今日から第61回富士登山競走のエントリーが始まりました。
携帯から申し込みをし、仕事の帰りにコンビニで入金を済ませました。
例年あっという間に定員に達してしまうので今年も即入金しました。
今回で3回目の挑戦ですが、過去2戦して1勝1敗です。
今年は何としても制限時間内に山頂に到達し、山頂ビールを味わいたいです。
さあ、あと3ヶ月。
階段トレーニングや坂道を走るトレーニングで走りこみをしようと思います。
今年も暑い夏のドラマが待っています。
楽しみです。
6月24日
昨日、約1ヶ月後に迫った富士登山競走の試走をすべく、kocharlieさんと出かけてきました。
朝、6時に荻窪駅で待ち合わせ。
馬返しからの下り用の自転車を二台積込み、中央自動車道より富士山を目指します。
天気は快晴。
河口湖IC近くになると巨大な富士山が左側に見えてきますが、新聞報道にもあったとおり、まだまだ8合目付近は白い雪に覆われています。
まずは、自転車を馬返しに駐輪すべく、中の茶屋を抜けて登山道を登っていきます。
馬返しはすでに沢山の車が止まり、試走に来ている人の多さが伺えます。
止めてある自転車も沢山。今日は多いぞ!
富士吉田市役所に車を駐車し、今年一発目の試走スタート!
去年の第59回富士登山競走の時の感覚がよみがえってきます。
ここから浅間神社まで周りの早いペースに合わせてしまって、1kmを4:30ぐらいのペースで入ってしまい、中の茶屋に向かう直線の辺りでオーバーペースによる失速が思い出されます。
今回の試走は馬返しまでの登りの再確認の為、ゆっくりのペースで走っていきます。
浅間神社までは、ゆっくりながらもいいリズムで走れました。が!中の茶屋に向かう直線の緩やかな登りで足が重くなり、kocharlieさんのペースに着いていけなくなりました。今回グレゴリーのシュテュミュラスを背負って走ったのですが、そんなのは理由になりません。
日々のトレーニング不足がここに来て露になりました。一定のリズムで走るkocharlieさんは遥彼方に。
結局馬返しまでに何度歩いたことでしょうか。もう自分に悔しくて悔しくて。『ぜんぜん戦う準備が出来てないじゃないか!』怒りをぶちまけます。本当に悔しい!馬返しまでで歩いているようじゃ、完走もありえない。今回の試走では、今の自分の実力を知ることができたので、とても有意義なものなりました。
結局、馬返しには1時間20分ほど過ぎて到着、kocharlieさんは1時間6分で到着したそうです。kocharlieさんは、まだまだ本気で走ってないので当日はもうちょっと早いペースでいけます!とのこと。ロードを走りこんでいるkocharlieさんとの脚力の違いに愕然とします。
馬返しを過ぎ、5合目の佐藤小屋目指して山道を登っていきます。
登山道も昨年急坂ですべりながら登った箇所にも新たに木でステップが作られており、多少登りやすくなった感じがありました。
5合目の佐藤小屋到着。
馬返しからは1時間とちょっと。
kocharlieさんとコーラを買い、しばし下界を眺め休憩。気持ちがいい。
5合目より上を見上げると雪が多いのが分かります。
降りてきた試走しているランナーの中には8合目まで行った!という方がちらほらいましたが、今回僕らは、7合目辺りで折り返す、と決めていたので今回はそこで折り返すことにしました。
kocharlieさんにも、富士山独特の登りにくい砂礫の登山道を知ってもらうことができたので、第1回目の試走としては大満足な1日でした。
僕は、この後4時からフットサルの大会に参加する為、急いで帰りました。
そう、そう馬返しから自転車で下山中、kocharlieさんが、道路を横切る巨大なツキノワグマを目撃!!
