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伊達 純のヒロシマ日記

反戦・反核・反基地などの平和運動、反原発運動、反貧困運動、グローバリゼーションの問題などについてヒロシマから発信する

【サッカー・ワールドカップ】サッカーの奥深さを教えてくれた日本とデンマークの試合

2010年07月14日 18時27分11秒 | サッカー
 少し前のことになるが、サッカー・ワールドカップの日本とデンマークの試合でのこと。

 この試合、1点目の本田圭佑の無回転フリーキック、2点目の遠藤保仁のカーブのかかったフリーキック、更に3点目の岡崎慎司のシュートにつながる本田の切りかえしからのアシストなどに多くの人の目が行っただろうと思う。

 もちろん、そういったこともサッカーの面白さであるには違いない。しかし私は、それとは異なったサッカーの奥深さとでも言うべきものを、この試合から感じた。

 試合の序盤、デンマークの攻撃は、中盤でパスがよく通っていた。逆に日本の守備は、中盤で数的優位をつくり出せていなかった。当然デンマークの方が優勢で、日本はピンチの連続だった。

 ところが、ある時点から、日本が中盤で数的有利をつくり出すことが出来るようになり、逆にデンマークはパスが通らなくなった。

 試合が終わって新聞で読んだのだが、試合当初、岡田監督は、気持ちが守りにならないよう守備的MF(ミッド・フィルダー)を、これまで(カメルーンやオランダの試合)の3人から2人にし、「前がかり」の(=攻撃的な)布陣にしていたというのだ。そのために中盤で、デンマークはパスがよく通り、日本は数的有利をつくり出せなかったのだ。

 そして中盤で、デンマークのパスが通らなくなり、日本が数的有利をつくり出せるようになったのは、日本が守備的MFを2人から、これまでのように3人に戻したためだったのだ。

 試合の当初、中盤でデンマークのパスがよく通り、日本は数的有利をつくり出せていなかったのが、ある時点から、デンマークのパスが通らなくなり、日本は数的有利をつくり出せるようになったことには私も気づいてはいた。

 しかし、その原因が、試合当初は日本が守備的MFを2人にしていたのを、ある時点から3人にしていたことにあることまでは気づかなかった。

 最近、『GIANT KILLING』(『モーニング』連載 ツジトモ作 原案・取材協力:綱本将也)にハマっているのも、サッカーの奥深さを私に感じさせてくれるためである。

 サッカーの奥深さよ!


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