
しかし、二酸化炭素は地球温暖化の要因の1つにすぎない上、割合も微々たるものにすぎない。
メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。
クラウディア──陰謀論好きのハーフの美女。
クラウディア 山本弘さんはASIOSの『検証 陰謀論はどこまで真実か』の中で次のようなことを言っているわ。
なぜ二酸化炭素は地球温暖化の原因と考えられているのだろうか?簡単にいえば、「他に容疑者がいないから」である。(中略)
有史以前の気候変動については、ミランコビッチ周期が原因だという説が有力だ。地球の歳差運動(地軸が2万5800年周期で旋回する運動)や、地軸の傾斜角の変化、地球の公転軌道の離心率の変化の3つの要素が重なり合い、地球への日射量が周期的に変化するというものだ。しかし、こうした変化は何千年もかけてゆっくり起きるもので、短期的な気温上昇の原因とは考えられない。
一方、大気中の二酸化炭素の濃度が増えていることははっきりしている。1958年からハワイのマウナケア山で行われてきた観測のよれば、1958年には315ppm前後だった二酸化炭素濃度が、50年後の2008年には385ppm前後まで増えている。つまり、最も疑わしいのは二酸化炭素なのである。
メシア 下條准教授によると、二酸化炭素増加による地球温暖化メカニズムは科学的には筋が通っており、IPCC委員の杉山大志さんも二酸化炭素説を否定はしていない。
クラウディア そうなんだ。
メシア が、しかし、だ……。
山本さんはまったく触れてないけど、二酸化炭素が占める割合は驚くほど小さいものなんだ。
クラウディア どういうこと?
メシア まずIPCCは、地球の二酸化炭素濃度が2倍になると、1.5℃〜5℃上がると主張している。
ちなみに上昇する気温のことをΔT(デルタティー)という。
クラウディア うん。
メシア 一方、伊藤教授は『観測による気候感度の推定─CO2濃度が2倍になると気温は何℃上がるか』という総説の中で3つの研究を紹介しているんだ。
1つ目。レディング大学の研究では、ΔTは1.6℃。
2つ目。ロチェスター大学の研究では、ΔTは1.1℃。
3つ目。人工衛星による気温測定の権威、スペンサー博士の研究では、ΔTはなんと0.6℃。
クラウディア 0.6℃!?IPCCの下限値よりずっと低いじゃない!
メシア IPCCの見積もりはコンピューターシミュレーションによるものなんだけど、それを信頼していた人たちには愕然とする結果だろうね。
このように、二酸化炭素が地球温暖化の要因の1つであることはたしかなんだけど、その割合は微々たるものにすぎないんだ。
最後に、ダメ押しの情報。
クラウディア まだなにかあるの?
メシア 前述のスペンサー博士によると《負のフィードバック》といい、二酸化炭素が増えても、その影響でできた水蒸気によって雲が増加し、太陽光が遮られて温度上昇がおさえられるという現象があるそうなんだ。
つまりΔTがわずか0.6℃でおさえられたのは、二酸化炭素が増えたおかげというわけなんだよ。
クラウディア なんてこと……。
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