株てくおーとトレード日記

完全自動売買システムによるトレード日記。

株価分析式解説(19)-トレイリングストップ

2009-04-14 18:30:27 | 売買アルゴリズム

 株てくてくの株価分析式にトレイリングストップを記述することができます。

 トレイリングストップとは株価が上昇するたびに売却するラインを上げていくことで、利益を確保しながら利益を伸ばして行く手法のこと。新規売りの場合は逆に株価が下降するたびに売却するラインを下げていくことで、利益を確保しながら利益を伸ばして行く手法のことです。
 例えば、1000円で買った株が1100円まで上昇した時、1050円になれば売却するというルールを決める。(この場合、少なくとも50円の利益が確保される)、その後、1150円まで上昇した場合、1100円になれば売却するというルールに変更する。(この場合、少なくとも100円の利益が確保される)。このように、株価が上昇するたびに売却するラインを上げていくことで、利益を確保しながら利益を伸ばして行くことができます。

 株てくてくでは、「分足売買後最高値」「分足売買後最安値」があるため、これを利用してトレイリングストップを記述します。

【分足売買後最高値】

 銘柄を売買した時刻以降の高値が求まります。

 例えば、10:00に株を買った場合、10:00から現在までの高値がわかります。

【分足売買後最安値】

 銘柄を売買した時刻以降の安値が求まります。

---------------------------------------------------------------

 使用例)
 保有株が100円以上値上がりしたのであれば、少なくとも50円以上の利益が確保できるようにトレイリングストップを設定する。

  "株を取得後、100円以上値上がりしたことがあり、かつ"
 分足売買後最高値 - 分足取得価格 >= 100 And
  "株を取得後の高値から50円以上安くなった場合"
  分足売買後最高値 - 50 >= 分足終値(0)

 こうすると、株を取得後の高値が更新されるたびに売却する価格が上がるため、利益を伸ばして行くことができます。


株価分析式解説(18)-ブレイクアウト

2009-04-14 18:28:55 | 売買アルゴリズム

 開始から数分間の高値、安値を求める株価分析式があります。この分析式を使用することによりブレイクアウトの判断ができます。

【分足レンジ安値(時間インデックス,日付インデックス)】
【分足レンジ高値(時間インデックス,日付インデックス)】

 時間インデックス:09:00から何分間の高値、安値を求めるのかを指定する。
 日付インデックス:今日がゼロ、昨日は-1、10日前は-10

 分足レンジ高値(60,0) :今日の09:00~10:00まで60分間の高値を求める
 分足レンジ安値(70,-1) :昨日の09:00~10:10まで70分間の安値を求める

注)上記は以下の式と同じ意味になります。

 分足時刻高値(0,60,0) :今日の09:00~10:00までの高値を求める
 分足時刻安値(0,70,-1) :昨日の09:00~10:10までの安値を求める

---------------------------------------------------------------

 使用例1)
 9:30から11:00までの間に、9:00から9:30までの30分間の高値を超えた。

  "現在時刻は9:30以降かつ"
 分足時刻(30)<= 分足現在時刻 And
  "現在時刻は11:00未満かつ"
 分足時刻(120)> 分足現在時刻 And
 "現在値が開始から30分間の高値以上"
 分足レンジ高値(30,0)<= 分足終値(0)

 使用例2)
 10:00から10:30までの間に、9:00から10:00までの60分間の安値を割り込んだ。

  "現在時刻は10:00以降かつ"
 分足時刻(60)<= 分足現在時刻 And
  "現在時刻は10:30未満かつ"
 分足時刻(90)> 分足現在時刻 And
 "現在値が開始から60分間の安値以下"
 分足レンジ安値(60,0)>= 分足終値(0)


株価分析式解説(17)-時刻

2009-04-14 18:27:34 | 売買アルゴリズム

 デイトレード用に時刻関係の株価分析式があります。

【分足現在時刻】

 現在時刻が求まります。

【分足時刻(時刻インデックス)】

 時刻を指定することができます。

 時刻インデックス:求める時刻から9:00までの差が何分あるかを指定する。
 
 注)基準となる時刻は9:00です。

 例)

 分足時刻(-1) : 08:59
 分足時刻(0)  : 09:00
 分足時刻(10) : 09:10
 分足時刻(360) : 15:00

【分足取得時刻】

 銘柄を売買した時刻が求まります。

 注1)自動売買で、反対売買するときの株価分析式にのみ指定することができます。
 注2)反対売買をその日のうちに行わなかった場合、次の日に分足取得時刻を求めると、
    09:00が求まります。

