嵐ing

特に嵐がお気に入り☆
嵐以外の記事は他の場所で書いてるのでツイッターで更新状況をつぶやいてます。

アニキゲスト★三浦知良/智著『やめたいよ―いつにしようかな』って。

2011年02月27日 23時06分25秒 | 嵐にしやがれ


★アニキゲスト予想トーク

翔「ちょっと情報を得てるんですよ、今回のアニキはマジでアニキだっていう情報を、昨日得たのね」
潤「マジで?(アニキ)」
翔「事務所のアニキは東山さん、TOKIOの2人来て下さってるわけじゃないですか、事務所のアニキじゃないと思うんですよ。だから今からそれぞれのアニキ考えましょう」
嵐メン、考え込む。
翔「俺でいうと哀川翔さんとか
智「竹内力さん
翔「あ~、だいぶVシネでおさめましたね」
ニ「でもね今日は俺ねぇ、なんか派手なこと起こりそうな気がするんだよなぁ」
相「だって今日スタッフの方が、ポロッと言ったのは、今日はワイワイ系ですよって言ったじゃないですか?
ニ「でさ、あのライト(天井の照明)って絶対ワイワイ系のライトだよ・・・プシューッてなって(ドライアイス)出てくる人って誰?」
智「ちょっと声だしてもらおうか?」
ニ「そんなんで分かっちゃったら、面白くもなんともないでしょ」

ゲストアニキはキングカズこと三浦知良さん!

潤「スゲ~!」
ニ「ウソ!?」とビックリする嵐メン。
「キングだ!」潤君が一番テンション上がっちゃったねぇ。
翔「ああ、やべぇ、吠えすぎて頭クラクラしてきた
「よろしくお願いします」とお互い挨拶。
翔「実は僕達、番組始まって、こんな人来てくれたらすごいよねって言っていたのがカズさんだったんですよ」
カ「ありがとうございます」
ニ「キング来たぞ」
潤「僕ら、ずっと見てましたもん。今もそうですけど、勿論」
相「Jリーグができて、ヴェルディガーンきてて、カズダンスで、あの当時ずっと見てたから」
カ「(笑いながら)バカにしてません?
「してません、してません」とカズさんの腕を掴み、焦りながら弁解する相葉さん。
バカにすんなよ!」ってニノさん、追い打ちかけてるし。
翔「今日何を教えて頂けるかっていうのが…サッカーだとしたらすごくね?」
ニ「そもそも、こういうトーク番組みたいなのには出られるんですか?」
カ「あんま出ないですね、あんまってか殆ど出ないですね」
潤「今回は何故この番組に?」(笑)
カ「今日僕、誕生日なんです」音楽が流れ、ファンキーガールが花束を智君に渡した。オヨって思ったら、リーダーから代表で渡せと。
嵐メン「おめでとうございます」(先陣切って声出すの、ニノさん)
智君、カズさんと握手。
潤「すげ、オレこれ絶対録画しよう」一視聴者になってます。
翔さん、言いずらそうに「お土産の方を…」と。
カ「誕生日の僕から?」と言いつつもちゃんと持ってきてくれてる。

お土産――*
ゴールドの包装紙に包まれた何か、バラの花が一輪白いリボンに添えられてる。

ニノがすかさず智君のささやきを拾った「今リーダーが、これ見て『えっ? お金?』って・・・・そんなわけない!」(爆)
相「開けさせて頂きます」
嵐メン「おっ!」
なんと、カズ本!【やめないよ】
ニ「わ! サイン入ってる!」と驚きの声。
翔「カズさん、これはどいういった本なんですか?」
新聞でコラムをやってて、経験した事だったりとか、まぁサッカーについて、人生について…」
潤「『やめないよ』っていうのがいいっすね」
翔「だって大野さんだったら、これ『やめたいよ』になるわけでしょ?
うなずいてる智君(複雑~)
智「いつにしようかな」みたいな(もっと複雑~)
翔「サブタイトル?」
ニ「計画的だな、もう大分」
「まだあるんだ」と、ユニホームを出して来た。(横浜FCのユニフォーム)それもサイン入り。
ニ「これはスゴイぞマジで」翔、ニノ、相葉、潤と手渡す。
カ「以上です」・・・智君だけナシ?
智君、え?って感じでカズさんの方へ。
カ「誰か欲しい人いますか?」とお客さんに。
智君も挙手。「いただきまぁす!」と無事、貰いましたが。

■三浦知良と噂話しやがれ

★一度も女性を口説いた事がないらしい

翔「これは、本当ですか?」
カ「口説くに決まってるじゃないですか・・・ガツガツしてるようなイメージがあるかも知れないんですけど、そんなでもないです」
翔「じゃあ、例えば六本木の交差点で、女性15人ぐらいに手当たり次第に声かけるってことは無いですか?」
カ「それは武田です
翔「カズさんの好みのタイプの女性っていうのはどういう人なんですか?」
カ「僕はカッコつけてる訳じゃないですけどホント、カミさんです」
「おぉ~」と歓声。
潤「あそこにいらっしゃるの奥様ですよね?
なんと、客席に奥様、三浦りさ子さん。

