JUN SOUNDSYSTEM 公式BLOG

JUN SOUNDSYSTEMの音楽活動ブログ。自作曲、YOU TUBE、好きな音楽、お酒、旅、ダイエットなどなど。

【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】Babyshambles/Down in albion

2020-12-01 20:41:23 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
Babyshambles/Down in albion ベイビー・シャンブルズ/ダウン・イン・アルビオン



待ちに待ち焦がれたex.THE LIBERTINESのピートのバンド「BABYSHAMBLES」の1stアルバム。
                             
一曲目から1stの「Vertigo」を思い起こさせる「La Belle Et La Bete」が始まるわけですが、ここで一緒に歌っているのは、
もちろんカールではなく、元恋人のケイト・モス。幸薄そうな歌声が曲調と相まってやるせなさが漂います。

Babyshambles***La belle et la bête*(Live with Kate Moss)


それにしても全編に目立つのはピートの声のヘロヘロ化。以前から舌足らずと持ち前の投げやり歌唱法のせいか、
はっきりした発音ではなかったですが、今作は呂律回ってない酩酊ボーカル曲多し。

不祥事の情報が耳に入ってくるだけあって、変な先入観で聴いてしまうのですが、当時は薬物中毒だったようで、その影響も
少なからずあるんでしょうね。「どう考えても長生きできそうにない男」なんて一部雑誌では書かれてますが、彼を見ると、
「ロックンロールは生き様」という「自暴自棄を飾り立てた精神論」を地でいってるなぁと感じてしまうのも事実です。

Babyshambles - Pipedown (Spew It Out Your Soul clip)


自分も含めて、少なからずそういった退廃的で、危なっかしいイメージをロック・ミュージックに持ってる人も多いと思うし、
タブロイドや音楽雑誌など薬物スキャンダルを好んで報じる媒体を通じて、そのイメージこそがシーンを盛り上げてきた
ビジネス要素もあるとは思いますが、THE LIBERTINESの音楽が純粋に好きだった自分にとっては、はっきり言って
好ましくない変化です。ハッとするほど斬新な演奏もあるし、お得意のマイナー調・パンクもある。
クラッシュからの影響を強く感じる曲、ベースはパンクなのにメロディが凝ってたりと か、相変わらず音楽の懐の深さと
存在感は無二なのですが、はっきり言って「Fuck Forever」をベタ褒めできるほどの名曲だとは感じない・・・。

Babyshambles - Fuck Forever (Official Video)


受け取り方は様々かと思いますが、自分はカールそっちのけでピートの才能だけに惚れ込んでいたはずなのに、いざ望みどおり、
ピートのワンマン・バンドのアルバムを聴いた途端感じてしまう、この物足りなさと、痛々しさは何なんだろう・・・と、
はっきりいって失望してしまいました。

シングルやちょこちょこ出していた音源も採集し、聞き漁っていましたが 今作でようやくその全貌が見えてきて「一人で
やるとこうなるのか」と、大きな衝撃ではあったんですけど。 実際、舵取りのいない船のように迷走を続ける彼ですが、
その満ち足りてない心の隙間を埋めるのがTHE LIBERTINESだとしたら、カールの元に戻るほど効く薬はないんじゃないかと、
おせっかいにも思うし、変な例えだけど、彼にはまだ一人でやるよりも「信頼できる相方」が必要なんじゃないかって
このアルバムの「痛々しさ」からは思えて仕方ないです。

Babyshambles - Back From The Dead (Live At The S.E.C.C.)