【分足時刻高値(開始時刻インデックス,終了時刻インデックス,日付インデックス)】

 開始時刻インデックスから終了時刻インデックスまでの間の高値を求めることができます。

 開始(終了)時刻インデックス:09:00から何分かを指定する。
 日付インデックス:今日がゼロ、昨日は-1、10日前は-10

 例)

 分足時刻高値(0,60,0) :今日の09:00~10:00までの高値を求める
 分足時刻高値(70,360,0) :今日の10:10~15:00までの高値を求める
 分足時刻高値(70,360,-1) :昨日の10:10~15:00までの高値を求める

 注)分足時刻高値だけでなく、ほかの分足時刻xx(開始時刻インデックス,終了時刻インデックス,日付インデックス)になっている分析式も同様に求めることができます。

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 使用例1)
 現在時刻が15:05分を過ぎでいる。

 分足時刻(365)< 分足現在時刻

 注)時刻によって売買を行う場合に利用する。デイトレートで、その日のうちに建て玉をゼロにする場合や、午前中のみを売買の対象時間にする場合などに利用する。

 使用例2)
 銘柄を売買した時刻から60分が過ぎでいる。

 分足取得時刻 +  { 分足時刻(60)- 分足時刻(0) } < 分足現在時刻

 や

 分足取得時刻 +  { 分足時刻(120)- 分足時刻(60) } < 分足現在時刻

 使用例3)
 10:00~11:00までのレンジが100以下。

 分足時刻高値(60,120,0)- 分足時刻安値(60,120,0)<= 100


株価分析式解説(16)-強弱レシオ

2009-04-14 18:26:16 | 売買アルゴリズム

 1日の値幅を構成する強弱エネルギー,強弱人気,プラスマイナスエネルギーの蓄積から株価水準を判断するもので、Aレシオ(当日始値基準)、Bレシオ(前日終値基準)、Cレシオ(前日中値基準)があります。考案者の名から篠原レシオとも呼ばれます。

【Aレシオ】
 当日の始値を基準に算出する強弱エネルギーから株価水準を判断する指標
 その日の高値までの幅を強エネルギー、その日の安値までを弱エネルギーとして、過去n日間の強エネルギーを弱エネルギーで割って値を求めます。

 Aレシオ=強エネルギーのn日間合計/弱エネルギーのn日間合計 * 100

 強エネルギー=高値-始値
 弱エネルギー=始値-安値

 n日間の標準日数:26日

 Aレシオの分析式:強エネルギー(26,0) / 弱エネルギー(26,0) * 100

【Bレシオ】
 前日の終値を基準に算出する強弱人気から株価水準を判断する指標
 前日の終値より上に作用したエネルギーを強人気、下に作用したエネルギーを弱人気として、過去n日間の強人気を弱人気で割って値を求めます。

 Bレシオ=強人気のn日間合計/弱人気のn日間合計 * 100

 強人気=高値-前日終値
  弱人気=前日終値-安値

 n日間の標準日数:26日

 Bレシオの分析式:強人気(26,0) / 弱人気(26,0) * 100

【Cレシオ】
 前日の中値を基準に算出するプラスマイナスエネルギーから株価水準を判断する指標
 当日の高値までの幅をプラスエネルギー、当日の安値までの幅をマイナスエネルギーとして、過去n日間のプラスエネルギーをマイナスエネルギーで割って値を求めます。

 Cレシオ=プラスエネルギーのn日間合計/マイナスエネルギーのn日間合計 * 100

 プラスエネルギー =高値-前日中値
  マイナスエネルギー=前日中値-安値

 前日中値:(前日高値+前日安値)/2

 n日間の標準日数:26日

 Cレシオの分析式:プラスエネルギー(26,0) / マイナスエネルギー(26,0) * 100


株価分析式解説(15)-ランキング順位

2009-04-14 18:24:59 | 売買アルゴリズム

ランキング順位は、初期設定ファイルのランキング分析項目で指定した数式を実行したときの順位のことです。
たとえば、出来高が50000株以上というように、出来高数で銘柄を選択するのではなく、出来高が全銘柄の上位10位までの銘柄を選択するような時に使用します。

