小学生の頃の遠足で、
帰る前に必ず先生が仰る
言葉がありますよね。
「これで遠足は
終わりじゃありません。
家に帰るまでが遠足ですよ。」
楽しかった遠足。
ウキウキ、るんるん気分を引きずったまま、
注意散漫状態で家路につくのは危険なので、
先生が、「無事 家に到着するまで、気を付けて帰りなさいよ」と
注意をしてくださる言葉です。
これは、どんなことにも当てはまります。
何事にも「準備」→「実行」→「片付け・反省」が必要です。
遠足に行くためには、リュックの中に必要なものを入れ、準備が必要です。
そして、メインイベントの遠足があり、
その後、怪我をすることなく家路につき、
お弁当箱を洗い、持っていった物の始末をする・・・ここまでが「遠足」です。
毎日の家事にもあてはまります。
夕飯にカレーライスを食べるには、
材料を調達し、料理します。
カレーライスを食べたら、皿や鍋を洗い片付けます。
「今日のカレーはコクが足りなかったな。
次は隠し味にもっと違うものを入れてみよう」などと、
反省をふまえ、次回作へのプランを練ることもあるでしょう。
このカレーライスの場合、
メインイベントのカレーライスを食べる という行為そのものには、
10分程度しか時間を要しません。
しかし、カレーライスを作るには、1時間程度かかります。
何時間も煮込むこだわりのある作り方だと、もっと時間をかけます。
そして、皿や鍋を洗い、片付けるのに、30分ほどかかるでしょうか。
10分の「実行」のために、
60分の「準備」と
30分の「片付け」が必要となるわけです。
さて、中学生、高校生のみなさんは、期末試験も終わり、
そろそろ結果が分かる頃ではないでしょうか。
1時間程度の試験を受けるために、
何十時間、何百時間と準備をしてきたことでしょう。
「準備」と「実行」が終わりました。
ここで試験は終わりではありません。
「片付け・反省」が必要です。
返ってきたテスト結果を見直してこそ、テストを受けた価値があります。
「返ってきた答案用紙は宝」と仰る先生もいらっしゃいますね。
点数をつけてもらった答案用紙というものは、
これまでの自分の勉強の反省点と、
次からのテストへの課題 の 両方が詰まっている、
最高の参考書と成り得ます。
「片付け・反省」をしてこそ、最高の宝にすることができますが、
それをしなければ、ただの古紙に終わってしまいます。
「家に帰るまでが遠足」
「見直しをするまでがテスト」
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