奥様のいるスタジオで奥様の良い所ベスト3を上げろとな。

カ「そうだなぁ、もう全てに僕のこと理解してくれてるというね、それは勿論仕事もそうだし、僕のペースっていうかね、そういうものを乱さないようにしてくれてる。これ1番ですね」
翔「2番お願いします」
カ「こんな話なかったんだけど、打ち合わせでは・・・子供を強い意志でちゃんと教育してくれるって事。僕がすごい甘いんですよ、1番しつけされてるのは僕ですけど・・・やめましょう、この話は」
翔「もう1個いきましょう」
カ「いつもドキドキさせてくれてるとかね」
相「うわぁ~、一番いいなそれ!」
カ「なんなんですか、この番組は!」

★ミラノのホテルに着くと生演奏で出迎えてくれるらしい

翔「これ本当っぽいですね」
カ「これは本当です。ミラノのフォーシーズンってあるんですよ、そこのエントランスから入っていくと、真正面ニピアノがあってピアニストがいるんですけど、僕がセリエAで行ってる頃から、もう16年位経つんですけど、変わってないんですよピアニストが。ずーっと同じ人なんです。で、バッて入っていくと違う曲弾いてるんですね、でも僕が入って行くと『ゴッドファーザーのテーマ』に変わるんですよ」
他のホテルではないそうで、フォーシーズンならでは。
翔「日本とかではないですか?」
カ「銀座のクラブぐらいですかね」
そのクラブでも曲は『ゴッドファーザーのテーマ』なのだって。
カズさんも気を遣って、この曲が流れたらわざと襟立てたりするんだって、それも大変だわ。

★クラブのオーナーを目指しているらしい

カ「クラブって銀座じゃないですよ」
カズさんブラジルで育って人脈もあるので、ブラジルの田舎の小さなクラブを買うって話もあったようで、将来的にはブラジルの田舎チームのオーナーをやるのもいいかなって思ってるらしい。

潤「この間、テレビを観てたら香川(真司)選手がケガされた時にカズさんからメール来たってテレビで言ってました」
カ「そうらしいですね、ちょうど僕キャンプ中で、ケガして帰って来て、その時に励ましのメールをしたんですけど、それがちょうど(撮影中)撮ってる時・・・」
翔「香川選手は小ちゃい時から知ってたんですか?」
カ「知ってたんですよ。たまたま僕がイタリアに行ってて、その時ちょうど神戸で震災があって香川選手、向こうの出身なんで、セリエAの選手と一緒に日本に来てて、たまたま友達に神戸の小学校に訪問してくれないかって言われて、友達と行った時にその学校にたまたま香川選手がいたらしいです。ユニフォームかなんかを持っていったかしたんですけど、それが香川選手が当たったらしいんですよ」
翔「この放送まんまZEROで使っちゃダメですか?
ニ「ダメです」
翔「当時のヴェルディで1番仲良かったのは誰なんですか?」
カ「1番仲良かったのは、やっぱ、きいちゃん、北澤ですかね」
相「ラモスさんはどうだったんですか?」
カ「ラモスさんは、あの、プライベートだとそうでもなかったんですけど、ラモスさんとは僕ポルトガル語で話すんで」
「え~~!」とどよめく。
翔「ちなみに…」聞きにくそうに。
ニ「大丈夫ですよ!」と翔さんの肩をポン「一応聞きますか?」
翔「武田さんと仲いいんですか?
カ「武田は、武ちゃんは仲いいですよ
ニ「武ちゃんの見方が変わるなぁ、ガラッと」
(ああ、同じJリーガーなのに何故に)

■本物のイタリアンダンディーを学びやがれ

オリエンタルラジオ(中田敦彦・藤森慎吾)が進行役

潤「武田さんがこの番組来て下さった時、確かイタリアンダンディー学んだよね?」
武田さんから学んだことは1回まっさら忘れろとオリラジに。
敦「本物のイタリアンダンディーはカズさんで、武田さんはイタリア好きです

★本場のカルチョしやがれ

潤「トトカルチョ以外にカルチョってあるんですか?
カ「カルチョ分かんないですか?」
相「なんか、美味しそうですよね」
翔「カルパッチョみたいなこと?」
正解は【サッカー】の事だそうです。
(潤君惜しいね、【totocalcio】イタリアのサッカーくじ。 トトはイタリア語で「払い戻し所」など、カルチョはサッカーを意味する)
カズさん、カルチョを足の事と推測。ポルトガル語ではカルサというらしい。
中「語源はラテン語の足から来てるんではないかと」
藤「もう武田さんよりタメになるでしょ?」
潤「本場のカルチョしやがれって事は、サッカー出来るって事? マジ!?」サッカー出来ると聞いてテンション上がる嵐。

セット回転――*
イタリアのサッカーセット

藤「嵐JAPANの皆さん、ご登場してください!」
ユニフォーム姿の嵐登場~各々のカズダンスで登場。
藤「やっぱ似合うな~みんな」
カズさんも「結構いいっすよ」と褒めた。
潤「(智君が)10番似合ってないな」と。
智「静電気でビッタリ!」

その前にイタリア語の勉強って。
【サッカー選手】をイタリア語で何というか・・・
翔「カルチョメン
ニ「合体? 合体!?」
『ジョ』がヒントだと。
ニ「ジョルジーニョ」
翔「ジョニーニョ」みんな人の名前みたい。
正解は【ジョカトーレ デラ カルチョ】(ジョカトーレ:選手)