ランキング順位で銘柄選択するときの書式は以下のようになります。

<ランキング順位>

ランキング順位(a,b,c,d)
a:ランキング順位を求めるランキング項目番号(1~7)を指定する。
b:検索市場(0:全市場,1:市場別)を指定する。
c:ソート順(0:昇順,1:降順)を指定する。
d:何日前のランキング順位を分析対象とするのかを指定する。

注1) ランキング順位を昇順に並べると、ランキング分析値の小さい方からの順位をもとめ、ランキング順位を降順に並べると、ランキング分析値の大きい方からの順位を求めます。たとえば、ランキング分析値(前日比)を昇順に並べると、値下がり率ランキング順位を求めることになり、降順に並べると、値上がり率ランキング順位を求めることになります。

例1) 出来高が全銘柄の上位50位までの銘柄を選択する場合、

ランキング順位(1,0,1,0)<= 50

になります。

例2) 出来高が東証一部銘柄の上位20位までの銘柄を選択する場合、

ランキング順位(1,1,1,0)<= 20

になります。

例3) 値上がり率ランキングが全銘柄の上位100位までの銘柄を選択する場合、

ランキング順位(2,0,1,0)<= 100

になります。

例4)値下がり率ランキングが全銘柄の上位10位までの銘柄を選択する場合、

ランキング順位(2,0,0,0)<= 10

になります。

注)上記のランキング順位を利用する場合、以下のランキング分析を実行済みであることが必要です。

ランキング分析項目1に出来高ランキングの

出来高(0)

を指定して、ランキング分析を実行済みであり、

ランキング分析項目2に前日比ランキングの

終値(0) * 100 / 終値(-1) - 100

を指定して、ランキング分析を実行済みである。


株価分析式解説(14)-さや取り銘柄

2009-04-14 18:23:21 | 売買アルゴリズム

さや取りは、軸銘柄と脇銘柄の値動きに収斂性がある事を利用して、2つの銘柄の株価の差が開きすぎた場合に、割高な方を売り、割安な方を買う手法です。(さやが異常に拡大(縮小)した時に正常の価格差に戻る必然性を利用して利益をあげようという売買手法)
さや取りで最初に悩むのは、軸銘柄と脇銘柄をどのように決めたらよいのかだと思います。
軸銘柄は日経225採用銘柄のように出来高がある程度多い銘柄や自分が注目している銘柄を選択するにしても、その軸銘柄に対する脇銘柄を決定するのは難しいと思います。

そこで、軸銘柄に対する脇銘柄を見つけるために、先週解説したγ値(相関係数)が利用できるのではと考えました。
(元々、変化率相関チャートはさや取りで、軸銘柄に対する脇銘柄を簡単に見つけられるものはないかと考えてサポートしたものです。)
本来は、異なる2銘柄の価格差が周期的に開閉する銘柄を調べなければならないのですが、この方法を私は思いつきませんでした。

脇銘柄を決定するには、まず、γ値(相関係数)を調べます。
γ値(相関係数)は、軸銘柄と脇銘柄に正の相関関係があれば1に近づくため、この値の高い組み合わせを選びます。
次に、このγ値(相関係数)の高い銘柄の中から、同一価格帯で、α値(切片)や、β値(傾き)が大きい銘柄を選ぶことにより軸銘柄に最適な脇銘柄を決定できます。
(価格の変動が大きいのでさやも大きく変動する。)

また、ここで選んだ軸銘柄と脇銘柄のさや、さや最大値、さや最小値は以下の株価分析式で求めることができます。
軸銘柄と脇銘柄のさやを求める株価分析式

さや(0)

軸銘柄と脇銘柄のさや最大値を求める株価分析式

さや最大値(132,0)

軸銘柄と脇銘柄のさや最小値を求める株価分析式

さや最小値(132,0)

注1)過去6ヶ月(約132日営業日)のさや最大値、さや最小値です。
注2)チャートに表示する場合、第一銘柄(チャート1に表示する銘柄)と第二銘柄(チャート2に表示する銘柄)のさや、さや最大値、さや最小値を求めます。

軸銘柄に対するα値(切片)、β値(傾き)、γ値(相関係数)を調べるにはランキング分析が便利です。
(ランキング分析後、γ値でソートすれば相関係数の大きい順に並びます。)
変化率相関チャートの軸銘柄コードに調査したい銘柄の軸コード設定後、ランキング分析してください。

