みなさん、こんにちは 留守番の昼猫です。
10時ごろ、千夢と山のおっさんは前橋に工具を見に行ってくると元気に出かけました。
昼過ぎ、2人は暗い顔をして戻ってきました。
千夢は山のおっさんに、「また来な、じゃあな。」と帰してしまいました。
千夢の、いつもの楽しげな、そして間抜けな顔は消えていた。
じつは、千夢と山のおっさんが前橋から帰る道中、いつもは混まない道路なのに
渋滞になっていたそうです。
先で道路工事でもやっているのか、または事故でも起きたのか?
山のおっさんが助手席から遠く前方を見渡しても障害になる物は見当たらなかった。
でも、少しずつ車は流れている、すると先方の5~6台が左にハンドルを切りながら
何かを避けて走り過ぎていった。
千夢も、うん どうした?と前方を見ると二十歳ぐらいの可愛いお嬢さんが
何と、道路のど真ん中、センターラインの上を歩いてきたそうです。
千夢は慌てて左に寄りながら回避したそうです。
何、・・・? なんだ・・・ 山のおっさんと千夢は顔を見合わせました。
そしてルームミラーを見ると後部車両も次々に避けていました。
写真はまったく関係ありません、雑誌から抜いたものです。
真面目そうな服装で、左脇に透明のファイルケースを抱えており、どう見ても
極々、普通の可愛らしいお嬢さんだったそうです。
無表情で真正面だけを見て、道路のど真ん中を何キロも歩いてきたようだ。
一体何があったのだろうか?
でも、千夢は声をかけてあげる事も出来無かったと言っていました。
その後、お嬢さんはどうしたのだろうか?
事故にでも遭わなければいいが・・・何もしてあげられなかったことに
心を痛めているようです。
もし、自分の娘だとしたら・・そして、娘さんの両親の事が頭に浮かんだそうです。
後で、Uターンしてでも声を掛けてあげるべきだったと、悔やんでいるようです。
そのお嬢さんは、きっと、精神的な何かを負ってしまったのでしょう・・・
何があったのでしょうか・・・・
厳しい時代になりました、若い人達が夢や希望が持てる社会が来るのだろうか・・・・?
12月には選挙もあります、誰がリーダーになるかは分かりません。
「空洞化、高齢化、少子化」と経済の先細りが叫ばれていますが、せめて
ブータンの国のように心は幸せと思える国になってもらいたいものです。
昼猫も心を痛めています、・・今日はこの辺で・・命吹き込むⅡはまた・・・