次は【得点した人】
最初の一文字は『マ』
翔「マンマミーヤ」
ニ「マスカルポーネ」
カ「ちょっと近かったね」
正解は【マルカトーレ(得点者)】

【がんばれ】
翔「俺コレ知ってるわ、Fですよね、最初?
カズさんに耳うちで正解。翔ちゃんのマルカトーレポーズ。
相葉ちゃん、藤森さんに誘導され出た言葉は、
相「フォオ!!」
正解は【フォルツァ】
ニ「いつサッカー出来るんですか?」

ようやくサッカーに。
カ「簡単なやつから」
ボールを使った基礎練習
翔さんがカズさんにボールを投げてそれを蹴り返し蹴り方のお手本。
そして2人組に。
カズさんと翔さん。
相葉ちゃんと潤君。
ニノと智君。
ニ「えぇ~!」って何だ?
オリラジからも「二宮さん、不満気な顔はやめて下さいね」と。
翔、相、智が蹴る側。
翔ちゃんと相葉ちゃんは褒められたけど、智君は「大野さん!」とオリラジに呼ばれてた。
「大野さんの見てもらっていいですか?」って。
蹴る場所が違うと指摘された。
智「さっきからスゴイ痛いなぁと思って」
基本を教えてもらって調子良くなった智君。
相「コレやって、コレやって、カッコイイやつ
来たボールをヒールキック、決まった! すごい上達。

リフティングをカズさん見本で。
潤くん、1回で終了、本人が「ウソでしょ!?」って笑えた。
ニノは3回。
翔ちゃん、上手でした。
カズさんが翔ちゃんと二人でって。
ラリーしてました。
翔「やった~! カズさんとリフティング出来た~!」
潤「カズさんとリフティングやったんだよ!」と駆け寄る。
翔「はい、はい、はい、はい~~~」もう大興奮でした。

カズさんといえば、フォワード。フォワードといえばシュート。
中田のあっちゃんキーパーです。
「顔で守るのやめて下さい」なんて言われてる。
カズさんのシュートに動けない。
相「止めて!」
ニ「動いて」と非難轟々。
カズさんがパスを出してそれを打つという贅沢な練習。

順番にゴールを決めていく嵐
相「あっちゃん、全然止めないね」

ゴールして独自パフォーマンスを付ける事に。
1番手の相葉ちゃん、あっちゃん目がけて蹴っちゃった。
なので、パフォーマンスなし。
藤「ナイスキーパー」
潤⇒シュート! 潤ダンス
翔⇒シュート! 翔ダンス
相⇒シュート! 雅ダンス、ひみ嵐の時と同じポーズ、なんだこのポーズ?
大宮のはなかった。カットかな?

★カズファッションしやがれ

衣装専用のマンションを持ってるという。
相「まだ着てないって服もあるんじゃないですか?」
1日3回(朝飯、昼飯、夕飯)着替えたりするとか?~ほよ~~~。
翔「カズさん、カレーとか飛ばしちゃう人ですか?」
カ「結構飛ばします」

セット回転――*
イタリアンブランドのセレクトショップ
カズさん行きつけのTIE YOUR TIE 青山店を再現

カ「よくここまで再現しましたね」と感動。

カズさんが嵐にコーディネート。
智君、渡された服、凄いです。
ニ「スゴクねぇ? これ、着てなくてもオシャレだってわかるもん」
他のメンバーもそれぞれ渡され試着室でお着替えタイム。
ニ「こんな着替えるしやがれ初めてだ」

それぞれ、黄色い声の中、登場。
パーティーコーディネート:智
 ストールがゴージャスというか・・・。
 ・モヘアのグレーのスーツ
 ・ネクタイ生地で作られたストール
 ・大人でモードなイメージ

夜遊びコーディネート:雅紀
 襟が大きく開いてます。セクシーだ。
 ・コットンリネンのダブルジャケット
 ・白いパンツで大人っぽさを出す
 ・明るめのスエードの靴


ビジネスコーディネート:翔
 出来る男の感じです。
 ・ネイビーのスーツを大人っぽく着る
 ・スエードの靴
 ・ストライプのセッテビエゲタイ
 
オフコーディネート:和也
 イタリアっぽいですが、(何故かマネキンファイブを連想しちゃった)
 ・ハイゲージのニット
 ・パステル調のストール
 ・リネン素材のパンツ

デートコーディネート:潤
 ピンク~~~!ほんのりピンク~!
 ・ラムスキンのジャケット
 ・リネン素材のストール
 ・シャツとパンツはピンク系

藤「相葉くん悪いですね~」って。

1人ずつの説明。
智「普段着ないから」と言った時、
潤「リーダーってスーツ持ってんの?
智「1着持ってる」
翔「1回食事会があった時に、スーツにスニーカーで来たんだよね
カズさん、この服は難しいかなと思ったけど、上手くマッチしてると良い評価が。日本の方だとヤバイ感じになっちゃうらしい。でも全然イケてると。更にはエレガントだと。

相「ここまでボタンを開けるというのがあまりこう、やった事ないので、(と乙女のように隠す)最初、抵抗があります」

ニ「いや、こんなオフ過ごした事ないです」(爆)
翔「似合ってる、凄く似合ってる」
ニ「ホント?」
中「これ着てのオフ、何したくなりますかね?」
ニ「そうだね、ゴールデンレトリバーとかともに歩きたいよね
中「いいですね~海岸沿いを」
ニ「そうね」
潤「似合ってるよ」
ニ「いや、アナタ様もナカナカ…

