきや深夜にも関わらず予想外に大ヒット(驚)
LGBTだの男同士だのいろいろご託を
並べているが結論からすると

はるたんは女性とか男性とかじゃなく
人間として牧くんを愛しているのだ。

「俺はいつも牧と一緒にいたい。俺と結婚してくださぁぁぁい」という
絶叫プロポーズの場面は
マイク音割れしているやん!というツッコミとお前、今まで海に浮かぶヤシの実と同じくらいヒロインのおっさん部長や女の幼なじみとか
あっちこっちフラフラ流されて何やってるんだよという怒りは
牧くんの今までの切ない想いが報われた瞬間の表情で吹き飛ばされた。

プロポーズの返事は「はい」でも
「うん」でもなく『ただいま』って
…。まだまだ同性愛に対しての
風潮が強い社会(日本は特に)での
答えなのかもしれない。
それに対して『おかえり』と
言ったはるたん。君はいわゆるあっちとこっちの世界の壁をいともなく
破った。思えばそういう男だった。
だからゲイの牧くんがノンケの
はるたんを愛したのだろう。
(現実としてゲイとノンケの恋愛成就は
壁があって難しいと思う)
はるたんが牧くんを初めて抱きしめる
シーンは今まで見た恋愛ドラマのなかで一番美しかった。

この話は主人公を女性にするとラブコメでも嫌な女になるし男性でも相手が女性であれば女ったらしの男の話に
なる駄作になっていただろう。

また第1話の冒頭の合コンではるたんが『運命の恋がしたい!』と暑苦しく
語るシーンがあったが、その運命の相手は向かいの席の女性ではなく隣に座っていた男性だった。。。(注:そのシーンにヒロインは在席していない)
まさかこの時は視聴者も思わなかっただろう。
なんせヒロインのライバルとしての
登場だから彼が身を引き
主人公とヒロインが結ばれるというのが恋愛ドラマの定番だと第1回を
見た人達はそう思っただろう。
はい、私も思いました🙋

第1話で最終回を暗示するとは(゜◇゜)
芸が細かいぜ、このドラマ!!

改めて。
はるたんと牧くんの中の人達の
演技力の凄さに脱帽。
それぞれ他の作品で悪人やゲスな人、
そしてゲイを躊躇なく演じているが
このドラマでははるたん&牧くんにしか見えず他の作品のイメージが全く無かった。
田中圭は感性で全身を使って演じ、林遣都は憑依型でその役になりきるタイプなのでキャラが被らなかったのも
ヒットした要因だと思う。

顔の劣化を気にせず演じるのが好きだというのが共通点の2人なので次の作品も期待したいが
女優とラブシーンをしてもやはりはるたん牧くんに見えてしまうだろう。と
思うくらい美しく、そして演技とは思えないほど濃かった。。

ヒロインのおっさん部長、いつの間に最終回の前半まではヒロインではなく「両思いの2人(この時点で主人公は気づいてないが)の恋路を邪魔するライバル」になってしまっていたがクライマックスからはやはりヒロインだった。
ヒロインなのにはるたんに恋しても最後まで一方通行だったのは切ない。
11年恋したはるたんが自分ではなく牧を好きな事に気づいたときに
悔しいだろうに身を引いて
2人の架け橋になったあなたは
乙女で男前だった。

中の人の吉田鋼太郎はシェイクスピア劇が代表作と言えるほど
演技に凄みがある。映像になると
舞台くささが抜けずに下手に見える作品があるのも欠点だが演技の基本とも
いえるコメディは浮く事無く
見事にこなし田中、林の演技を受けて
融合していた。
やはり彼は演劇界の重鎮であるのを
認識させられた。
映像の世界もいいが蜷川氏の亡き後の
シェイクスピア劇をまだまだ盛り上げて頂きたい。
田中圭はマクベスかイアーゴ、林遣都はハムレットが適役だと思うので
吉田鋼太郎が演出をしたらこれまた面白いと思う。

このドラマに出会えてよかった。