バンド再結成は絶望的だったのかもしれないけど、THE LIBERTINESの3rdのために書かれたという曲が、このアルバムに
収録されているという話からも、即席なべビシャンよりリバの演奏の方が、ひょっとしたら1曲1曲 の輝きがもっと
増したんじゃないかと思います。最後に追記として日本編集盤「Fuck Forever」と、併せて買うとほぼ完璧。

このアルバムにはバンド名の由来でもある「Babyshambles」が収録されていないので注意です。
最高にかっこいいナンバー。

Babyshambles - Babyshambles (Studio Version)


天国に近い男が鳴らしたまるで廃墟のような退廃感の一枚です。嫌いになれない私的名盤。



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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】The Libertines/The Libertines

2020-12-01 20:16:03 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
The Libertines/The Libertines ザ・リバティーンズ/リバティーンズ革命


とにかくジャケット右側の超問題児「ピーター・ドハッティ」の奇行にどれだけの人が冷や冷やさせられたことか・・・。
突然のバンド脱退宣言からカール(ジャケット左)の自宅への不法侵入&窃盗、ヘロイン中毒や更正施設からの脱走、
挙句はナイフ所持で御用。もう社会不適合者としか言いようがない不祥事の連続。ギグのばっくれは日常的だし、
子供が出来ても少しも落ち着きを見せない。ないないづくしの彼と いう時限爆弾を抱えながら苦しみながら
生み出されたであろうリバティーンズのセカンド・アルバム。

The Libertines-Last Post on the Bugle


                                  
プロデューサーには元クラッシュのミック・ジョーンズを迎え、ほとんどが一発取りでRECされたというある意味では
迸る衝動を真空パックにする最良の手段もとった作品でもあると言えるのかな。
                                  
でも、これで良かったのだろうかっていう疑問が俺には残りました。それはまるで自分の誕生日に出産を無理やり合わせる
ために未熟児を体外に出すような(これはジョン・レノンがやったことですが、、、)なんというか「まだ成長しきってないもの」を
リリースしてるように感じました。

The Libertines-What Katie Did


レコード会社の要求やカール他バンドメンバーのセカンド発売へ焦り、そんな声もあるんだろうけど個人的にはもう少し
「成長」が欲しかったように思いますね、、、演奏は相変わらず粗いし、曲も出来たものを詰め込んだって印象を受けるし
全体的にカールの孤軍奮闘ぶりが目立ってる気がします。「それがパンクだ!」「リバティーンズだから許せる!」
っていうのも、もちろんあるんだけれども、安易に逆説的に愛すよりも、永久的に残るセカンドアルバムだからこそ、
あれだけのファーストをリリースしたバンドだからこそ、こんなデモのような作品よりも、もっと最高な作品が
作れたのではないか?と、しょせん聴く側にしかなれない自分は思ってしまうわけです。
                                  
一曲一曲の素晴らしさは期待を裏切らない最高の出来だし、繋がりだって絶句するほど素晴らしい。
                                  
だけど、その「未完成」が素晴らしければ素晴らしいほど、その「完成」に思いを馳せてしまいます。

今作にも充分な魅力はあります。最高にスリリングだし、ピーターとカールのボーカルの掛け合いのトラック①を
中心に切なささえ感じる曲群。作りこんでしまったら失われるものだってあったでしょうね。

The Libertines - Can't Stand Me Now (Official Video)

                                  
でもこのアルバムを諸手を挙げて大絶賛する気にはどうにもなれない。まるで失われた両腕を見る側の想像に任せた
「ミロのヴィーナス」のような作品だと思います。そしてピーターがヘロインに依存している限り彼らの言う理想郷
「アルカディア」への到達は遅れてしまっている気がしてなりません。


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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】The Libertines/Up the bracket

2020-12-01 19:50:42 | 名盤紹介

JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
The Libertines/Up the bracket ザ・リバティーンズ/アップ・ザ・ブラケット


興味がある人は、このCDを買うなら絶対!国内盤にした方がいいです!
なぜならリバティーンズのデビューシングル「ホワット・ア・ワスター」 がボーナストラックで入っているからです。
                           
What a Waster


このシングルは当時のタリバンへの言及が問題になって発売禁止措置まで受けた代物なのですが、最高にカッコいい!
私自身は、当時ガレージロック最盛期の中、それと相対するように少し前から流行っていた「ラップ・メタル」を
中心に聞いていました。
                           