潤「いや、新鮮ですよ。これでも、どのタイミングで着ようって感じ…」
ニ「デートでしょ?」
潤「だってこの服で20代街にいたら、絶対浮きますよ」本心が出たぁ。
カ「何をおっしゃいます、20代の人でこういう色使うってあまりないですからね」
潤「イタリア行ったらぜひ着たいですけどね」

ZEROのテーマ曲が流れて来た。今にもイチメンを始めそう。
カ「清潔感があっていいですね」
翔「これ5ショットで並んだ時の引き画って、僕マネージャーみたいになってませんか?」大爆笑が起きる。
ニ「真ん中だから大丈夫」

★マフィア飯食いやがれ

セット回転――*
バイオリン等、生演奏付きイタリアンレストラン

カズさんの合図でゴッドファーザーの曲が生演奏された。
目の泳いでる嵐。

なにがマフィア飯なのか? 謎ですが。
珠玉の一品がオープン。

パスタのみがどどーんと。
潤「味は? ソースは?

試合の前日に食べるという、オリーブオイルと塩だけのパスタだった。
ニ「頂いていいんですか?」食べる気は満々の嵐、既にお皿に手が伸びる。
いつもカズさんが食べてる雰囲気でって。
ゴッドファーザーの生演奏を聴きながら、マフィア飯。
中「相葉さんいいですね」
鋭い眼光で大量に頬張ってます「相葉さん、マフィアですね~
藤「味はどうですか?」
相「美味い」(モゴモゴ状態)
潤「意外にソースをかけるパスタより、味が濃いよね? 塩っ気が濃い・・・・・あ、すいません。これ僕ら食べ終わるまでずっと弾かれるんですか?
翔「喋りづれ~!
カズさんも笑。

未知との遭遇しやがれ~指編みでマフラー作りやがれ(相葉)

2011年02月27日 23時02分22秒 | 嵐にしやがれ


■未知との遭遇しやがれ

ニット界の貴公子・広瀬光治/相葉雅紀

広「失礼、ちょっとキリのいい所まで」と編み物の途中。
相「えっ!?」
広「はい!」とキリのいい所までいったようです。
相「大丈夫ですか? あの相葉です、よろしくお願いします」
広「広瀬と申します」

◆ニット男子の極意を学びやがれ
広「ニット男子と言いましてね、結構編み物をする男性が増えているんですよ」
相「ニット男子!?」

★編み物の魅力知りやがれ
編み物で出来た作品を紹介。
ニットスーツが横に置かれている。
相「これが毛糸!?」
広「そうですね、糸1本から、これ全部作っていくわけですけど…」
相「広瀬さんが作ったんですか?」
広「ええ、そうですね」
他に、ウサギのマスコットや、ご自身の着ている物などなど。
広「糸の1本から色々な物が出来るという事もすごい魅力じゃないかなと思うんですよね」
相「そうですよね」
広「世界に1点しかないわけですから」
相「確かにね、自分で作ったりなんかしたらもっと愛情わきますもんね

棒針、かぎ針はハードル高そうなんでと、

★指で編みやがれ

相「指で編めるの?」
広「はい」
相「へぇ~」

広瀬さんと一緒にやってます。
①利き手でない方の親指に1回結ぶ。
②人差し指から順に互い違いに糸をかける。
③人差し指から順に下の糸を反対側にかける。
(これで1段出来上がった)
④次の段は小指から順番に
【糸はきつくせずゆったり編む】
相「簡単じゃないですか!
広「幼稚園でも出来るんですよ

これで30分でマフラー1本出来るとな。
相「30分で出来るんですか?」
という事で、

★30分でマフラー編みやがれ!

相「了解! 手で編むんですか? それとも棒ですか」
広「指でいいんですよ、・・・100年早いですよ」
相「あ、そうですか、すいません」
広「最近はですね、ニットカフェと言いまして、結構みんなお茶を飲みながら、お喋りをしながらという空間が全国に広まってるんですよ」
相「そんな空間があるんですね」
広「では、そのニットカフェへ」
相「はい」
広「いってらっしゃい」
相「え? マジで? そういう事か…了解! 新しい出会いありそうだな

東京・新宿 Cafe & Gallery 森のこぶたでのロケ

相「こんにちは」と入って行く。

まずは糸選び。
あ店の方に「あの、すげぇ、初心者なんですけど…一番なんか易しいやつってのはどれになりますか?
お店の方に初心者向きの糸の棚を教えられる。
手に取ったのは個性的な糸。
相「オシャレじゃないですか」と気に入ったようだ。

相葉ちゃん、基本の編み方を完全に忘れてる。
指に何回も糸を巻き付けてるだけ。
そうじゃないでしょ」見かねたお客さんに声をかけられる。
相「これ違います?」
となり座ってた年配の男性にアドバイスされる。
相「やったぁ、すげぇ、救いの手が
やって行くうちに思い出したらしく、
相「そうだ、そうだ、そうだ! 思い出したよ」と完全復活。
教えてくれたお客さんも「凄い早いね」と。
相「早いでしょ?」
結構長く編んでます。
相「だいぶ今コツを掴んできて緩く編めるようになって来た」
男性客も「最初編めないと思ったけど…」
相「やり方を分かれば・・・『やればできる子』って俺、母ちゃんから言われてきたんすよ
男性客も笑ってます。
相「ラストスパート!」

30分で完成した指編み・相葉オリジナルマフラー

広「なかなか個性的なマフラーで来ましたよ
相葉ちゃん完成したマフラーを首に巻き「先生どうでしょう? 似合うでしょうか?」

広「良く似合ってました。ニット男子デビューおめでとう。初めてにしてはよく出来ました、でもさらなるステップアップを願って得点は 75点!


