JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
文化関係の記事は、
【観劇レビュー&旅行記】(ブックマークのTOP)
で書いています

ヘンリー英国・王子のイラク派遣を中止

2007-06-06 16:54:33 | 国際関係
  【故ダイアナ妃の二男で陸軍士官のヘンリー王子(22);ロイター】

 英国では、王位継承順位3位のプリンスも最前線で兵士として戦うらしい。
イラクの最前線に行く予定だったそうだ。
ブッシュの息子や、小泉の息子(俳優・孝太郎)は、戦場には赴かないが・・・

 しかし、さすがに「イラクの最前線は危険すぎる」として、英国防省は、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の二男で陸軍士官のヘンリー王子(22)のイラク派遣を中止したという。
(ちょっと前のニュース:5/17,瀕死のダイアナ妃の映像を流すというニュースのリンクから)
ダイアナ最期の写真、放映するな=王子がTV局に訴え―英(時事通信) - goo ニュース (2007/6/6)

 その理由として、
① ヘンリー王子を誘拐の標的とするといった具体的な内容の脅迫が複数の武装勢力から寄せられた
② 王子が軍隊と所属部隊にもたらすリスクも大き過ぎる
と言う訳だ。

 確かに、王子が所属した部隊長は気が気ではないだろうし、同僚(戦友)?たちも居心地が悪いだろう。テロリストの標的になって巻き添えにもなりたくない。
 早い話が、王子が来たら迷惑千万というのが本音なのだろう。

 しかし、一方では、
「王子の命が他の兵士に優先して守られることは恥ずべき」
 と指摘する声も出ているという。

 その王子は、
【ヘンリー王子は声明で「大変失望している」と述べるとともに、決定には十分納得しており、陸軍を辞めることはないと表明した。】という。

それでも前線に行きたいのか、アフガン派遣の方向らしい。
ヘンリー王子、アフガンに派遣も=英紙(時事通信) - goo ニュース (2007/5/20)
ヘンリー王子、アフガン派遣に向けてカナダで訓練=英紙報道(時事通信) - goo ニュース (2007/6/3)

 日本の皇太子(浩宮や秋篠宮)も戦場に行って考えれば良いのだろうが、そんなことは有り得ない話である。

 天皇は言うに及ばず、首相も防衛庁長官も幕僚幹部も現地から遠く離れて安全地帯で“作戦指揮”を取っているのが、日本の軍隊の明治時代からのありようである。

*******************************************
今日も御覧頂きありがとうございます。
このブログを応援して頂ける方ははクリックを!

*******************************************

*****************************
ヘンリー英王子のイラク派遣中止
  状況が危険過ぎると判断

         2007年5月17日(木)13:12  (ロイター)

 [ロンドン 16日 ロイター] 英国は、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の二男で陸軍士官のヘンリー王子(22)のイラク派遣を中止した。状況が危険過ぎると判断したことが理由。英国防省は、ヘンリー王子を誘拐の標的とするといった具体的な内容の脅迫が複数の武装勢力から寄せられたため、派遣は危険過ぎると判断したとしている。

 英陸軍のリチャード・ダナット参謀長は記者団に対し「ヘンリー王子へのリスクが高過ぎると判断した。また、彼(王子)が軍隊と所属部隊にもたらすリスクも大き過ぎると判断した」と語った。

 このニュースを受け、英国内ではテレビやラジオの視聴者から批判が寄せられるなど議論を呼んでおり、同王子の命が他の兵士に優先して守られることは恥ずべきと指摘する声も出ている。

 一方、ヘンリー王子は声明で「大変失望している」と述べるとともに、決定には十分納得しており、陸軍を辞めることはないと表明した。同王子の英国王位継承順位は3位。

ヘンリー英王子のイラク派遣中止、状況が危険過ぎると判断(ロイター) - goo ニュース (2007/5/17)