よく行くCD屋の視聴機に入っていたので視聴はしてみたのですが、その視聴機の音質が悪い上にガレージな音ですから
ロクに聴かずに「何だこりゃ。こんなん流行ってるのか?」程度の印象しか持っていなかったのです。
                           
しかし縁あって、私にこのバンドの曲を何回も聞かせてくれる人がいまして、このアルバムの収録曲「アップ・ザ・ブラケット」を
気に入り、CDを買う機会にめぐまれました。

The Libertines - Up The Bracket


今考えると、本当にいい意味で影響を与えてくれた人だと感謝しています。
まぁ、ラッキーなことに国内盤新品が1800円で期間限定発売されていたのもあるんですけど。

CDを買って以来、聞き込みまくりました。ほんとにこのバンドを知ることが出来たことに、ロックを聴いててよかったと
感じたのを記憶しています。というか今でも そう思っています。
                           
そして原宿アストロホールで、このバンドを見るという自分にとって歴史的な出来事がありました。
っていうか、初めてのライヴ経験がこのバンドです。手が届きそうな距離に「ピーター」がいたのです。
                           
The Libertines - Live at The Factory, Japan. 2003 (Part 1)


演奏は決して上手じゃなかった。私でも分かるくらい上手じゃなかった。でも、そんなこと些細に思えるほど
このバンドの全てがカッコよかった。あれから、何度か他のバンドのライヴを見ましたが、リバティーンズが
一 番楽しめたし、どのバンドよりも行ってよかったぁと心底思えるショウでした。

音的にはパンクです。誰の影響を受けたかとか、どのバンドの音に近いとかはパンク自体あまり聴かないのと勉強不足で
よく分かりませんが、明らかにそのソングライティングは非凡なものを感じます。人を惹きつけるものを感じます。
                           
ピーターのインタビューにもあったように昔祖母が歌ってくれた伝統的な音楽や、パブで流れるような音楽の影響が
あるからこそ、ここまで多彩な曲作りの引出しを持てるのでしょうか。

The Libertines - Boys in the Band ( Live in Japan 2003-2004 ).mp4

                           
個人的にパンクをあまり好まなかった理由は、音楽的な楽しみがないと思い込んでいたからでした。
精神性や早いビート、攻撃的なギターをかき鳴らして、叫ぶ。メロディがほとんどない。ただ、叫 ぶ。
(まぁ好きなバンドもありますが、、、)
                           
このバンドは精神性を持ち合わせていますが、フラストレーションだけで音楽をやってるわけではないと思います。
そして最も強力な「メロディの良さ」と「多彩さ」いう武器があります。何度も問題を起こしバンド存続の危機の話を
ちょくちょく聴きますが、ずっと応援していこうと思います。

そして、この最強のファーストアルバム、無人島に持っていきます。

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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】System of a down/MEZMERIZE

2020-12-01 19:14:07 | 名盤紹介

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System of a down/MEZMERIZE システム・オブ・ア・ダウン/メズマライズ


何しろボーカルのサージ・タンキアンが好きで彼の別ユニット「セラート」も買いました。

Serart - Track 3 - Devil's Wedding + Lyrics


彼らをご存知でない方にさらっと紹介だけ。システム・オブ・ア・ダウンはアメリカのアルメニア人コミニティから
生まれたバンドで、サージの変幻自在のボーカル、メタルを根底とした地響きのようなサウンドが魅力です。

そこにアルメニア音階が加わって、初めて聴く方は戸惑うかもしれませんが、他のバンドとは一線も二線も画すような
オリジナリティ溢れる面白い音を鳴らしていると思います。

まぁ前作「毒性」の大成功及び、このアルバムは全米ビルボードチャート1位を獲得したし、今さら説明するのも
不粋なのですが。本作は良い意味で今まで一番ポップなアルバム。
このアルバムをきっかけにファンになった人も多いでしょうね。

