Four seasons*

愛しきものたち
「一枚の葉が手に入れば、宇宙全体が手に入る」
*日本画家・安田靫彦が小倉遊亀へ送った言葉

☆鉛筆画第一人者 * 木下 晋先生を迎えて

2024-04-04 | ♥ 由無し事

東京新聞本社前

 

 

4月2日、東京都千代田区内幸町の東京新聞本社に出かけた

内幸町界隈は、コロナ禍で学生時代を過ごした新社会人が大勢いた

サクラ開花時期と重なって、緊張し、輝いて見えるスーツ姿は眩いばかり

 

 

 

約1ヶ月前に申し込みしていた

「自分発見!」

えんぴつ自画像ワークショップ

に参加

 

 

 

席は自由で壁側に座る

知りたいという思いを鉛筆に込めて

鏡を見ずに25分で描き、続いて持参の鏡を見ながら50分間で自画像を描き、、

参加者は、人生経験豊かなベテランシニアがほとんど

自画像を自由に思い思いに楽しく描き、だが、なかなか難しいよ!

鏡を凝視することもなくなった、自分と向き合う貴重な時間

講評の木下先生は参加者に声かけしながら、楽しんでいらしゃって、、

「自分しか描けない自分をよく知っている、上手・下手ではなく思いが伝わればいいのです」

アカデミックでない、思いを描くって漫画家でない限り手が進まない

 

ほんとに久しぶりに、真剣に鏡にむかった(笑) ・・

眼の視野検査の中心点を凝視するように、、なんだか、なんだか夢中に手が動き出したよ

 

 

参加者の前で自作を説明、講評を受ける

 

 

=今日頂いたポストカード=

 

追憶 

136cm×93cm 鉛筆 ケント紙

モデル 故小林ハル

画像提供:東京新聞

 

 

最後の瞽女

 

「ゴゼ小林ハル像」1983年

(木下晋画文集『祈りの心』より)

盲目の旅芸人・瞽女(ごぜ)として105年の天寿を全うした小林ハルさん

 

 

祈りの塔

(平塚市美術館蔵)

 

 

真意 

制作2021年

出典:銀座屋上ギャラリー枝香庵

 

 

 白と黒だけの世界

静寂かつ克明、濃密に大画面に描き出す

線を重ねるというより、面に分割するような表現が、国際展などで評価されています

 

 

1947年、富山県に生まれ、鉛筆画家の第一人者

10Hから10Bまでの22段階の鉛筆を駆使して描くのは、ハンセン病回復者で詩人の桜井哲夫、

「最後の瞽女(ごぜ)」と呼ばれた小林ハル、パーキンソン病に苦しむ妻など

病気や老い、孤独といった人間の内面世界を精密に鉛筆画で表現しています


代表作である合掌図の作品をはじめとして、

強い祈りや希望、深い愛を感じることができる作品が多数

 

 

東京新聞前、日比谷公園のサクラ

ピンボケ

 

 

私は10年以上も前、瀬戸内国際芸術祭(直島、豊島、小豆島など)現代アートの祭典で

強烈な鉛筆画を観賞して名前だけは記憶にあった

海・波風にさらされた板張りの建物に、展示していた

作品撮影は禁止場所だった、

モノクロトーンの鉛筆画を強烈に印象残っていた作品は

「最後の瞽女(ごぜ)」小林ハルさん

 

 

 

********************************************

 

木下晋 展

2024.年5月7日 (火)~18日(土)*休廊13日(月)

10:00~17:30(最終日~17:00)

埼玉画廊 Saitama Gallery

埼玉県川口市栄町3-105-15-2(3階)

JR川口駅東口デッキ直結 徒歩1分

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
« ☆奥久慈 盛金富士 * イワウチ... | トップ | ☆盛金富士から下山 * 里山の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

♥ 由無し事」カテゴリの最新記事