ここまで書いていて何なんですが、私はまださや取りは行っていないので、本当に上記の方法で見つけた脇銘柄が良いのかわかっていません。


株価分析式解説(13)-α値、β値、γ値

2009-04-14 18:22:01 | 売買アルゴリズム

α値とβ値は、たとえば、日経225の変化率を横軸(x)にとり、任意の銘柄の変化率を縦軸(y)にプロットした時、回帰直線を書くための直線の方程式の係数です。

α値は切片、β値は傾き(回帰係数)になり、方程式は以下のようになります。

y=α+βx

この式により、日経225が変化したときに任意の銘柄がどの程度変化するのかを知ることができます。
基本的には以下のようになります。

α値(切片)がプラスでβ値(傾き)がプラスの場合は、日経225と同じ動きになり、日経225が値上がりしたとき、任意銘柄がより大きな動きになる。
α値(切片)がプラスでβ値(傾き)がマイナスの場合は、日経225と反対の動きになり、日経225が値下がりしたとき、任意銘柄がより大きな動きになる。
α値(切片)がマイナスでβ値(傾き)がプラスの場合は、日経225と同じ動きになり、日経225が値下がりしたとき、任意銘柄がより大きな動きになる。
α値(切片)がマイナスでβ値(傾き)がマイナスの場合は、日経225と反対の動きになり、日経225が値上がりしたとき、任意銘柄がより大きな動きになる。

γ値(相関係数)は、上記式がどれほど信頼できるものかを数字で表したものであり、γ値の絶対値が1に近いほど信頼できるといえます。

移動平均日数を25日、サンプル数が100のα値(切片)、β値(傾き)、γ値(相関係数)の株価分析式は、

α値(25,100,0)

β値(25,100,0)

γ値(25,100,0)

になります。

注1)株価分析時の軸銘柄は、株価分析ファイルに第二銘柄コードを指定するとその銘柄が軸コードになります。標準は日経平均(1001)です。
注2)ランキング分析時の軸銘柄は、変化率相関チャートの軸銘柄コードに従って行うため、ランキング分析する前に軸銘柄コードを設定する必要があります。


株価分析式解説(11)-3点チャージ

2009-04-14 18:19:08 | 売買アルゴリズム

3点チャージの買い条件は、

相対力指数(RSI:14日)が25以下
ボリュームレシオ(VR:25日)が30以下
乖離率(26日)が-15以下

の条件が重なったときの株価分析式を作成すればよいから

RSI(14,0) <= 25 And
VR(25,0) <= 30 And
移動平均乖離率(26,0) <= -15

になります。

注)株てくてくで採用しているボリュームレシオは

  VR=(U+S/2)/(U+D+S)*100

  U=株価上昇日の出来高合計
  D=株価下落日の出来高合計
  S=株価変わらずの日の出来高合計

 を使用しているため、VRは30以下にしています。


株価分析式解説(10)-スローストキャスティクス

2009-04-14 18:17:36 | 売買アルゴリズム

スローストキャスティクスを求める株価分析式は標準では組み込まれていませんが、%D(a,b,c)を組み合わせることによりスローストキャスティクスを求めることができます。

スローストキャスティクスは、%DのX日間移動平均を求めればよいので、

たとえば、3日%Dの株価分析式は

{%D(5,3,-2) + %D(5,3,-1) + %D(5,3,0)} / 3
になります。

注)%Dを作成するための%K日数と%D日数は、5日と3日にしています。


株価分析式解説(9)-シグナルライン

2009-04-14 18:16:16 | 売買アルゴリズム

シグナルラインを求める株価分析式は標準では組み込まれていませんが、MACD(a,b,c)を組み合わせることによりシグナルラインを求めることができます。
シグナルラインは、MACDのX日間移動平均を求めればよいので、

たとえば、9日シグナルラインラインの株価分析式は

{ MACD(5,20,0) +  MACD(5,20,-1) +  MACD(5,20,-2) +  MACD(5,20,-3) +  MACD(5,20,-4) +  MACD(5,20,-5) +  MACD(5,20,-6) +  MACD(5,20,-7) +  MACD(5,20,-8) } / 9

になります。

注)MACDを作成するためのEMA1とEMA2は、5日と20日にしています。


株価分析式解説(8)-サイコロジカルライン

2009-04-14 18:15:01 | 売買アルゴリズム

サイコロジカルラインを求める株価分析式は標準では組み込まれていませんが、株価上昇日数(a,b)と株価下降日数(a,b)を組み合わせることによりサイコロジカルラインを求めることができます。

