黒川博行の長篇ミステリ作品『二度のお別れ(英題:The Second Goodbye)』を読みました。
黒川博行の作品は、4年前に読んだ『文福茶釜』以来ですね。
-----story-------------
《黒川博行警察小説コレクション》
4月1日午前11時34分、三協銀行新大阪支店に強盗が侵入。
400万円を奪い、客の一人をピストルで撃ったのち、彼を人質にして逃走した。
大阪府警捜査一課は即刻追跡を開始したが、強奪金額を不服として犯人は人質の身代金1億円を要求、かくして犯人と捜査陣の知恵比べが始まる。
名手の記念すべきデビュー作となった、シリーズ第1弾!
解説=池崎和記
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1983年(昭和58年)に刊行された黒川博行のデビュー作……大阪府警捜査一課の黒田、亀田両刑事、通称クロマメ・コンビが活躍する大阪府警シリーズの第1作です。
大阪府警捜査一課”黒マメ”コンビvs稀代の知能犯、圧巻の警察ミステリ! 三協銀行新大阪支店で強盗事件が発生……犯人は現金約400万円を奪い、客のひとりを拳銃で撃って人質として連れ去った、、、
大阪府警捜査一課が緊急捜査を開始するや否や、身代金1億円を要求する脅迫状が届く……「オレワイマオコツテマス――」 脅迫状には切断された指が同封されていた。
刑事の黒田は、相棒の“マメちゃん”こと亀田刑事とともに、知能犯との駆け引きに挑む……『破門』の直木賞作家のデビュー作にして圧巻の警察ミステリ。
事件は銀行強盗から誘拐・身代金要求へ変化し、巧妙かつ悪意に満ちた犯人の指示に翻弄されながらの犯人との息詰まる知恵比べ、そんな緊張感の中でコテコテの関西弁が炸裂するコミカルな会話、黒田、亀田両刑事を中心とした人間味あふれるキャラクターが特徴的で、ここでは明かせませんが精緻なトリックと意外な結末が印象的な作品で、とても愉しめました……犯人たちは、犯罪には成功したけど人生の選択は誤っちゃったんですよねー 哀しい結末が忘れられないですね、、、
重厚なミステリでありながら、軽快なテンポで読み進められる、本格警察小説でした……デビュー作とは思えないほどのクオリティでしたね。
『二度のお別れ』というタイトルも読み終わって納得……本シリーズの作品、機会があれば読んでみたいですね。
黒川博行の作品は、4年前に読んだ『文福茶釜』以来ですね。
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《黒川博行警察小説コレクション》
4月1日午前11時34分、三協銀行新大阪支店に強盗が侵入。
400万円を奪い、客の一人をピストルで撃ったのち、彼を人質にして逃走した。
大阪府警捜査一課は即刻追跡を開始したが、強奪金額を不服として犯人は人質の身代金1億円を要求、かくして犯人と捜査陣の知恵比べが始まる。
名手の記念すべきデビュー作となった、シリーズ第1弾!
解説=池崎和記
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1983年(昭和58年)に刊行された黒川博行のデビュー作……大阪府警捜査一課の黒田、亀田両刑事、通称クロマメ・コンビが活躍する大阪府警シリーズの第1作です。
大阪府警捜査一課”黒マメ”コンビvs稀代の知能犯、圧巻の警察ミステリ! 三協銀行新大阪支店で強盗事件が発生……犯人は現金約400万円を奪い、客のひとりを拳銃で撃って人質として連れ去った、、、
大阪府警捜査一課が緊急捜査を開始するや否や、身代金1億円を要求する脅迫状が届く……「オレワイマオコツテマス――」 脅迫状には切断された指が同封されていた。
刑事の黒田は、相棒の“マメちゃん”こと亀田刑事とともに、知能犯との駆け引きに挑む……『破門』の直木賞作家のデビュー作にして圧巻の警察ミステリ。
事件は銀行強盗から誘拐・身代金要求へ変化し、巧妙かつ悪意に満ちた犯人の指示に翻弄されながらの犯人との息詰まる知恵比べ、そんな緊張感の中でコテコテの関西弁が炸裂するコミカルな会話、黒田、亀田両刑事を中心とした人間味あふれるキャラクターが特徴的で、ここでは明かせませんが精緻なトリックと意外な結末が印象的な作品で、とても愉しめました……犯人たちは、犯罪には成功したけど人生の選択は誤っちゃったんですよねー 哀しい結末が忘れられないですね、、、
重厚なミステリでありながら、軽快なテンポで読み進められる、本格警察小説でした……デビュー作とは思えないほどのクオリティでしたね。
『二度のお別れ』というタイトルも読み終わって納得……本シリーズの作品、機会があれば読んでみたいですね。