私の環境で、株価取得＆更新に必要な時間を計測しました。
（１）テスト環境
・Windows Edition：Windows Vista Ultimate Service Pack 1
・プロセッサ：インテル Core 2 Quad Q9450 2.66 GHz
・メモリ：４ＧＢ
・インターネット回線：フレッツ光(100Mbps)
・マルチスレッド数：６
（２）取得＆更新時間
・ヤフー時系列株価（５日分）＆時系列信用残（１週分）取得
５分
・インフォシーク時系列株価（５日分）＆時系列信用残（１週分）取得
６分
・銘柄情報取得
５分
・ヤフー決算情報取得
３０分
・インフォシーク決算情報取得
２分
注）単独決算、連結決算、中間決算が同一ページで取得可能なため、ヤフー決算情報取得より取得時間が短い。
・ヤフー日々株価取得
２０秒
注）５０銘柄を同一ページで取得可能なため、インフォシーク日々株価取得より取得時間が短い。
・インフォシーク日々株価取得
９分
・分割情報報取得
１０秒
株てくてくの株価取得部分を分離した株てくげっとがほぼ完成しました。
株てくげっとバージョン１．１．０でマルチスレッド化も行い株価取得時間が大幅に短縮しました。
私の環境では以下のように株価取得時間が短縮されました。
株てくてくで株価取得した場合
・ヤフー日々株価取得：５分
・ヤフー時系列株価（５日分）＆信用残（１週分）：３７分
株てくげっとで株価取得した場合
・ヤフー日々株価取得：２０秒
・ヤフー時系列株価（５日分）＆信用残（１週分）：５分
マルチスレッド化してスピードアップするのは以下の処理です。
・ヤフー時系列株価取得
・ヤフー時系列信用残取得
・インフォシーク時系列株価取得
・インフォシーク時系列信用残取得
・銘柄情報取得
・ヤフー決算情報取得
・インフォシーク決算情報取得
・ヤフー日々株価取得
・インフォシーク日々株価取得
注）同時最大接続数は６に設定しています。（マルチスレッドの最大数が６）
マルチスレッドの数は５０でも１００でも可能なように作成していますが、以下の理由で制限しています。
HTTP/1.1の仕様では、「1つのサーバに対する同時接続数は2以下にすべき」とされています。
しかし、Internet Explorer 8 で1 サーバーに対するブロードバンドでの最大同時接続数が 1 ホスト プロセスあたり6が標準のため、株てくげっとも同時最大接続数を６にしました。
株てくげっとの場合は、持続性のある接続ではないので７以上でも問題ないと思いますが、６に制限しました。
マルチスレッドの最大数を１００にして株価取得してみましたが、使用中のスレッド数はインフォシークでは最大１０、ヤフーで２３ぐらいまでしか使用されていませんでした。
（同時実行の数がサーバにより制限されている？）
株てくてくの株価取得部分を分離し、ＶＢ．ＮＥＴで作り直しをしています。
Ｗｅｂアクセスの部分をWebRequestクラスとWebResponseクラスを利用するようにしています。
今はマルチスレッドにはしていませんが、いずれはマルチスレッド化して株価取得のスピードアップを図りたいと思っています。
