junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

12度目のネパール  1.銀杏旅館

2013-12-22 23:15:38 | ネパール
2013.11/11~12/11日まで12度目のネパール訪問をしてまいりました。

今回はたまたまTVで拝見した 「筋田雅則さん」 という方の仕事を拝見させて頂くのが目的でした。

筋田さんは長年ネパールでトレッキングなどをし、お世話になったネパールに恩返しをしたいとネパールに住み、ネパールの貧しい子供たちの支援をしている方です。

筋田さんのブログを2度3度と読ませて頂き 「この人なら私の思いを託せるかもしれない」 と思ったのが訪問のきっかけでした。

それは 「ネパールでは支援をしようとすると、支援金の半分が地元の有力者やガイド、その他に行ってしまうのが現実、そんなことのないよう100%子供たちのために使われるように心を砕いている」 と書いてあったからです。

私もこの6年、支援を考えながらその場所や協力者などを探してきたなかで、うすうす同じことを感じ、それだけは避けたいと思っていたところでしたのでその考えにはピンとくるものがありました。

さっそくメールで連絡をとり、夏に日本に戻られた折、初めてお目にかかる機会を得たのでした。

そして今回の訪問となりました。


今回は

1.筋田さんの住まい(銀杏旅館)や同居しているネパール人の子供たちのこと
(ホントの子供ではありませんがホントの子供と同じように生活しています)。 

2.ご近所さんのこと。

3.アサブリ寺院を尋ねたときのこと。

4.大須ロータリークラブの依頼を受けて電機のない村にソーラーを取り付けたあとの完成式典に行ったときのこと。

5.日本の小学生とネパールの小学生のスカイプ交信のときのこと。

6.メールダラの小学校訪問をした時のこと。

7.ポカラの施設見学。

8.大きなシバ神像まで行った時のこと

9.フルバリグンバに行ったときのこと。

10.誕生日サプライズのことなど。  に分けて書いてみようと思います。




まずは筋田さんの住まいのこと。 

最初はカトマンドゥでボランティア拠点としての 「銀杏旅館 」を始めました。
ですが、立ち退きを迫られ、今の地 「サンガ」 に同じ名前の 「銀杏旅館」 を作り、ボランティアの拠点にしています。

「なぜ銀杏旅館という名前に?」 と聞くと 「うん、ただなんとなくね」 とあっさりした答えで拍子抜け・・・。

銀杏旅館ができるまでの苦労話は筋田さんのブログ 「ネパール通信」に詳しく書いてあります。
http://nepalnepal.blog25.fc2.com/ です。

カトマンドゥから バネパ、ドゥリケル行きバスで50分ほど。 「サンガ」 で下りてちょっとした登山をして銀杏旅館にたどりつきます。

登り始めは商店の横から・・


最初は元気・・・ でも5分でハアハア・ゼイゼイ もう一休み。


だいぶ上がったところで下の街を見おろすと・・・。 まあきれい!


子供たちにもどんどん追い越されてしまいます。みんな先に行っていって… で又一休み。


腰を上げ、先へと進まねば家にたどりつけない・・・


やっと頂上に着き下を見下ろしたところ。( 実際にはまだこの先に道はいくらでも続きますが、とりあえず銀杏旅館はこのすぐ先)


登りきったところに、このヒマラヤの見える高級分譲住宅があります。(少し歩いてから振り返ったところ。)


そしてティハールのこんな飾りがまだ残っていて私の目を楽しませてくれるし・・・



ここまでくればもう家に着いたも同然。 ホッとしたものです。


私は滞在中10回くらい上がり下りをしました。 3回目くらいからだんだんに体は軽くなり、最初は休み休みで30分もかけないととても登れなかったものですが、慣れてくると20分で上れるようになりました。

そんな ’チョット登山’ をした高いところにある銀杏旅館です。(でも心配はいりません。タクシーやジープは門前まで上がってくれますので)


筋田さんと同居しているネパール人の子供たち4人。

右から 筋田さん パ(ン)ネくん(長男) サロジくん(次男) ミナちゃん(長女) ラスミちゃん(二女) 三男のアシスくんはまだ小さいのでご両親の住むラムチェ村です。

ミナちゃん、パ(ン)ネくんは筋田さんの片腕として働き、サロジくんはまだ学校に通っています。 3人とも、旅のプランから宿、車の手配、トレッキングガイドまでなんでもこなします。 ラスミちゃんは今度のSLC(国家試験)のために家で勉強中。 でも、姉のミナちゃんが通訳ガイドとして長いこと家を空けたりした時などは、食事作り等すべててやってくれました。 みんな筋田さんの強力な協力者です。


正面門扉と筋田さん


建物正面(奥に長いので全景はむずかしく・・・)


入口と銀杏のモチーフ


中はこんなふうになっています。 大きなこたつが2つ。ここで食事をしたり打ち合わせをしたりします。


2階客室。階段は屋上へとつながっています。


筋田さんの部屋のベランダ


朝一番のお茶、朝食はいつも屋上でいただきました。



その屋上から見えるヒマラヤです!!

朝陽のあたるヒマラヤ  左端にうっすらと見えるのがアンナプルナⅡ その右に陽のあたっているのがヒマルチュリ 右の方がガネシュヒマールだそうです。 

さらにこの右にランタンリルンやガンチェンポ、ドルジェラクパが見えます。


少しズームしてみると・・・ 左から順に

アンナプルナⅡ(かなり距離が離れているので天気の良い日でもうっすらとしかみえません)


三つあるとんがりの真ん中がヒマルチュリで 右がマナスルだそうです。(距離が遠いので低く見えるけれど8163mの山)


ガネシュヒマール


私の部屋のドアを開けると正面にいつもガネシュヒマールがありました。


その右に見えるランタンリルンとガンチェンポ(これは夕日かな?)


朝霧のあがってくる風景 (右の方から左に向かって進んできます)

こんな現象を “放射霧” というのだそうですね。1年後の(2014)秋の天気予報で知りました。

霧でいつものシバ神像付近が浮き島のようになってしまいました。



屋上、東側にまわってみれば・・・・

ちょうど朝日が昇るところです。 サンガの街はこの雲海の下です。



毎日毎日こんな素晴らしい景色が見られます!

でも後半の一週間ほどは雲が多くヒマラヤもあまりはっきりと見えませんでした。 運が悪いとヒマラヤが全く見えないこともあるようです。



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2 コメント

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素晴らしい出会いと風景 (saikoroat)
2013-12-24 15:17:26
筋田さんという、素晴らしい方とお知り合いになり、ネパールへの支援の道も開けそうですね。
それにしても銀杏旅館からの眺めの絶景なこと!。
アンナプルナ、ヒマルチュリ、マナスル、ガネッシュヒマール、ランタンリルンなど、
だいぶ以前に読んだり写真を見たりしたヒマラヤの本で覚えていた名の山ばかりです。
それを直接ご覧になったのですから、写真とは比べものにならないくらいの感激かと思います。
このコメントへの数字が9966と表示されました。珍しい数字の組み合わせにも感激!
やっと・・・ (junjun)
2013-12-24 15:33:20
ヒマラヤの景色もお天気に左右されるので、運の悪い人は、一ヶ月滞在してもよく見えなかったということもあるとか・・・
私は先の一週間がよく見えましたけれど、あちこち動き回った最後の一週間はイマイチでした。 でもラッキーなほうでした。
支援もなんとか少しづつですが進みそうです。 

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