株てくてくの分足分析式で、特殊な処理をする以下の分析式があります。
(イブニングセッションが3時まで延長になるため、時刻と日付に関する分析式の結果が通常と異なります。)
分足取得時刻
分足現在時刻
分足取得日付
分足現在日付
分足日付
通常、時刻は1未満の小数で取得されますが、日をまたいで1時(25時)の場合、小数に1を加えた値で求めます。
通常、日付は現在時刻の日付が取得されますが、日をまたいで1時(25時)の場合、前日の日付を求めます。
これは、株てくてくでは分足ファイルの単位を9時から翌日の6時(30時)までとして考えているためです。
(ニューヨーク取引終了までイブニングセッションが延長されることを考慮し、6時までは前日の時刻として扱います。)
このようにすることで、以下のような分析式も問題なく判断できます。
分足時刻(09:00) <= 分足現在時刻 And
分足時刻(27:00) >= 分足現在時刻
注)日をまたいだ3時を指定するためには分足時刻(03:00)でもかまいませんが、わかりやすくするため、分足時刻(27:00)のように記述することをおすすめします。
現在時刻が10時の場合も、翌日の1時(25時)の場合も上記分析式は正しいと判断されます。
もし、時刻を通常通り1未満の小数で求めていると、日をまたいだ場合、正しいと判断さません。(現在時刻が1時(25時)の場合、9時よりも小さいと判断するため)
また、株てくてくバージョン21.2.0で実際の日時がわかる以下の分析式を追加します。
分足取得日時
分足現在日時
分足日時(x)
この分析式を指定した場合、日をまたいだ日時ではその日の実際の日時が取得されます。
この結果、日時、日付、時刻の関係は、以下のようになります。
分足取得日時 = 分足取得日付 + 分足取得時刻
分足現在日時 = 分足現在日付 + 分足現在時刻
分足日時(0) <> 分足日付(0) + 分足現在時刻
分足日時(0)と分足日付(0) + 分足現在時刻は、同じではありません。日付は同じですが時刻の値は異なります。
分足日時(0)の時刻はローソク足毎の時刻で、分足現在時刻は本当の現在時刻です。
たとえば、5分足のチャートの場合、
現在時刻が09:00であっても、09:04であっても分足日時(0)の値は同じになります。分足日付(0) + 分足現在時刻の値は同じではありません。