◆この日はロケでの雅紀ドットコムもあったんだよな。
ココちゃん元気だったね。
あれ相葉ちゃんの本当のアイデア?
だったら凄いよね。ココちゃん、はしゃいでたもん。
しかし、あの動物園にはよくロケに行きますな。
飼育さんの顔、覚えちゃったよ。
でも、スタジオでのドットコムよりロケが好き。
しかし、ビリーに容赦なくシステム壊されて。
リベンジになってしまったね。

バーテンダー★4杯目 薬と毒

2011年02月27日 21時05分04秒 | 相葉雅紀


【キャスト】
佐々倉溜/相葉雅紀
来島美和/貫地谷しほり
来島泰三/津川雅彦
杉山 薫/荒川良々
三橋順次/光石研
桜  肇/尾美としのり
桜  寿/西慶子
葛原隆一/金子ノブアキ

ゲスト★北方・カンニング竹山/南原亜希 役・田中美保


足早に歩いてる2人。
溜「美和さん、聞いてる? 俺、夕方から仕事なんだけど」
美「大丈夫! お店が混む時間には返すから…ちょっと付き合って」

実は編集長に企画の練り直しを手厳しく言われ、更に「けど、寂しいわね、カップルで賑わうバーに女1人で取材に行くんだ? 女1人で…」と嫌味まで言われた。で、佐々倉を相手に連れてきたわけだ。
溜「だから俺…ねぇ、彼氏代わりって事?
美「違う! 大人気のお店だからプロならではの視点でしっかり評価してもらいたいの。斬新かつ、万人受けする企画を出せるようによ」
溜「ならいっか・・・良くないか!」
美「悔しいけど編集長、仕事はできるのよね。流行のアンテナは確かだし、ほら例えば食べるラー油とか、草食男子もみんなが騒ぐ随分前からキャッチしてたもんなぁ」
溜「食べるラー油? ラー油は食べちゃだめでしょ。ギョーザにかける、かどっちかって言うと飲む・・・うぷっ!」と気色悪がる。
美「そっか、あなたフランスに行ってたから知らないんだね。とにかく協力お願いします」と手を合わせる「完璧な企画を出して編集長をぎゃふんと言わせるんだから」

本日定休日の札
美「ぎゃふん」
溜「自分で言っちゃった」
それでも、他に1軒位は取材しようと、行き当たりばったりで着いたバーは…地下にあった。

ラパンとは店の雰囲気も、客層もまるで違う。
煙草を吸いながら客の相手をしてるバーテンダー。
美「やっぱりやめようか、なんか私達、場違いかも」と帰ろうとする。
溜「いや、この店でいいよ」と中へ入っていく。
カウンターの中のバーテンダーをじっと見る佐々倉。
「いらっしゃい・・・ご注文は?」
溜「ブラッティ―メアリーを
「了解、お嬢ちゃんも同じのでいいか?」
美「お嬢ちゃん!?(一瞬ムッとするが)・・・はい」
店のマッチを手にする店の名は North Wind.
溜「北風・・・
「マスターいつもの」と男連れで水商売風の女性客が入って来た。女は連れの客にその店のブラッディメアリーを悪酔いしない酒だと言って勧めた。
美「どうしてウォッカから先にシェイクするの? 普通のグラスでステアするだけなのに」
黙って見つめている佐々倉。

「御存知ですか?」とシェーカ振りながら客に話しかける。
「ブラッティメアリーっていうのは、血まみれのメアリーっていう意味でしてね、16世紀イギリスでメアリー1世という女王様がいまして、彼女は自分の意思に背くものは次々と処刑してったんです。だから血まみれ。女ってのは本当に恐ろしいと、そんな彼女にちなんだカクテル、ブラッティメアリー」

出されたカクテルに美和は「美味しい! あの人腕は確かなんだね」とゴクゴク。
溜「飲み過ぎない方がいいよ。特別なウォッカ使ってる。アルコール度数96…世界一強い蒸留酒」
男連れの女がこちらを睨んでいた。
美「普通のブラッティメアリーと変わらないけど」
溜「その為のシェイク、強いお酒を空気をたっぷり含ませれば口当たりが柔らかくなってアルコール度数を感じさせない。だからつい沢山飲み過ぎてしまって」

「あ~美味かった! じゃ、行こっか」
案の定、一杯の酒で客が酔って既に千鳥足になっていた。
「もう今日は帰った方がいいんじゃない? 送っていくから」と女と連れの客は店を出て行った。

「随分と詳しい、同業者とか?」
溜「見損ないましたよ、北方さん
美「北方さんってお知り合い?」
溜「このブラッテイメアリーは、ただ酔わせるだけのお酒です。こんなものをバーテンダーが客に出すなんて許されないはずです」
「ここは銀座のお高い店じゃない。それくらいは許してほしいね。第一俺は1流のバーテンダーじゃない。しがないバーテンが金稼ごうと必死にやってんだ」
溜「バーテン・・・・」絶句する佐々倉。
「うちはBAR 風とは違う。気に入らなければ出ていけばいい」と煙草をプカリ。
溜「分かりました。バーテンしかいないような、こんなバーには用はありませんから