熊除けの鈴をつけている登山者やランナーがいましたが、納得しました。
彼らとの無用の遭遇を避けるためにも、またハイカーとの衝突を避ける意味でもトレイルランナーは鈴などを携行するのがいいのかもしれません。
さあ、富士登山競走まであと1ヶ月。坂道を走る脚力、体力がついていないことを身をもって分かりましたので、今後のトレーニングに生かしていこうと思います。
富士吉田市役所にて。今年はどんなドラマが!
遙か彼方に見える富士へ、あの頂まで4時間30分で!
1合目通過!馬返しからはすぐです。
こういう階段がきついんです。5合目の制限時間は2時間20分!
昔は登山者の方が利用していたんでしょう。このような廃屋が随所に見られます。
佐藤小屋まであと一息!美味しいコーラが待ってます!
5合目から上には白い雪が!果たして7月1日の山開きに8合目以降の除雪が間に合うか!
久々の雲海、富士吉田の町並みを見る。自分の足で走って登ってきたんだ!
4月14日
連日残業で帰宅時間が遅くなり、長距離のランニングトレーニングができません。
この1週間は長く感じたなぁ~。走っても流しを数本やるのみ。
今は、自転車通勤が唯一のトレーニングみたいです。
今日も、朝起きると熱っぽく、体がダルイので今日は休養です。
さて、ランネットで第60回富士登山競走の申し込み等についての詳細がアップされてました。
ランネットの受付は4月23日(月)午前0時からのようですね。
大会日は、予想されたとおり7月27日(金)に決まったようです。
さあ、あと3ヶ月ですね。
昨年の今頃のブログを読み返すと、坂道や階段のトレーニングをしよう!と自分では書いてますが、やはり現地の試走を最低1回は入れたいですね。
今年は第60回大会ということでまた大勢の参加者が出場してくると思われます。
やはりポイントは馬返しまでの位置取り、5合目までの登り、5合目以降の岩場の攻略、で今年は攻めてみたいと思います。
あと、今年は・・・
実はビデオカメラを持って走ろうと思います。
第60回富士登山競走のドキュメンタリーを自分で撮りたいと思いまして・・・
自分の目に映ったものを記録したいな、と。
実は、去年の第59回富士登山競走をビデオを持って走った方がおりまして、その方よりビデオをダウンロードさせていただき、鑑賞させてもらったのですが、とても素敵なドキュメンタリーに仕上がっており、感動してしまった次第です。
富士登山競走ももちろんレースなのですが、5合目以降はほとんど歩きになるので、映像を撮りながら走る(登る?)にはちょうどいいのです。
山頂で待ち構え、ゴールしてくるいろいろな仲間達の表情を撮りたいと思います。
そのために、今年は3時間45分ゴール目標で残り3ヶ月トレーニングしたいと思います。
8月3日
富士登山競走が終わってから明日でもう1週間になります。
幸いなことに、筋肉痛や激しい疲労もなく2日後からはジョギングを再開できました。
ランネットに大会結果が出てましたが、僕の記録は男女合わせての総合順位は693位/1088人でした。
今、思うと5合目以降の調子がかなり良かったので、何故もう少し頑張れなかったのか?と悔しさが今頃になってふつふつと沸いてきます。
来年の第60回富士登山競走への課題としては、市役所から馬返しまでをいかに走るか?ということにつきます。
今回は、前半周りのペースに合わせてしまって、結果、中の茶屋までで息切れを起こすという大失態を演じてしまいました。
来年までのトレーニングとしては、①ロードの坂道での走りこみを重点的に行う。②低山でもいいいので、走って山道を登る。この二つを課題としていきたいと思います。
3時間台でのゴールを目指して頑張ります!
7月29日
この大会に出ることを決意したのは、昨年の第58回富士登山競走が終わった直後でした。
それから、1年間体重を落とし、自分なりの練習メニューで頑張ってきました。
さあ、富士の神は「まだまだ甘い!登らせませんよ!」だったのか?「よく頑張りました!さあ、頭の上にどうぞ!」だったのか?
