JUNSKY blog 2015

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ドロドロ・グチュグチュ で 日本の「民主党離れ」続く

2009-03-19 10:18:56 | 事件・事故
2009年3月19日(木)

世論調査は、設問の仕方によって解答の傾向が大きく誘導される。

今の「政権選択」の世論調査は、どれもが
自民か民主か
麻生か小沢か

という選択肢しか立てていない。

共産党や社民党が連立して新しい勢力を結集するなど、全く論外とされている。

その結果、どちらでも無いが7割前後と言う「政治不信」のような様相になっている。

 しかし、この結果は有権者の「政治不信」や「政治離れ」に直結するとは言えず、むしろ自民・民主ではこの事態を打開できないという強い「政治的意志表明」と見ることもできるのではないだろうか?

 直近の朝日の世論調査では、珍しく
【政界再編で新しい形】 という選択肢が設けられ
                    46% という高い結果であった。
 自民;11%,民主;15%,大連立;19% の選択肢を大きく上回りダントツである。

 回答者が、共産党や社民党を視野に入れて考えたかどうかは解らないが、少なくとも、自民・民主は既に劣化していると判断したことは推定される。

 この朝日の調査は、国民が決して政治に関心を失っていないこと。
一方で民主党の本質を見抜きつつあることを示していると思う。

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 この閉塞状態を突き抜ける江藤新平や坂本龍馬のような傑出した、ある意味破天荒な人材が求められているのかも知れない。
 しかし、人民の英雄願望が行き過ぎるとヒットラーのような弁舌巧みな(オバマ氏 にも、そういう側面はあるが)煽動者に国を盗まれることもあるので注意深く見る必要はあるが・・・

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さて、昨日出ていた 「朝日新聞の世論調査」 (概要)によれば、以下のような興味深い指摘が書かれている。
(なお標本数3千、有効回答率79%と言うから統計的信頼性は高い。設問の公平性は無いが)

【政治への不満は広がりとともに強さも顕著であることがわかった。
 「将来像を示していない」
 「国民の意思を反映していない」との意見が
  それぞれ9割前後に達する。】



【いまの政治が
「社会の将来像や道筋を示していない」と思う人が 91%に達し、
 国民の意思を「反映していない」とみる人が「まったく」 35%、
  「あまり」 52%を合わせて 87%に及ぶ。 】

【政治家を「信頼していない」との意見は「まったく」 21%、
 「あまり」 57%を合わせ約8割。
 いまの政党に「期待しない」も 61%だった。】

【政党への期待の低さは、今後望む政権の形にも表れている。
 「政界再編」などの選択肢も入れた四択で、どの形がいいかを聞くと、
 「自民党中心の政権」は 11%しかなく、
 「民主党中心の政権」も 15%にとどまった。
 「政界再編で新しい形」が 46%で最も多く、
 「自民党と民主党の大連立政権」が 19%だった。 】

【自民党と民主党の政策については、
 67%が「大きな違いはない」と考えており、
 民主党中心の政権に代わったら 政治がどうなるかを聞くと、
 「よくなる」は 19%で、 「変わらない」が 59% を占めた。】

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この【朝日新聞世論調査】詳報は、ここをクリック
    asahi.com 2009年3月17日21時46分
 数値表示のみで、表やグラフはありません。

ゼネコン 『闇献金』 事件 第14弾

2009-03-19 09:43:44 | 事件・事故
2009年3月19日(木) 明日は、春分の日(昼と夜が12時間づつ)

今日、配信の「河北新報」に、
【献金5年で2億円超
   小沢氏代表の民主岩手4区総支部】

という見出しがあった。

早速、読んで見ると、
【民主党岩手県第4区総支部が2003―07年度の5年間に、同社(西松建設)の下請け業者を含む全国の延べ564社から総額2億4000万円の政治献金を受けていたことが18日、政治資金収支報告書で分かった。】
との話。

 民主党のマニフェストでの「率先して企業献金をやめる」(要旨)との宣言とはかけ離れている。

          以下の表も河北新報配信分
          

 この間の経過をみれば、小沢氏側としては「政治資金収支報告書にきちんと記載しているのだから問題ない」と言うだろう。

 前にも書いたが『政治資金規正法』という『ザル法』を与党と一緒になって造った当事者の実務処理だから、『ザルの目』はスリ抜けているものと思う。
 「違法性は一切ない」というのも、あながちウソではないと思う。

 要は、政権交代を目指す最大野党がダーティーで良いのか?という話である。

 そういう処が今話題になっていて、先だっての志位共産党委員長が出演した「ニコニコ生放送」 でも、日本共産党が連立する場合の相手として「民主党」という回答が僅か6%しかなく、「自民党」の19%よりも少ないと言う結果になり、「どちらでもない」が75%に達したという結果となって現れている。

 昨日の朝日新聞にも 直近の世論調査の結果(概要)が掲載されていたが、朝日のスタンスはいまだに『二大政党制』で、【自民中心】【民主中心】の政権選択肢しかなく、共産党や社民党は、はなから無視である。
 マスコミは、馬鹿げた『二大政党制』の幻想というか桎梏から離脱するべきである。

 3月24日に公設秘書の「起訴」か、「不起訴」か、「別件で再逮捕」か?という経過が明らかになるが、小沢代表は既にそれぞれのケースでの対応を決めているようだ。

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以下、【河北新報記事】 コピペ 

 献金5年で2億円超
   小沢氏代表の民主岩手4区総支部


 西松建設の巨額献金事件で、小沢一郎民主党代表の選挙区で小沢氏が代表を務める民主党岩手県第4区総支部が2003―07年度の5年間に、同社の下請け業者を含む全国の延べ564社から総額2億4000万円の政治献金を受けていたことが18日、政治資金収支報告書で分かった。

 同総支部に献金した企業数と金額は表の通り。小沢氏のおひざ元・岩手以外からの献金額が全体の約7割。東京、大阪のほか大分、徳島などの建設業者からの献金もあった。同党岩手県第1―3区総支部への企業献金は年間数件程度で、小沢氏が東北をはじめ全国に影響力を持っていたことをうかがわせる。

 東北の業者による献金総額のうち、岩手の業者が占める割合は57%。次いで宮城県の28%だった。03年度は宮城の30社から計1429万円の献金があり、岩手の30社の計764万円を上回った。

 年度別では04年度の献金額が最も多く、全国の146社から7134万円を集めた。最も少なかったのは07年度で83社から2729万円。大手ゼネコンが「談合決別宣言」をした05年度以降、献金額の減少が続いている。

 西松建設の下請け業者以外では、大林組、大成建設、清水建設、戸田建設などの系列業者からの献金もあった。小沢氏の影響力に配慮し、ゼネコン各社が下請け業者を使って献金していた可能性も浮上している。

 西松建設やほかのゼネコンの複数の下請け会社は河北新報社の取材に対し「元請け会社に頼まれて献金したが、何のメリットもなかった」と証言。大手ゼネコンのOBは「献金をすることで、他社と条件を横並びにしておく必要があった」と話した。
        河北新報 2009年03月19日木曜日 


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      河北新報 2009年03月19日木曜日