さっさと繁華街を歩いていく佐々倉。
美「ちょっと待って、さっきの人誰? 知り合い?」
答えずにさっさと歩いていく」
美「佐々倉さん!」立ち止まる佐々倉。
溜「次のうち正解はどれでしょう? ①昔務めていたゲイバーのマスターで告白された事がある、②ひとつなぎの財宝を奪い合った仲、③実は兄弟で一子相伝の・・・」
美「どれも違う」
溜「ま、そんな大した話でないから。ね、」と肩をポン「駅あっちだよ。俺。お金ないから歩いて帰るわ。じゃあ!」と別れる。
何やら考え事をしている溜。

杉山もラパンでブラッディメアリーを作り、客に例の話をしている。が、16世紀イギリスを18世紀ジンバブエ、メアリー1世をアメーリー8世と間違えたり、そのたびに三橋が訂正。
三「申し訳ございません。この男、腕は確かですから」と客にフォロー。
溜「いい先輩ですね、三橋さんは」
三「出来の悪い後輩持つと苦労します」

店の売上を数えながら佐々倉の言った言葉を思い出してる北方。
「バーテンしかいないような、こんなバーには用はありませんから」
北「一人前の口ききやがって」

河のほとりでサンドイッチを頬張りながら、おじいさんからバーテンの意味を聞いてる美和。
フーテンとバーを組み合わせてバーテンと呼んだ。差別用語(別称)だという。
何やら思いつきお爺ちゃんを置いて慌ただしく帰る。

■さくら食堂
溜「このシーフード焼き最高! いいよね、海の幸って。日本に生まれて良かった。ビバ! 島国」と感激している。
(亭主が客の前で妻の肩揉みをしている)
美「いた!」
「うちの資料室にあったの」と『BAR 風』の記事を溜の前に出した。溜の表情が一瞬曇った。
美「つまり昨日はかつての先輩が落ちぶれちゃってたんで、つい憤っちゃったとか?」
溜「まぁ大体そんなとこ」
美「よし!でもよく分らないのよね。あなたはこの店で腕を見込まれてフランスに行ったんでしょ? なのに・・・」
溜「つーかさ、何なのそんなに調べて、あっ、俺のストーカー?
美「ストーカー?」
美「ね、どうしてフランスから帰って来ちゃったの?」
推測を言って、ズケズケと入りこんでくる美和。
水を飲み、コップをガツンとテーブルに叩く。
溜「(咳込んで)ごめんね、チョット喉に詰まっちゃって。大丈夫、水飲んだから」
美「ビックリした」そそくさと帰っていく溜。

自宅の屋形船の上で考え事。「North Wind.」のマッチ箱を見つめる。
『BAR 風』にいた頃の回想――*
溜にブラッディメアリーを作って試飲させる北方。
溜「美味しい! けど、そうとう強い」
北「匂いも無く、パッと見、タダののトマトジュースだ。だから禁酒時代のアメリカでは良く飲まれた。でも実際はウォッカが入ってて飲み過ぎると簡単に潰れるぞ」と肩を叩く。
溜「そっか」
北「溜、覚えとけ。酒にはいつだって二つの顔がある」
溜「二つの顔?」
北「毒と薬だ。その中から薬の顔だけを引き出すのが、バーテンダーの仕事だ」――*

仕事中に佐々倉の資料を見ながら「どうして日本へ戻って来たんだろう」と考える美和。

本を読みながら歩いている溜。
女「危ない、どいて! どいて!」自転車に乗った女の叫ぶ声が。溜を避けようと自転車ごと転倒。
溜「大丈夫?」と駆け寄る。
女「大丈夫じゃない! だからよけてって言ったのに」
溜「え~、悪いのは俺?」
女「タイヤ駄目かもぉ~!」
溜「ごめんなさい」
溜「あ、昨日の」
北方のバーに居た女だった。

おんぶして走る羽目に。
溜「だからって何で俺が?」
女「もっと早く走って」
溜「もうこれで精一杯、バーテンダーに体力ないの!」
女「お願い、今日遅刻したらヤバいんだから!」
溜「そもそも、これどこ向かってんの?」
女「この世で一番大切な人を迎えに行くのよ!
溜「一番大切?」

溜「そういう事か」着いた場所は保育所だった。
お迎えの時間が遅れると預かってくれなくなるのだという。
帰りに公園で話す。女は亜希という。
亜「お店ではお酒を飲まないようにしてるの。迎えに行く時酒臭いママなんて最低でしょ?」
溜「だから北方さんの所で?」
亜「しつこい客に付き合わされると散々飲まされるから、そういう時は強いお酒出してもらって」
溜「いや、だからって」
亜「もっと心広く持てば? 北方さんの事悪く思ってるんでしょ? モテないよ」
溜「だったら、そっちは元々なんだ」
亜「こう見えてお店のナンバーワンだから。私のアダ名知ってる? 歌舞伎町のシンデレラ・・・・ダサッ
溜「確かにダサいかも」
亜「まぁ、くたびれた私にはぴったりだけど。毎日ボロボロだし。ほら、シンデレラって灰だらけの灰かぶり姫って意味でしょ?」
溜「うん」
亜「私も何か、今の生活に疲れてるし…何であなたに愚痴ってるんだろ」
溜「でも、さっき凄かったよ。背中で、急げ急げって、ホント怖かった」
亜「うるさい!」
溜「でも世界で一番大切って、そういう風に言いきれる人がいるってすごいと思うな」
公園で遊ぶ娘を見ながら「ね、今度あなたのお店に行っていい?」
溜「ぜひ、歌舞伎町のシンデレラへ美味しいカクテルを」
亜「それはやめて」笑…。