今までの彼らからは想像の付かない打ち込み音の導入により、ゴジラがメカゴジラになったような衝撃。
ただ前作までの獣のような荒々しさがなくなっていかにもメジャーなマスタリング、ギターリフがよりメタリックに
なったせいもあってナタが柳刃になったような鋭利さとシャープ感。

System Of A Down - Revenga


それがここまでの聴きやすさを引き出したとも言えますが、それに加えてギターのダロンとのツインボーカルが
主になってきているので、賛否が分かれるところかなぁと思います。
                        
僕が初めてこのバンドを知ったのはMTVのオズフェスト(元ブラック・サバス、オジー・オズボーン主催)でしたが、当時は
ラップ・メタル隆盛期だったせいもあり、ほとんどのバンドが忘れ去られていく中、やっぱりいいバンドはブーム云々じゃなく
生き残るなぁと感じた類稀なるバンドです。

System Of A Down - Sugar (Official Video)


双子的なアルバム「HYPNOTIZE」もリリースされましたが、両方含めて1つと見なしました。

System Of A Down - Question! (Official Video)


作品的にはこちらの「MEZMERIZE」のほうが良い出来かと思います。トータルでは「毒性」が一番かな。



System Of A Down - Toxicity (Official Video)




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【名盤】影響を受けた音楽をうすーくディスクレビューする【紹介】Mamalaid rag/Mamalaid rag2

2020-12-01 17:24:18 | 名盤紹介

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Mamalaid rag/Mamalaid rag2 ママレイド・ラグ/ママレイド・ラグ2


当時タワーレコード新宿店で買えばインストア・イベント参加チケットが手に入ったのにと悔しい思いをした一枚。
まぁ、そんなことはどうでもいいんです。というわけで、ママレイド・ラグの2ndです。
                          
前作から4年。待ちましたねぇ。その間にミニアルバムがリリースされたりして、惑わされもしましたが
「どうしてもフル・アルバムで聴きたい!」という訳の分からない理屈で敢えて買うのは避けてきました。
                          
ひとくちに4年と言ってもコンスタンスに音源は出しているし、どこかの誰かとは違って引きこもってたわけ
ではなさそうですが(岡村さんは9年ですが・・・)当時のCD屋の店頭で「1年ぶりとなるニューアルバム!」なんて
ポップに書かれているのを見るのはザラなので、やはりリリースペースはゆったり目ですね。

ママレイド ラグ 田中拡邦 インタビュー 2002年 self liner notes 「MAMALAID RAG」特集

                          
営利第1のレコード会社としてはどうなんでしょう。ただ彼らの場合、「有機ポップス」と言われるぐらい、
ハンドメイド感溢れる「陶芸家」的丁寧な音作りが魅力的ですし、本来音楽製作にかける時間としては、むしろ自然な
量だとも思います。当然、贅沢を言ってればキリがないですが、「作曲家がいて、アレンジャーがいて」という世界とは違い、
彼らは作編曲をこなすバンドであるし、その上、当時、ドラムの人が脱退+残るメンバー2人が宅録にのめり込むという
「時間かかるループ」に入った影響も多かれ少なかれあったのかも。

なにぶん自分の話で恐縮なの ですが、宅録はやってるとキリがありません。僕のレベルでさえ、あれはどうだこれはどうだと
試行錯誤し、 ボーカル録りだけで気付くとスタジオに5時間居たとかザラなんですよねぇ。

参考にもならないので、話は戻しまして、確かに流行の音楽はコロコロ変わっていきます。でも全人類の共通キーワード
であろう 「ポップ」を求める気持ちは、やはり揺ぎ無いものがあると言えます。MAMALAID RAGのペースで、その「ポップ」を
突き詰めた結果がこのアルバムとなったのでしょう。

