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coffee time

元気の素は嵐くん♪
気まぐれ主婦の気まぐれ日記です。

読みました。。。

2012-09-10 22:45:55 | 読書

タイトルに本のタイトルあげちゃうと検索にひっかかりそうなので。
立派な事書いてたらいいんですけど、なんの参考にもならないような感想なので恥ずかしいからタイトルに本名入れるのやめました。(笑)

『往復書簡』 湊かなえ著

短編?中編?が3話。
タイトル通り、手紙のやり取りで話が進んでいきます。

ひとつは同級生の怪我の原因を探るやりとり、ひとつは子供のころに事故現場を目撃してしまった生徒の現在を調べてもらうためのやりとり、、もう一つは遠距離恋愛の恋人同士手紙のやりとりで明らかになっていく過去の事故の真実。
どれも、どうなるの?どうなるの?って読み進みます。
告白ほどは怖くはないけれど、でもちょっと怖い。
一つの事柄に対する思いや見え方っていうのは、ひとそれぞれなんだということがよくわかる。
いろんな方向から見ないといけませんね。
広い視野がもてる様に努力したいものです。
面白かったです。


号泣する準備はできていた 江國香織著

2012-09-06 11:01:56 | 読書

ページ数225ページなのに結構時間がかかってしまったのは、24時間がらみで読む時間がなかったからかしら?
買いだめした本が20冊くらいありますが、いつになったら読めるのやら・・・(・_・;)

タイトル買いしてしまって、どんだけ泣けるんだろうと期待して読んだのですが、いっさい泣けず・・・(・_・;)
よく考えたら号泣する準備なんだから泣けないのもあたりまえか。
短編集です。
それぞれの恋愛のゆくえが描かれているのですが、どの場合もうまくいってはいても満ち足りてはいない。どこかに焦燥感がある。
みんな何かしらごまかして生きているのよ、って感じかしら。
とっても漠然とした小説でした。
ご本人があとがきに書かれているのですが、「様々なお菓子の詰め合わされた箱ではなくて一袋のドロップという感じ。」
これがやっぱり的確な表現かな。
あと味悪いとかじゃないんですが、もやっとした感じでした。

次は『のぼうの城』 と思ったのですが、これきっと登場人物をメモしながら読まないとわからなくなると思うんだよね。ちょっとめんどくさい(笑)
いまその気分じゃないので、『往復書簡』 湊かなえ著 読みたいと思います~。


乱反射  貫井 徳郎著

2012-09-02 01:15:23 | 読書

少し前に読み終ってはいたのですが、下書きのまま仕上げることができず、今日になってしまいました。
貸してくれたお友達ありがとう。
アラシストのお友達はみんな読書家なので、たまのプチ嵐会ではなぜか本の貸し借りが・・・。

では少し感想など。
ざっくり言うと、ちょっとした行動が、もしかしたらどこかで人の迷惑になっているかもしれない、もっと言うなら人を死に追いやってるかもしれない、というお話だと思いますあ。
単純に言うなら、風が吹けばおけ屋がもうかる的な・・・?ちょっと違うけど・・・
内容は全く笑える話ではないですけど。

小さな子どもが事故で無くなったのですが、数人のちょっとした自分勝手な行動が、間接的に子供を死に追いやってしまった。
新聞記者であるその子どもの父親が、どうして自分の子供が死ななければならなかったのかを探るうちに、何名かの間接的加害者?ともいうべき人たちを探し当てるのですが、法的処分を与えられるものではないことに行き場のない憤りを覚えます。
でもあるとき、ふと、あの間接的加害者たちは、ある意味で自分じゃないか・・・と気づくんです。

一つの事故を題材に、ああ、こういうふうに展開できるんだ、と感心しました。
すこし無理やりな部分もあったけど、ああ自分も気をつけなきゃな、と気づかされた本でした。


『みんな邪魔』 真梨幸子

2012-04-06 19:35:06 | 読書

これは面白くて一気に読めました。
以前読んだ『殺人鬼フジ子の衝動』よりもストーリーとしては面白かったかな。
フジ子は、何人殺しちゃうの?どうやって?ってところが面白かったんだけど最後のほうはまとめてあと何人殺しましたって記述だけで、後半尻すぼみっぽい感じだったんだけど、この本は、どうなるのこの人たち?って興味が最後まで持続したかな。
とにかく、登場人物がすべてどうしようもない奴ばかりで、読んでてムカムカイライラして気になって気になって…(笑)
ホントに後味の悪い作品でした。
でも、ちょっとばかし、身につまされるところもあって。

要約すると「自分の立ち位置にたまらない焦燥感と被害妄想を抱く中高年は精神の安寧を求めて、または生きている実感を得るために『対象』を見つける。それがアイドルだったり・・・」なあんて書いてあって。
なんだか耳が痛いっていうか。
すべて当たっているかっていうと、どうかわかりませんが、一生懸命子育てして、何かに気持ちを注ぐってことがなくなって、その何かを求める気持ちっていうのはあるのかも。
わたしの場合はそれが嵐さんであって。
まあ、はたから見れば、気持ちの悪いジャニオタばばあですけどね。
でも、それがあるから元気でいられるんだから、いいじゃない、ほっといてって感じかしら(笑)

脱線しちゃったけど、『みんな邪魔』、いやーな感じを味わいたい方、ぜひどうぞ。 

 


『となり町戦争』 三崎亜紀著

2012-04-01 00:29:51 | 読書

やっと読み終わりました。
たぶんパソコン教室行く前からよんでるから2か月くらいかかったかな。
面白くないわけではなかったのですが、パソコンの復習などしていたせいかとおもったのですが、もしかして鼻炎薬のせいで、眠かったからかも。
すぐ眠くなっちゃうんだよね。春だから?
似たようなタイトルで『図書館戦争』ってのがありましたね。

さて、お話はよくわからないけど、隣町と戦争をすることになったある町の青年が隣町に潜入するのですが、これと言ってドンパチがあるわけでもなし、町の事業として戦争をするっていう何とも不思議な話でした。
印象的だったのは、「戦争というのは日常とかけ離れた対極にあるものではなく日常の延長線にあるのだ。」ってとこ。
たとえば、単なる防水袋として発注していたものが、実は遺体収容に使われたいた、とか。
そういうふうに自分の知らないどこかでつながっているって恐ろしいことだなとおもいました。
淡々と描かれていて、最後の最後で、ああなるほどってわかる感じ。
ちょっと読んだことのない感じの小説でした。おもしろかったです。