美和、1人で「North Wind.」に来た。
美「今日はちょっと伺いたい事が合って」
北「溜のことか? 惚れてるのか?」
美「違います!」
北「おい、俺はバーテンだ、人の観察するのも仕事の一つだ」
美「どうして佐々倉さんフランスから戻って来たのかな?」
北「教えてやってもいいが、ただじゃつまんねぇなぁ」
ダーツで勝負って事に。美和は見事サボテンに命中。
勝負に負けた美和は、酔った客を運んだり、飲み物を運んだり皿を洗ったりと雑用を命じられた。
働き詰めでグロッキーな美和。カウンターで居眠り。
北「面白いお嬢ちゃんだな・・・おい!」と起こす。
溜に纏わる過去の話をしてくれた。
北「…クビにされたんだよ」

さくら食堂でひとり飯する美和
何も知らずにズケズケ言ってしまった事を反省する。
「珍しいね、溜息なんかついて」といきなり現れる佐々倉。
「クマできてるよ」なんて言うから、つい「これはあなたの!」って言ってしまう。
溜「俺のこと?」
美「何でもない! おじさん御馳走さま」とさっさと仕事に向かう。

ラパンで飲んでる美和。
三「今日はどうされました? 心が晴れてるようにはお見受け出来なかったので」
美「バーテンダーさんと結婚したら大変ですね、何でもずばずば言い当てられちゃって
三「それは、失礼しました」
そこに女の客が現れる。亜希だった。

溜「あ?」
美「この間の」
亜「最高のカクテルご馳走してくれる? ただしアルコールは抜きで」今日もお迎えだと言う。
溜「かしこまりました」
亜「何作ってくれるの?」
溜「オレンジジュースを3分の1、パイナップルジュースを3分の1、レモンジュースを3分の1。氷を選びシェイクする時間を考え、三つの液体を完全に混ぜ合わせると、ジュースではなく、シンデレラというノンアルコールカクテルになります」
亜「シンデレラ」
溜「灰かぶり姫は魔法使いの力によってシンデレラになります、同じくバーテンダーの力でただのジュースをカクテルに変えることが出来ればお酒を飲めない人もカクテルを味わう事が出来ます
亜「バーテンダーは魔法使いってわけ?」うなずく。
美「何キザったらしいこと言ってんの?」
亜「美味しい! やっぱり後輩なんだなっと思って。北方さんのバーに初めて行った時、このカクテル作ってくれたの」

回想――*
北「12時過ぎたらタダの女に戻るんだ、あんたにピッタリのカクテルだよ」
亜「美味しい!」――*

亜「北方さん言ってた。お酒には薬の顔と毒の顔がある。薬の顔を引き出すのが自分の仕事だって」
佐々倉も当時の北方の言葉を思い出していた。同じ酒の薬と毒の話。

北方を佐々倉は待っていた。
釣り堀で釣りをする2人。
北「何か聞きたそうな顔してんなぁ」
溜「どうしてあの店やってんのかなぁ?って」
北「・・・・・」
溜「北方さんなら、もっと」
北「『BAR 風』は一流店だった。だがあの店は一流どころか二流ですらない。そう言いたいのか?」
溜「おれ、一生忘れない言葉があります」

回想(『風』の頃)――*
北「溜、覚えておくといい、バーはな、魂の病院なんだ。体の怪我を治す時、人は昼間病院に行くだろう? それと同じだ。お客は魂を癒すために夜バーのドアを開ける」――*

北「今も変わらねぇ。ノース・ウインドは野戦病院だな
溜「野戦病院?」
北「血だらけの客が何とか今日生き残るだけの1杯を飲むんだ、そんな店も必要だろ?」
溜「そうかも知れません、それでも少なくとも北方さんは・・・」
北「相変わらず真面目だな、おまけに視野が狭い。だからクビになったんだろ」
溜「それは関係ありません!」
北「安心しろ、あの店はじきに閉める」
溜「閉める? どうして?」
北「特に理由はない。飽きたから。それだけだ。三流のバーテンがやってる三流の店が終わる。誰も気に留めやしないさ」と立ち去る。
溜「北方さん!」

ラパンに泰三が1人でやって来た。
泰「たまにはお前のいカクテル飲んでやってくれと、三橋に頼まれてな」
三橋がおしぼりを手渡す。
溜「三橋さんが…」
溜「パリジャンです。どうぞ」
泰「おい、マズイ
溜「申し訳ございません、すぐ作り直します」
泰「その必要はない、何度作ってもこの味だろう? お前、バーテンダーの本来の役割は何だと思う?」
溜「本来の?」
泰「そこのドアを開けて入って来た客を、ほんのちょっぴりでも幸せにして返すのがバーテンダーの責務だ。今のお前じゃ病気にさせてしまう」