では、まず簡単に彼らの紹介から。メンバーは佐賀出身の2人組。 元々、共にビートルズのコピーバンドをやっており、
その影響の大きさは今作でも至る所で窺い知ることが出来ます。そしてシングル「春雨道中」でメジャー・デビュー。

ママレイド ラグ 2002年 ライブ映像「春雨道中」


僕もこの曲で彼らを知ったのですが、何と言ってもいきなりサビから始まり、日本語とその醸し出す情景を大事にする詞世界、
和洋折衷なメロディ。大瀧詠一を思わせるやや線の細いボーカル。品の良さがありつつも、ロック・バンドのダイナミックさも
兼ね備えているので即座にCDを買い求めたのを覚えています。

大瀧詠一 君は天然色

                          
友達に聞かせた途端、「うわ!ビートルズじゃん!」って言ってたのも印象深いですねぇ。

で、まず彼らの特徴として挙げられるのは、難解なコード進行をポップに響かせるという要素かと思います。
かといって、 他多くの「捻くれポップス」と呼ばれる部類ほど意図的、形式的(捻くれてるって事自体がもはや
形式的なような気がします。)ではなく、耳に残るのに単調にならず奥ゆかしさがある程よいポップのさじ加減。

それと1stからブルースやボサを絡めてきたり、今作ではジャム・セッション、はたまたヴィブラホンを使った
ジャズ・インストを収録したりと、フットワークの軽さ、それらを凌駕してポップスを形成してしまう裏打ちされたセンス。
                          
定型をなぞることは出来れど、上手く混ざってないというか消化しきれてないと感じてしまう音楽は多々あるかと
思いますが(この場合、僕は違った意味でのイージー・リスニング過ぎると感じてしまいます。)その点MAMALAID RAGは
マニアックさを感じさせつつも、柔らかくポップで聴きごたえのある音楽に仕上げていると思います。

やはり1stの時からそれぞれの楽器の鳴り方から、要所要所で楽器に歌わせたりと見事なまでの完成度と演奏と声の
一体感を感じていましたが、楽器1つとっても、物凄いこだわり持っているのが容易に察しがつきます。

夜汽車 ライブ 2002年 / MAMALAID RAG


またボーカルの田中さんは、富田ラボの楽曲にゲストボーカルとして呼ばれているのもあり、ラボさんの多彩な音楽性から
今作での彼の創作にスパイスになったかもと想像しています。

冨田ラボ - アタタカイ雨 feat. 田中拡邦(MAMALAID RAG)


と・・・ やたら長文書きましたが、とりあえず過去の4年間に温存されたシングル曲、人気曲が目白押し。
全編通して聴いても前作よりかなりスケール・アップ&4年間の凝縮音源がたっぷり入った新作です。

ただ、中間の数曲があってオリジナル・アルバム然としてますが、やはり聴いてみた印象だと「カレンダー」「レイン」
「ふたりで目覚めたら」「銀の爪」「そばにいたい」「きみの瞳の中に」「消えた恋」どれもシングル・クオリティorシングルの
既発音源ですし、なかば 「グレイテスト・ヒッツだな。これは。」と感じました。それくらい充実した内容ですが、
いきなりこれを出されれば「凄過ぎる!」ってなりますが、言わば4年間小出ししてきた集大成とも取れるので、
ほぼ全部揃えてるコアなファンな方にはどうなんでしょう?中途半端に持ってた自分には嬉しい限りなんですが。

ミックスが違ったりヴァージョン違いでもあるので、 ファンの方も納得ですかね。 
                          
あぁ・・・なんか一番大事な曲自体についてほとんど触れないまま書き終えてしまった気がしま す・・・。当時ドコモ
九州のCMソングに起用されたとかそういう話もあるんですけど・・・。これ以上長いと読むのもダルそうなので控えます。

[CM] NTT Docomo 九州 FOMA 「そばにいたい」篇




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