サイコロジカルラインは、求める日数に対する株価上昇日の確率を求めればよいので、

たとえば、12日サイコロジカルラインの株価分析式は

株価上昇日数(12,0) / { 株価上昇日数(12,0) + 株価下降日数(12,0) } * 100

になります。

注)売買成立しない日や前日比変わらずの場合は、次の日が株価上昇した場合には、株価上昇日数に加えられ、次の日が株価下降した場合には、株価下降日数に加えられます。


株価分析式解説(7)-最高値経過日数

2009-04-14 18:13:58 | 売買アルゴリズム

過去の最高値からの経過日数を求める株価分析式は最高値経過日数を使用します。

たとえば、過去6ヶ月間の最高値からの経過日数を求める株価分析式は

最高値経過日数(132,0)

になります。

注)ここで求まる日数は営業日ベース日数です。
  (土曜、日曜、祝祭日は除きます)
注)最高値の値は終値ではなく高値で求めます。
注)今日が最も株価が高ければ求まる日数はゼロです。

過去6ヶ月間の最高値からの経過週数を求める株価分析式は

週間最高値経過週数(24,0)

になります。

過去6ヶ月間の最高値からの経過月数を求める株価分析式は

月間最高値経過月数(6,0)

になります。

過去6ヶ月間の最安値からの経過日数を求める株価分析式は

最安値経過日数(132,0)

になります。


株価分析式解説(6)-高値更新

2009-04-14 18:12:09 | 売買アルゴリズム

高値更新、安値更新しているかどうかを調べるのは、株価分析式の最高値、最安値を使用します。

たとえば、過去6ヶ月間の最高値を更新している株価分析式を求めるためには、まず、過去6ヶ月間の最高値を求めます。
1ヶ月を約22営業日とすると6ヶ月は132日になるため、最高値(132,0) で過去6ヶ月間の最高値が求まります。
また、1ヶ月を約4週とすると6ヶ月は24週になるため、週間最高値(24,0) でも6ヶ月間の最高値が求まります。
さらに、月間最高値(6,0) でも6ヶ月間の最高値が求まります。

 注)厳密には、上記3つの最高値の値は異なることがあります。

この最高値より今日の終値が高ければ高値更新していることになるため、これを株価分析式で表すと

最高値(132,0) <= 終値(0)

になります。

週間最高値(24,0) <= 終値(0)

月間最高値(6,0) <= 終値(0)
でも可能です。

安値更新の場合は、最安値より今日の終値が低ければ安値更新していることになるため、これを株価分析式で表すと

最安値(132,0) >= 終値(0)

になります。

週間最安値(24,0) >= 終値(0)

月間最安値(6,0) >= 終値(0)
でも可能です。

終値の最高値を更新しているかどうかを調べるときには、株価分析式に終値最高値(132,0)を利用すれば調べることが可能です。

これを株価分析式で表すと

終値最高値(132,0) <= 終値(0)

になります。


株価分析式解説(5)-指標の反転

2009-04-14 18:10:47 | 売買アルゴリズム

ある指標が下降から上昇に反転したり、上昇から下降に反転した場合の株価分析式の求めかたは、以下のようにします。
下降から上昇に反転したことがわかるためには、最低3日間の数値がわかる必要があります。

たとえば、14日RSIを例にすると
一昨日のRSI(14,-2)の値より昨日のRSI(14,-1) の値が小さく、今日のRSI(14,0) の値は昨日のRSI(14,-1)の値より大きい

これを株価分析式で表すと

RSI(14,-2) >= RSI(14,-1) <= RSI(14,0)

になります。

上昇から下降に反転する場合、
一昨日のRSI(14,-2)の値より昨日のRSI(14,-1) の値が大きく、今日のRSI(14,0) の値は昨日のRSI(14,-1)の値より小さい

これを株価分析式で表すと

RSI(14,-2) <= RSI(14,-1) >= RSI(14,0)

になります。

さらに、上記の条件式に昨日の14日RSIが70以上の条件式を加えることも可能です。
昨日の14日RSIが70以上の条件式は、RSI(14,-1) >= 70 のためこの条件を同時に成り立つようにすればよいから Andで連結します。

これを株価分析式で表すと

RSI(14,-2) <= RSI(14,-1) >= RSI(14,0) And
RSI(14,-1) >= 70

になります。

この条件式は、14日RSIが70以上から反転した銘柄をスクリーニングする条件式となります。