屋形船の上で凹む。溜「キャバクラ行こう!」
亜希の店だった。亜希をご指名で行った佐々倉。

無記名の手紙が北方に届く。
北方がラパンにやって来た。無記名の封書は佐々倉だったのか。
(美和も来ている。常連さんだな)

北「随分洒落た真似するなぁ」とコースターを差し出す。
そこには最高の一杯をお作りします。バーラパン佐々倉溜と書かれていた。
北「今日でもう終わりにしてくれ。これ以上うろちょろされても鬱陶しいだけだ」
溜「悩みました。北方さんにどんなお酒を出すべきか、事情も知らず先輩を罵倒した愚かなバーテンダーが一体何を出すべきなのか。全ては弟さんの為だったんですね」

回想(亜希の店)――*
キャバクラで亜希に聞いたのだった。
弟が交通事故に遭い、意識不明の重体でお金が必要になり、今の二流店にしたのだという――*

北「そこまで知ったなら教えてやるよ、弟は死んだ。だからあの店は閉める」
溜「やっぱりそうでしたか」
北「暗い話は終わりだ! 何飲ませてくれる?」
一礼して棚から持って来たものをカウンターに。
溜「これです」
杉「シャルトリューズ・イブ
美「それってどんなお酒なんですか?」
三「フランスのアルプスの近くにある修道院で作られる薬草系のリキュールです。はるか昔より130種類のハーブを配合して、その作り方は代々修道士のみに伝えられてきました
グラスに角砂糖。
溜「アルコール度数69度、普通に飲むのには強すぎます。だから砂糖に染み込ませて口の中で溶かしながら飲むんです・・・どうぞ。かつて冬のアルプスを越えて、息も絶え絶えシャルトリューズ修道院に辿り着いた旅人も、きっとこれを飲んだと思います。砂糖の甘味が疲労を回復させ、植物の成分が体力を養う

北方は煙草を揉み消し「いいセンスじゃねぇか、野戦病院を経営して、くたびれ果てた俺と旅人を重ね合わせたって訳か」
溜「はい」
目を閉じ味わう。
溜「僕はこう思います。旅人はきっと自分を救ってくれた修道士の名前なんて覚えてない。だけど砂糖にしみ込んだ強烈なお酒の味は忘れなかったんじゃないかなって。修道士もそれで満足だった。それはバーテンダーは同じですよね? たとえ存在が忘れられる事があったとしても、自分の作った一杯の味を覚えていてくれれば本望のはずです。野戦病院が本当に必要なのかどうかは、まだ分かりません。それでもきっとNorth Wind.のお客さんは北方さんの一杯の味を忘れる事はないんじゃないでしょうか? North Wind.・・・北風、北方さんの『北』と『BAR 風』を組み合わせた店名ですよね、素敵な名前だと思います
北「(代金をカウンターに出し)買い被り過ぎだ。誰も俺が作ったカクテルの味なんか覚えちゃいないさ」

北「美味かった、その酒の味忘れないかもな

佐々倉の帰りを待っていた美和。
美「この前は御免なさい。クビがどうとか、デリカシーの無いこと言っちゃって…それと私も忘れないから。あなたが一番最初に作ってくれた水割りというカクテルの味。これから色んなカクテルを飲むと思う。でも私、あの味は絶対に忘れない。あれは私の特別な一杯だから
溜「ってか、何で謝ったの? クビって何?」
美「覚えてないの?」
溜「うん」
美「そっか、ならいいんだけど。結構気にしてたんだけどな」
溜「まぁ、良く分んないけど、とにかく頑張るよ。忘れられないカクテルを作れるように。ね」
美「うん」
溜「寒かったでしょ? おでん行かない?」
美「おでん? いいね」
溜「行こう、行こう! ご馳走さまです」
美「ちょっと、あの、私何回払ってるかな? たまにはいいんじゃない?」

North Wind.――*
亜「こんにちは」
北「開店前」
亜「いいでしょ? 一杯くらい固い事ナシで。この店辞めちゃうんだって?」 
北「溜の奴か? 余計な事を」
亜「ま、私はいいけど、馴染みの店なら他にもあるし。けど」と入口を見る。
常連が次々と入って来る。
「北方さん、いつもソルティドッグ塩強目でね」
「俺ジントニック、渋くて美味いやつ、よろしく!」
「私も聞いた! 店閉めるの考え直してくれない?」
北「何だこいつら」
佐々倉がみんなに声をかけていたようだ。
また1人常連客の男「うん、もぅ~早くぅ! 私、ブラッディメアリー。この店のじゃないとどうも駄目なのよ」
「私も、この店のじゃなけりゃ」
北「わかったよ、お前ら、そこまで言うんだったら今後一切ツケはなしだからな
喜ぶ常連客。
北「バーテンダーか

美和にもシャルトリューズ・イブを。
溜「食べ過ぎると太るからほどほどにね」
美「どういう意味ですか」
杉「そうだ、お前、美和さんに何て事言うんだ」
溜「すいません」
三「私も少しふっくらしてる方がタイプですが」
美「全然フォローになってませんけど」
杉「私がフォローしましょう。そもそも、シャルト…シャルトポワ…」
三「すいません、この男、腕は確かですから

更新呟き