昨日の仙台市長選挙で、民主と社民が側面支援した元副市長の
奥山恵美子氏が、各層の幅広い支持を集めて圧勝した。
共産党は、政令指定都市の市長選挙にも拘わらず、候補の擁立を見送り
自主投票としたと言う。珍しいことだ。
河北新報の出口調査によると、共産党支持層の5割が奥山恵美子氏に投票したと言う。
母集団は千以下(946人)と少なく、同じ調査で、共産党支持層は2.6%であったというから、支持層は25人程度であり、内12人前後が奥山恵美子氏に投票したと言うのであろう。正確さには欠けるが大体の傾向は出ていると思う。
自主投票にしたことが惜しまれる。
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「官」批判を退け圧勝 仙台市長に奥山さん(河北新報) - goo ニュース
党派超え広い支持 民主の6割固める 出口調査
河北新報 2009年07月27日
仙台市長選が投開票された26日、河北新報社は投票を済ませた有権者への「出口調査」を市内25カ所の投票所で行い、946人の回答を得た。民主、社民の両党と市議35人の厚い支援を受けた奥山恵美子氏は、民主支持層の6割、自民支持層の3割強をはじめ、党派を超えた幅広い支持を得て他候補を圧倒した。岩崎恵美子氏はいずれも自主投票となった自民支持層の2割強と公明支持層の3割強の支持を集めたが、及ばなかった。
奥山氏の支持は、公明支持層の4割強、共産支持層の5割弱、
社民支持層の7割。どの政党も支持しない無党派層でも4割強に達し、
岩崎氏らを引き離した。
年代・男女別では20代男性を除くすべての層で首位に立ち、
50代以上の男性と40代女性、60代以上の女性では支持が50%台に達した。
岩崎氏は自民、公明、社民支持層で奥山氏に次ぐ票を集めた。
60代以上の男性、30、50代と70代以上の女性に浸透し、
30代と70代以上の女性の支持が2割強あった。
無党派層では伸び悩んだ。
有権者が投票の際に重視した点は
「政策・マニフェスト」が25.4%でトップ。
「人物・人柄」が23.9%、
「経歴・実績」が12.1%、
「政治姿勢」が11.4%、
「若さ・新鮮さ」が5.6%。
「ほかに良い人がいない」も9.7%あった。
政党支持率は(回答者946人のうち)
自民24.5%(232人)
民主38.1%(360人)
公明 2.0%(19人)
共産 2.6%(25人)
社民 1.8%(17人)
国民新党0.3%(3人)
新党日本0.4%(4人)
支持政党なし26.0%(246人) だった。
◎奥山さん全区でトップ
仙台市長選では、奥山恵美子氏が各区で幅広く票を集め、
次点の岩崎恵美子氏を圧倒した。
有効投票数に占める得票率(相対得票率)は
奥山氏45.1%、
岩崎氏18.7%で、26.4ポイントの差をつけた。
奥山氏は5区すべてを制覇し、宮城野を除く各区で2位の候補を倍以上引き離した。
奥山恵美子氏の各区の得票率は
青葉45.1%、
宮城野39.8%、
若林45.5%、
太白50.1%、
泉44.1%。
棄権者と無効票を含めた全有権者に占める
奥山恵美子氏の絶対得票率は、19.9%だった。
岩崎氏は最も票を伸ばした青葉区でも21.3%の得票率にとどまり、奥山氏の半分に届かなかった。奥山氏との差が最も開いた太白区では、31.5ポイント差をつけられた。
【注】案分票切り捨てのため、奥山氏と岩崎氏は各区の票の合計と総得票数が一致しない
河北新報 2009年07月27日月曜日