goo blog サービス終了のお知らせ 

工芸家を夢見る   千夢の世界

仲間で造るアトリエ模様(一歩)

工芸作品の紹介

千夢の周りの身近な出来事

~お知らせ~

●小林千夢の陶芸作品はオーベルジュ セゾンドはるなで展示しています。
●小林千夢の陶芸作品は陶螢庵 みとら窯のホームページでも紹介されています。
(※上記のリンクをクリックすると別ウィンドウで立ち上がります)

命を吹き込む  パートⅡ

2012-11-21 19:34:19 | 工芸作品
みなさ~ん、こんにちはー お留守番の昼猫で~す。

真っ黒なレコード盤がぐるぐるとゆっくり回り始めました。

部長さんが針をそうっと盤に乗せるとガーコガーコと音がでてきました。

そして、3回転位すると、むか~し、聞いたような聞かないような歌が流れて

きました。

年に何度かやりますよねー、「日本の歌」「昔、懐かしい歌謡曲」なんて言う

番組で耳にしたと思います。

何と、あの有名な 東海林 太郎さんの「麦と兵隊」でした。



子供の頃、町に行くと、チンドン屋さんがキーコ♪キーコ♪とバイオリンを弾いていた

まさに、あの音色が寂しそうに工房内に響きわたりました。

それを聞いた画伯は感動そのもの、凄い凄い、なんて素晴らしい音色だろう。

まさか、こんな所で耳にするとは、こんな所で目にするとはこんな所とは

なんてひどい事を、これから素晴らしくなるのにねぇー

有難い本当に有難いと舞い上り、速く工房を仕上げて雰囲気の良い所でゆっくり

聴きたいものだ、頑張って仕上げようと気合いが入った。

後でゆっくり調べますが、レコード盤は50枚くらい持ってきてくれました。


また、針は沢山あるから3曲くらい聴いていたら交換したほうが良いとのことです。

新品の針が3ケースも入っていました。


是非、皆さんにも聞いていただきたいとおもいます。

工房が完成したらお披露目いたします。

その時はお出かけくださいませ。

時計はまだ汚いままですが「チックタック、チックタックボーンボーン」と

狂うことなく元気に動いています。

明日、千夢は留守だそうです、茨城に行くようです。

また報告いたします、ではこの辺で・・つづく・・・


千夢、心を痛める

2012-11-20 17:12:57 | 工芸作品
みなさん、こんにちは 留守番の昼猫です。

10時ごろ、千夢と山のおっさんは前橋に工具を見に行ってくると元気に出かけました。

昼過ぎ、2人は暗い顔をして戻ってきました。

千夢は山のおっさんに、「また来な、じゃあな。」と帰してしまいました。

千夢の、いつもの楽しげな、そして間抜けな顔は消えていた。

じつは、千夢と山のおっさんが前橋から帰る道中、いつもは混まない道路なのに

渋滞になっていたそうです。

先で道路工事でもやっているのか、または事故でも起きたのか?

山のおっさんが助手席から遠く前方を見渡しても障害になる物は見当たらなかった。

でも、少しずつ車は流れている、すると先方の5~6台が左にハンドルを切りながら

何かを避けて走り過ぎていった。

千夢も、うん どうした?と前方を見ると二十歳ぐらいの可愛いお嬢さんが

何と、道路のど真ん中、センターラインの上を歩いてきたそうです。

千夢は慌てて左に寄りながら回避したそうです。

何、・・・? なんだ・・・ 山のおっさんと千夢は顔を見合わせました。

そしてルームミラーを見ると後部車両も次々に避けていました。


写真はまったく関係ありません、雑誌から抜いたものです。

真面目そうな服装で、左脇に透明のファイルケースを抱えており、どう見ても

極々、普通の可愛らしいお嬢さんだったそうです。

無表情で真正面だけを見て、道路のど真ん中を何キロも歩いてきたようだ。

一体何があったのだろうか?

でも、千夢は声をかけてあげる事も出来無かったと言っていました。

その後、お嬢さんはどうしたのだろうか?

事故にでも遭わなければいいが・・・何もしてあげられなかったことに

心を痛めているようです。

もし、自分の娘だとしたら・・そして、娘さんの両親の事が頭に浮かんだそうです。

後で、Uターンしてでも声を掛けてあげるべきだったと、悔やんでいるようです。

そのお嬢さんは、きっと、精神的な何かを負ってしまったのでしょう・・・

何があったのでしょうか・・・・

厳しい時代になりました、若い人達が夢や希望が持てる社会が来るのだろうか・・・・?

