金環日食・昭和18年2月5日 2

金環日食パート2

木辺成麿『宣慈』さんを　御存知でしょうか？

　俗に　レンズ和尚と呼ばれて居る方で『木邊鏡』と呼ばれるレンズでも有名です。

　真宗木辺派 錦織寺 (野洲市)第21代門主で　反射凹面鏡研磨家で特殊光学研究所所長でした。

　幼い頃から天文学に興味を持ち　昭和18年からは　陸軍航空技術研究所に嘱託として御勤めでした。

　この写真は　その木邊成麿さんから戴いた写真です。

　当時・私の故郷　道東の厚岸町真龍にて　父が学校の教頭を勤めていた関係で寄贈された物で有る様です。

　写真の添え書きには　男爵　木邊氏と有りますので　男爵で木辺家と成ると　真宗木邊派にしかたどり着きません。

　以前からとても気に成っていた写真で　数年前には　木邊男爵自体も　判らず苦慮しておりました。

　数年前に厚岸町教育委員会からのお問い合わせで　この写真を北海道新聞に掲載したいとの御依頼が有り　快諾したのですが　残念ながら　木邊男爵を御伝えしたのですが無視され　厚岸町で撮られたとのコメントが載っておりました。

　当時の資料が段々　ネット上での書き込みで明らかになっては　降り　この写真が撮られた昭和18年から　陸軍航空技術研究所に御勤めとの事ですので　当日・戴いたのか？　後日・戴いたのかは　不確かですが・・・・・

　以前のネット上では　陸軍の観測隊が厚岸町にて観測との記載が有ったと記憶しております。

　明日は　晴れるのでしょうか？　　とても気がかりです。

　色々調べては　見ましたが如何やら　この年の写真が少ない様でUpしてみました。

　

　

金環日食・昭和１８年２月５日 1

　金環日食パート1

　1943年昭和18年２月５日　北海道を横切った金環日食が有ったのを御存知でしょうか？

　我が故郷で撮影された貴重な写真です。

　判りにくいかも知れませんが　右側にコロナの様な物が有り

　薄いのですがぐるりと光の輪が一周して居るのが良く判ります。

　当時は　大東亜戦争『太平洋戦争』の真っ只中で此の事自体が　軍事秘密とされていました。

　気温・気象情報に関しては　軍事機密でしたので此の時の資料が殆ど無いのも頷けます

　この写真は　北海道　釧路国厚岸町字真龍『当時の住所記載』の学校の横で写した写真です。

　記載を確認すると　皆既日食の中心線上に有った我が故郷の　真龍校奉安殿　東側にて撮影と有ります。

　色々な記述を参考にしますと　当時は　快晴で雲一つ無い青空と有ります。

　父の旧いアルバムに張られている　思い出のアルバムの一つです。