昭和２０年代、銀幕の大スターとしてその名を馳せた原節子さんが９月に
死去されていたとの報道でした。９５歳とのことで４２歳で銀幕からは去られ、
その後は姿を現せずでしたが我ら世代には永遠の大スターです。
原節子さんと言えば、気品が備わった楚々たる姿は誰しも（特に男性諸氏は）
憧れを抱いたものでした。
わたしなど中学生時代に、京大の滝川事件を扱った「わが青春に悔いなし」
（黒澤明監督）を見て内容がはっきり分からないままに魅せられました。、
今でも歌われている「青い山脈」の映画は学校の部活（バレー）をさぼって、
伊勢まで観に行きました。前後編ありました。あとで顧問の先生からは大目玉で
、同窓会のあるたびに先生との話題に出ます。
その他小津安二郎監督作品の殆どもこの時期に観ました。高校生の頃は、
映画同好会と言うのがあり、毎月ほど映画鑑賞に行ったものです。
「晩春」「麦秋」「東京物語」「安城家の舞踏会」「山の音」など多くが思い
出されます。後日テレビで上映されるでしょうから、改めてみたいものです。