株てくてくでは、複数の株価分析式を組み合わせて自動売買の売買分析を行うとき、株価分析式に重要度を付けることができます。
たとえば以下のような3つの株価分析式があり、2つ以上の株価分析式が成り立つとき売買を行う場合、
株価分析式1:過去5日の値幅が150円以上
{ 高値合計(5,-1) - 安値合計(5,-1) } / 5 >= 150
株価分析式2:25本の分足移動平均より5本の分足移動平均が上
分足移動平均(5,-1) > 分足移動平均(25,-1)
株価分析式3:陽線が2本連続
{ 分足終値(-2) - 分足始値(-2) } > 0 And { 分足終値(-1) - 分足始値(-1) } > 0
{ 高値合計(5,-1) - 安値合計(5,-1) } / 5 >= 150 And
分足移動平均(5,-1) > 分足移動平均(25,-1) And
{ 分足終値(-2) - 分足始値(-2) } > 0 And { 分足終値(-1) - 分足始値(-1) } > 0 Or
{ 高値合計(5,-1) - 安値合計(5,-1) } / 5 >= 150 And
分足移動平均(5,-1) > 分足移動平均(25,-1) Or
{ 高値合計(5,-1) - 安値合計(5,-1) } / 5 >= 150 And
{ 分足終値(-2) - 分足始値(-2) } > 0 And { 分足終値(-1) - 分足始値(-1) } > 0 Or
分足移動平均(5,-1) > 分足移動平均(25,-1) And
{ 分足終値(-2) - 分足始値(-2) } > 0 And { 分足終値(-1) - 分足始値(-1) } > 0
以上のような株価分析式で行うことが可能ですが、条件式が多くなると記述が面倒です。また、この方法では株価分析式に重要度を付けることができません。
そこで以下のようにすることにより、記述を簡単にし、株価分析式に重要度を付けることが可能になります。
If { 高値合計(5,-1) - 安値合計(5,-1) } / 5 >= 150 Then expression1 = 1 Else expression1 = 0 EndIf
If 分足移動平均(5,-1) > 分足移動平均(25,-1) Then expression2 = 1 Else expression2 = 0 EndIf
If { 分足終値(-2) - 分足始値(-2) } > 0 And
{ 分足終値(-1) - 分足始値(-1) } > 0 Then expression3 = 1 Else expression3 = -1 EndIf
expression1 + expression2 + expression3 >= 2
注)ここで使用しているexpression1、expression2、expression3は任意の変数でabc1,abc2,abc3でもかまいません。
このケースでは
{ 分足終値(-2) - 分足始値(-2) } > 0 And { 分足終値(-1) - 分足始値(-1) } > 0
の分析式を他の分析式よりも重要度を高くしているため、この分析式が成り立たない場合は、他の2つの分析式が成り立っていても売買されないようになります。