前日から会場入り
宿がどこも満室で、結局テントで寝ることにしました。
富士吉田市役所からちょっと離れた下吉田第二小学校の校庭に車を駐車し、積んできたマウンテンバイクで受付会場に向かいました。
会場には、パワースポーツ、ナイキなど様々なブースが出ており早くも気分が高まってきます。
受付会場をぶらついていると『おんたけスカイレース』で知り合った方と再会。
一旦、臨時駐車場まで戻り、風呂の用意をして再び自転車で市内へ。
その前に完走祈願をするため浅間神社に行ってきました。
この日はテントの中で早めの就寝となりました。
ここから富士登山競走のスタートです。
受付会場の様子、係りの方は地元の高校生でしょうか
浅間神社です。完走できますように!と祈願!
快適な今日の宿。でも夜中にブユに刺されたので痒いのなんの
7月28日
朝4時に起床。
ブユの襲来でちょっと安眠を妨げられたが、よく眠れました。
やっぱ、テントってなんかいいな。
前日にコンビニで買っておいた、おにぎり2個、串団子3本、チーズ、オレンジジュースを腹に詰め込む。
今日は体力勝負!沢山食べておく。
その後、校庭を軽くジョグ。
そして、トイレへ。
臨時駐車場からは、臨時のバスが出ており会場まで運んでくれるのですが、なかなかバスが来ず、長蛇の列。
僕は自転車で行くことに。自転車もってきて良かった。アップにもなるし。
会場は前日とうって変わってものすごい人。みんな強そうな人ばかり。
ここで萎縮してはいられません。
ここでも、『おんたけスカイレース』で知り合ったもう一人の方と再会。
お互い頑張りましょう!と健闘を誓い合う。
ボトルポーチだけ残し、着替えなどは5合目に運んでもらうことに。
今回はここでデジカメを封印。
本気モードで行くことに。
スタートラインの方に行くと、早くも第二列スタートの方々が場所取りをしています。
そうこうしているうちに開会式が始まったりして、第一列、二列の整列が終了。
第一列と二列の間にできたスペースにぞろぞろと移動する。
なんだ、良かった。詰めると結構いい位置。
会社の同僚とスタートを待ちます。
7時30分、ピストルの音とともにスタート!その直後、花火が上がりポラール心拍計をスタート。
計測マットを越えるのに40秒かかりましたが、いい感じで走り始めることができました。
皆、ものすごいスピードで走っていきます。
しばらくは流れに乗って走っていきます。
商店街を左に曲がると、ここからもう登りです。
でも、ペースが速い。
ここは自分のペースでと思ったのですが、かなり体が前へ前へと行きたがるので、そのまま流れに乗ってハイペースで進んでいきました。
浅間神社の入り口を13分で通過。
試走の時より3分ほど速い。
中の茶屋に向かうひたすら真っすぐな道に差し掛かると、体がどうもおかしくなりました。心拍計を見ると心拍数が186もあります。
呼吸が苦しくなり、ボトルポーチも重くなってきます。
少しペースを落としたのに心拍数は180前後とぜんぜん下がりません。
完全に出だしのオーバーペースです。
この辺りまでマイペースで走り、前半落ちてきた人を拾って行こう、と思っていたのに
完全に逆になってしまいました。
一時期は軽いジョグ程度にまで走力が落ち、何百人に抜かれたでしょうか。
ここで心拍数を168~170ぐらいに下げ、そのペースで走っていきます。
とにかく、歩くのだけは絶対にしないぞと気力だけは持ち続けて進みます。
中の茶屋に到着、ここの通過タイムは42分と想定より2分遅れで通過。
かなり暑いのでここの給水所で頭から水をかぶり、コップ一杯の水を飲んで馬返しに向かいます。
エイドで少し体が楽になったので、ペースアップ。
ここからは、落ちてきた人を拾っていこうと少し走力を上げていきます。
早くも歩く人や、前半飛ばしすぎた人がジョグ程度にまで落ちてきているので、中の茶屋まででの遅れを取り戻そうとガンガン登っていきます。
