

早稲田が小島の完封で立教を制し、今秋初の勝ち点を獲得。
東京六大学野球の秋季リーグ第3週は、慶應対明治、立教対早稲田、共に第3戦までもつれたが、慶應が明治を、早稲田が立教をそれぞれ2勝1敗で降して、勝ち点を獲得した。
第1戦は早稲田が5対1、2戦目は立教が延長10回のサヨナラ本塁打で1対0で勝利し、1勝1敗で迎えた早立戦の第3戦は、早稲田の小島(おじま/浦和学院)と立教の田中誠(大阪桐蔭)の左腕対決。小島は序盤こそ球が高く、制球に苦しむ場面もあったが、尻上がりに調子が上向き、随時140キロ前半~半ばの速球とキレの鋭い変化球で好投。被安打4、奪三振9と安定した投球で立教打線を完封。リーグ通算20勝を挙げた。
立教の田中誠も小島に劣らず好投を続けていたが、5回裏一死裏1死1・2塁の場面、瀧澤(山梨学院)の二ゴロで併殺を狙うも、ショート・笠井(桐蔭学園)がファーストへ悪送球。その間に二塁走者の福岡(川越東)がホームに還って痛い失点。立教はランナーは出すものの要所を小島に抑えられ、無得点が続くと、8回裏から登板した中川(桐光学園)が岸本(関大北陽)に内野安打、檜村(木更津総合)にセーフティバントで出塁を許して、二死2・3塁のピンチを招く。早稲田は池田(高岡南)に代打・田口(早稲田実)を送ると、田口がレフト線に落ちる二塁打で二者生還。早稲田が終盤に貴重な追加点を挙げ、9回表も小島が立教の反撃を許さずにゲームセット。早稲田が秋季リーグ初の勝ち点を獲得した。
ここで勝ち点を落とすと今季のリーグ優勝も厳しい状況となるなか、早稲田が踏みとどまった。慶應、法政がそれぞれ勝ち点2を挙げているが、早稲田は法政には敗れたものの、この後の東大、明治と連勝して早慶戦に繋げられれば、優勝の可能性も出てくるだろう。東大戦で取りこぼさずにしっかりと勝利し、勢いよく明治戦を迎えたいところだ。明治は既に慶應、法政に敗れており、早稲田戦を落とせば優勝は絶望的となるゆえ、早明戦は厳しい試合になりそうだ。次の第4週の法政と慶應の直接対決にも注目したい。
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■ 2018/09/24(月) 東京六大学 2018秋季リーグ戦 3回戦
立教大 - 早稲田大
神宮球場 第2試合 試合開始14:23 終了16:44 試合時間2時間21分
球審:鈴木/塁審:萩原、山口、瀧口/外審:
観衆:6000人
立 大 000 000 000 0
早 大 000 010 02X 3
【バッテリー】
(立)田中誠、中川-藤野
(早)小島-岸本
【勝】(早)小島
【S】
【敗】(立)田中誠
【本塁打】
≪立教大≫
(8) 種 田(4 大垣日大)
(7) 松 崎(4 横浜)
H 太田英(1 智辯学園)
(3) 飯 迫(4 神戸国際大)
(2) 藤 野(3 川越東)
(5) 江 藤(3 東海大菅生)
(9) 荒 井(2 佼成学園)
(4) 伊藤智(2 高田)
H 田 崎(4 長崎西)
R 井 上(4 履正社)
4 峯 本(4 大阪桐蔭)
(6) 笠 井(3 桐蔭学園)
(1) 田中誠(3 大阪桐蔭)
H 林 中(2 敦賀気比)
1 中 川(2 桐光学園)
P 田中誠 7/100/29/6/6/1/0
P 中 川 1/022/06/3/1/0/2
※(投球回数/投球数/打者数/被安打/奪三振/与四死球/自責点)
≪早稲田大≫
(3) 福 岡(3 川越東)
(4) 西 岡(4 早稲田実)
(7) 瀧 澤(2 山梨学院)
(2) 岸 本(4 関大北陽)
(6) 檜 村(3 木更津総合)
(9) 黒 岩(4 長野日大)
9 加 藤(3 早稲田実)
(8) 池 田(4 高岡南)
H 田 口(3 早稲田実)
R8 小太刀(4 日本文理)
(5) 金 子(2 早稲田実)
(1) 小 島(4 浦和学院)
P 小 島 9/137/32/4/9/2/0
※(投球回数/投球数/打者数/被安打/奪三振/与四死球/自責点)
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【東京六大学 秋季リーグ 順位表】※2018/09/24現在
1位 慶大 5/4/1/0/2/.800
1位 法大 6/4/1/1/2/.800
3位 立大 5/3/2/0/1/.600
4位 早大 6/3/3/0/1/.500
5位 明大 6/1/4/1/0/.200
6位 東大 4/0/4/0/0/.000
※(試合/勝利/敗戦/引分/勝点/勝率)

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