12月には選挙もあります、誰がリーダーになるかは分かりません。

「空洞化、高齢化、少子化」と経済の先細りが叫ばれていますが、せめて

ブータンの国のように心は幸せと思える国になってもらいたいものです。

昼猫も心を痛めています、・・今日はこの辺で・・命吹き込むⅡはまた・・・

命を吹き込む パートⅠ

2012-11-19 16:34:20 | 工芸作品
みなさ~ん、こんにちはー 留守番の昼猫で~す。

一昨日は土曜日とあって、たくさんの知人が遊びに来てくれました。

千夢は「全く邪魔だなぁー、この忙しいのに来るんじゃぁねえよ。」なんて内心

思っていたようですが、口に出しては言えないようです。

そして、「よく来たねぇー お茶でも飲もうよ。」なんて心にもないことを言うんです。

知人も遠慮すればいいのに、「いやー手を休ませちゃぁ悪いよ。」と言いながら

「せっかくだから一杯貰うか。」ですって。

こんな調子なので、本当に作業の捗らない一日になってしまいました。

午前中は調子のいい解体屋のあんちゃんが、今日は雨で休みだから遊びに来たよー。とやって来ました。

昨日、家の解体をしていたら何処からか時計が落ちてきて、もう少しでキャタピラの

下敷きになるところだったと目をくりくりしながら話をしていました。

そして、千夢の工房に時計がなかったから持ってきたよ、使えたら使って。とテーブルの上に

汚れた古ぼけた時計を置きました。


それを見るなり、養蜂のおっさんが俺ん家にも以前、こんな時計があった、

この振り子はここに付けるんだ、ほら、この穴に差し込んで。と言いながら

慣れた手つきでネジを巻き、これは使えるよと太鼓判を押してくれました。

ボオーン、ボオーンと11時を知らせる柔かい鐘の音色が工房に鳴り響きました。

そして3時休みにみんなでお茶をしていると、こんちわー以前に話した蓄音機を

持ってきたよーっと大手企業の部長さんがやってきました。

千夢が現役の頃、世話になっていた方だそうです。

古びた箱のふたを開けると、遠い昔に見覚えのある蓄音機が輝いていました。


明治時代のレコード盤や写真など、それこそお宝鑑定団に出したいようだと仲間が

驚いて覗き込みます。

画伯はやはり教養がある、昔の印刷物を読みながら明治の後半の東京博覧会で

限定盤で売り出した代物だと驚いていました。

これは凄い、せっかくだから聞いてみようと言う事になり部長さんが蓄音機に

ハンドルを差し込みぐるぐる回しました。

するとレコード盤がゆっくりと回り始めたのです。

すみませ~ん、もったいぶってまーす、   今日はこの辺で・・・つづく・・・

軽井沢へ目の保養に行く

2012-11-17 16:03:38 | 工芸作品
みなさ~ん、こんにちはー お元気ですかぁー 寒くなりましたが風邪など

ひかないで下さいませ~ お留守番の昼猫で~す。

今年も残すところ、あと1ヶ月半になりましたねぇー、千夢は今日も

「あっちいってちょんちょん、こっちきてちょんちょん~」と忙しく

飛び回っています。

今日は、養蜂の師匠と画伯が手伝いに来ているのに、出かけるんで頼む。と言って

建材屋の社長さんと軽井沢に行ってしまいました。



えっ 何しに行ったって?・・・・よくぞ聞いてくれました。

じつは、軽井沢にとてもお洒落なレストランがある、また、オブジェも一見の

価値があるとの事で見に行ったようです。

レストランに着くや一目で納得、落ち着いた風格そして森に合った配色。

玄関を入ると本物の高級なステンドガラスが眩しい程に輝いていたそうです。




木彫りの大きなぺンギンのオブジェ、そして大きな木の椅子もお見事。


せっかくなので、美味しいコーヒーでも頂こうと中に入ったが誰も出てこない。

声をかけたが、厨房内で人の話声はするのに応答はなく寄るのは止めたそうです。



そして、社長さんの知り合いの「とんかつ屋」さんで「かつ丼」を食べて

帰って来たそうです。

久しぶりに美味しいカツ丼が食べられたと喜んでいました。

そうそう、千夢が社会に出て初めてお給料を頂き、自分のお金で外食で

食べたのがカツ丼だったそうです。

この世にこんなに美味しい食べ物があったのかと驚いたそうです。

今はカツ丼を出すお店も少なくなりました。遥か昔の若き頃、良き時代を

思い出してしまいました。

では今日はこのへんで・・・皆様、良い週末を

つづく・・・

前進、また一歩前進

2012-11-16 17:08:59 | 工芸作品
みなさ~ん、こんにちはー お留守番の昼猫で~す。

朝から千夢は、うろちょろ、うろちょろして探すのに困っています。

さきほどもセレブのおっさんがお土産を持ってきたのですが千夢が見えないので

「また来らー」と言って帰ってしまいました。

ようやく戻ってきたので、何所へ行ってたの?と聞いてみるとファームを一回り

してきた、コスモスがとても奇麗だった。などとのんきなことを言っています。



ようやく、作業開始、今日の手伝いは養蜂の師匠と画伯が頑張ってくれてます。

画伯は田舎風のドアを作るようです、古板をサンダーで削り趣を出すそうです。


養蜂の師匠は風の強いなか、屋上や細々としたところのペンキ塗り、本当によく頑張ります。

千夢は2日がかりで天窓を完成させました。

解体屋の親父に貰ったステンドグラス調のファイバーガラスを加工して作りました。

取り付けてみると西日も差し込んで見事に映えています。


いや~、久しぶりに上出来な仕事を見せてくれました。

建材屋の社長が遊びに来て、「なるほど面白いねー 少しずつ形が見えてきましたね、

何か手伝うことはないですか?」と気遣ってくれました。

すると千夢は、手伝わなくていいから材料をタダでもってこい。なんて生意気言っていました。

みんなが好き勝手なことを言いながら何とか進んではいますが何時になったら完成するのでしょうか?

でも少しずつ前進・・・・今日はこの辺で、・・・つづく・・・