馬返しは1時間8分で通過。想定より3分遅れ。
さあ、ここからが自分の得意な山登りの領域。ハイペースで飛ばします。
ちょっと平坦なところは走り、それ以外も早歩きで5合目を目指します。
途中のエイドでは、バナナやレモン、汗がすごいので梅干も口に放り込みます。
ここで前半の心拍数がかなり落ち着き150前後で安定してきました。
そして、5合目の佐藤小屋を2時間5分で通過。ここは想定どおり。なんとか馬返しまでの遅れを取り戻すことができました。
5合目のエイドでも、バナナ、パンなどを補給。空になりつつあったボトルポーチにスポーツドリンクを満タンにしてもらい、再スタート、ロスタイムは約2分。
さあ、ここからが本番だ!と気合を入れなおします。
6合目までの狭いブッシュ区間も渋滞なくスムーズに通過します。
視界が開けてくると、ランナーが連なって登っているのが見えます。
体の調子がいいので、小屋の前など走れるところは走りました。
聞こえるのは、ザクザクとランナーが踏みしめる音、息使い、風の音しか聞こえません。
皆もくもくと登っていきます。
前半のオーバーペースでカロリーを消費したせいか、2回空腹を覚えました。一応パワージェルを2つ持っていたのですが、それでもすぐ腹が減るしまつ。
小屋で何か買うか?そんな時に、急な岩場の途中で「はい!あんぱん!、氷砂糖!、塩!、饅頭!ここでリタイアした人はビール!」などと大声でランナーに勇気をくれる大会のスタッフの方がおり、大変勇気付けられました。
ここで、饅頭、氷砂糖、塩を補給し、8合目を目指します。
8合目は3時間43分と自分でもびっくりのタイム。
このペースで行けば完走は間違いないタイムでしたが、4時間10分台を目指してさらにペースを上げていきます。
二つある鳥居の一つ目を通過する辺りでは、沢山の登山者が列をなしており、抜くのが大変でしたが、これも富士登山競走。
皆条件は一緒。
登山者の方も山頂目指して戦っています。
見上げると狛犬が見えました。
「上の方からあと少し~!頑張れ!」と声が聞こえます。
ここからはダッシュで計測マットの上へ、そして歓喜のゴール!
やったー!自然と声が出ます。そして、なんとなく感極まりました。
時間は4時間15分31秒。
約60年間変わることのない、4時間30分という制限時間内に自分が到達したという喜びに暫く浸っていました。
沢山の完走者の中の一人になれた、それだけで満足でした。
名も知らない人とゴール後に握手したり、喜びを分かち合うことができる富士登山競走。
日本一過酷なレースと言われるのがよく分かります。
何時間何分で駆け上ろうが、苦しさは皆同じなはず。
そんなことを考えていると、制限時間まであと1分。
完走を終えたランナーがゴール地点から声をかけます。
「走れば間に合うぞ!頑張れー!」
僕も、叫びました。
そして、カウントダウン、10、9、8・・・・3、2、1、0無情にも計測マットの上にはロープが張られシャットダウン。
その2秒後にランナーが駆け込んできました。
これが現実です。
リベンジするには1年間待たなければなりません。
僕も4時間切を目標にしていましが、叶いませんでした。
この15分の壁は、まだ自分には大きな壁です。
ちょっと今日はまだ体の疲労が抜けていませんが、来年の記念すべき第60回富士登山競走で4時間切を達成すべくさらに精進していこうと思います。
GTメール記録速報より
2006/07/28
1693
かず
山頂コース男子
馬返し: 1:08:31実
五合目: 2:05:57実
八合目: 3:43:03実
山頂: 4:15:31実
時刻:11:45:31実
この記録は速報<参考記録>です。
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