ブータン展のご紹介。
上野の森美術館にて、5月21日(土)~7月18日(月)の期間、開催。
ブータンは、伝統工芸を国として、奨励・保護しています。
上野駅前、横断歩道を渡って、左の奥へ進みます。
サブタイトルに、「しあわせに生きるためのヒント」とありますが、
ブータンの人々は、「しあわせ」という概念・言葉ではなく、
「心地良い・セムガェ」という感覚なのだそうです。
具体的には、
「子どもの成長を見ること。」
「家族で一緒にご飯を食べること。」
「友達といる時」など、日常のごく当たり前の状態の事です。
展示の様子。
なんと、1階展示会場は、写真撮影OKなのです
※2階展示会場は、撮影禁止
制作の様子の映像もありました。
「心地良い・セムガェ」の一つとして、
「織物を織っている時!」という答えもありました。
1日に少しずつ、織りあげていく、
織っている時は楽しい!
工芸技能学院と同じですね。
織りあがり。
こんな可愛い柄もありました。
このように着ます。
こんなフロアーもありました。
マニ車です。かなり大きいのですよ。
中にお経が入っており、時計回りに一周回すと、その教典全部を読んだことになり、
功徳を積んだことになるそうです。
回してみましたが、やはり、日頃の心構え・行いの積み重ねがあっての事でしょうね・・・。
展示物だけではなく、壁にいろいろな言葉が印字されていますので、
そこにも着目して見て下さい。
たのしい展示会で、「しあわせな」・「心地良い」気持ちになりました。
天然素材・天然染料を用い、セムガェを感じている人の手で作った作品なので、
見る人々に心地良さが伝わるのでしょう。
工芸技能学院での学びは、セムガェですね。
「この子の将来は、どうなるのか・・・、」という心配が大きくなった時は、
「この子のセムガェは何だろう、」という視点に切り替えると、
良いかもしれませんね。
発達が気になるお子さんの学校・工芸技能学院 (中等部・高等部・専門校)
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