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国連安保理決議 : OEFへの各国の貢献に対して「謝意」

2007-09-20 18:59:03 | 国際関係
 その手で来たか! の感じである。
 日本政府の国連安保理事会に対する激しい“ロビー活動”が奏効したのだろうか?

 「国連決議が行なわれていないアメリカの戦争に参加することはできない。」
と、強調してきた民主党の小沢氏は足を掬われたところである。
 民主党の鳩山幹事長は、昨日のTVインタビューで「あとづけで決議したものに従う訳には行かない」という意味のことを発言していたが、どこまで頑張れるのだろうか?
 小沢氏は、このような事態も一定想定の中に入れて、敢えて国民に公開した状態でシーファー氏とも会談したし、その後の記者会見などの席でもくり返し、「延長は認められない」と強調していたものとは“期待”するが・・・
 
 “お手並み拝見”というところだ。

 なお、この“謝意”は、決議本文ではなく、前文に記述されたため、効果は薄いという見解もあるようだ。


国連安保理、海自参加の対テロ戦に謝意示す決議採択(朝日新聞) - goo ニュース

国連安保理
海自参加の対テロ戦に謝意示す決議採択

朝日新聞     2007年09月20日10時18分

 国連安全保障理事会は19日、来月半ばに期限切れを迎えるアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)の任務を延長する決議を賛成14、棄権1で採択した。決議には、日本が海上阻止活動で参加する米国主導の対テロ作戦「不朽の自由」(OEF)への「謝意」が盛り込まれたが、反発したロシアが棄権。01年のISAF発足以降、国連安保理が毎年採択してきた延長決議で初めて全会一致が崩れた。

 決議は前文で、日本の海上自衛隊がインド洋での給油活動を通じて参加している多国籍軍による海上阻止活動など、OEFへの各国の貢献に対して「謝意」を表明。「ISAFとOEFを含む国際社会の支援を支持」し、両者の「継続的な国際努力の必要性」を強調した。

 米国のカリルザード国連大使は海上阻止活動をめぐる日本での議論に触れ、「これは日本の貢献の重要性に感謝する一つの機会だ」と述べた。

 一方、案の段階から難色を示していたロシアは棄権した。チュルキン・ロシア国連大使は「(OEFの活動は)国連の枠外で行われているものだ」と反発の理由を述べ、「決議は国連の特定の加盟国の国内事情を優先させた結果、採択された」と批判した。

 海自は、OEFの活動の一環として、インド洋で米国などの艦船に対し、テロ対策特別措置法に基づいて燃料や水を補給している。民主党は、OEFの活動は明確な国連決議に基づいたものではないなどの理由から活動延長に反対している。

 今回の決議に「謝意」が盛り込まれた背景には日本政府の働きかけもあったが、ISAF発足の01年以降、毎年続いてきた全会一致による延長決議が初めて崩れる結果につながった。国際社会の意見の相違が明確となったことで、延長をめぐる国会議論も複雑化しそうだ。
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